【独占】結局、千原せいじはなぜ僧侶に!? 真意を直撃インタビュー「これからも“ジジイ”は“ジジイ”やし、“ババア”は“ババア”です」

自身のInstagramで法衣姿の写真とともに“得度”して天台宗の僧侶になったことを報告し、世間を大いに驚かせた千原兄弟の千原せいじ。5月22日(水)には、今度は「僧侶になった訳」と題してYouTubeチャンネル「せいじんトコ」を更新、動物専門の供養を行う僧侶になったことや、その理由などを自ら説明しました。とはいえ、あまりに突然、かつ衝撃的すぎて頭の中はまだまだ疑問だらけ……ということで今回は、せいじに直撃インタビュー! 早くもハマっているという作務衣姿で、現在の思いや今後の展望などを語ってもらいました。

出典: FANY マガジン
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「これも縁やな」と思った

――まずは得度(僧侶となるための儀式を行い、仏門に入ること)おめでとうございます。改めて僧侶となった理由を教えてください。

全然、むかしから考えていたということではないんですよ。僕はいま54歳なんですが、僕くらいの世代の方が突然亡くなったりするニュースって、けっこう多いじゃないですか。それで最近は、夜寝るときに「明日、目覚めるかどうかも一か八かやな」と思うようになって。それなら、いつまでも自分の欲に忠実に生きるより、誰かの役に立つことで、自分が生きた証みたいなものを残したいなと考えるようになったんです。

それで、あるとき仕事で千葉の田舎のほうに通うことがあって、車を運転していたら、道端で車にはねられたであろう動物の亡骸を多く目にしたんです。その姿がかわいそうで、何かできることはないかと思いました。

僕は世界の貧困問題や子ども、若者の問題を解決する活動を行う一般社団法人「GiveAway」の理事も務めているのですが、その協力者の方からも、動物のためになる活動をやってほしいという声をもらっていて、それも頭の片隅にあったのだと思います。

出典: FANY マガジン
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そうすると不思議なもので、突然、動物保護の活動をしている人と知り合う機会が短期間で何度も重なったりして。そんなことは、この54年間いっさいなかったのに、ほんと不思議なもんやなって。これも縁やと思ったら、もう迷いなく決断できました。

相談しても困らせるから勝手にやった

――得度にあたり、ご家族や相方の(千原)ジュニアさんにまったく相談されていなかったということにも驚きました。

だって、相談されたほうも困りますやん。それっぽいことを何か言わなあかんしね(笑)。得度式をするという意味が、まずわからないでしょう? でも、人生にかかわることやし、相談に乗っている“フリ”はせなあかんから、もうしんどいじゃないですか。まわりにしんどい思いはさせたくないから、自分で勝手にやりました。

――得度をすることで、せいじさんは何ができるようになったのでしょうか?

これは天台宗の方ともご相談のうえですが、僕がやっていきたいのは、僕の読経によって、亡くなった動物が仏様になって、いつか飼い主が仏様になるのを同じ場所で待てるようにすることです。動物は「畜生道」やというて、人間の仏様と交わることはないという解釈らしいのですが、このご時世、ペットと飼い主があの世でも一緒にいられたらいいじゃないですか。

――今後、ファンの人が、せいじさんに亡くなったペットの供養をお願いすることもできるのですか?

もちろんです! ただ、これは仕事ではなく、縁なので、時間的な問題などですべてをお受けすることはできないです。ご縁がありましたら、いつでもお手伝いさせていただきますという感じです。

出典: FANY マガジン
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――世間からもかなり驚かれたと思うのですが、そういった反響についてはいかがですか?

実は、得度ってそんな「すげぇ」ということではないんですよ。これで偉いお坊さんになったということではなく、ここから仏教を学び始めるので、“学校に入学した”みたいな、そんな感じなんです。まだまだ修業の身で、皆さんと変わりません。

「すごい」という声が多かったことで、いかに仏教が皆さんの生活に根付いていないかを実感しましたね。

芸人活動には支障はない

――お笑いの仕事とのバランスはどのようになっていくのでしょうか?

いや、バランスなんて別になくて、縁あるほうでやります。僕は天台宗で「靖賢(せいけん)」という僧侶名をいただいたのですが、“靖賢”として携われることと、“千原せいじ”として携われることと、早い者勝ちじゃないですけど、先にいただいた依頼を優先するというだけです。

――何か、お笑いの仕事に影響が出るようなことはないのでしょうか。たとえば、言葉遣いを僧侶らしく丁寧にしなくてはいけないとか……。

いえ、いわゆる禁止行為のようなことはほとんどなくて、これからも“ジジイ”は“ジジイ”やし、“ババア”は“ババア”です(笑)。ただし、天台宗の解釈を間違って発言することがあれば、お叱りを受けたりすることはあるかもしれませんね。

出典: FANY マガジン
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――今回の得度について、身近な人からの反響はありましたか?

昨日、番組収録で一緒になった、ますだおかだの増田(英彦)が言うてましたけど、増田のラジオで、西川のりおのおっさんが僕のことボロクソ言うてたらしいです(笑)。仲がいいからだとは思うんですけどね。詳しく聞こうとしたら本番になってしまったので、どんなことを言っていたか知っている方がいたら、僕のInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)にでも書いてほしいわ。
あと、(ハイヒール)リンゴ姉さんには、今度ゆっくり話聞かせてって言われました。

――これから修業が始まりますが、その様子を「せいじんトコ」で発信したりもするのでしょうか。

お見せすべきものとそうでないものとを判断しながらですが、やっていきたいです。

“ハゲ”が“ツルツル”になったくらいで何も変わらない

――今後、僧侶としてやりたいことは何ですか?

最近は、お墓参りすらしない人が増えていると聞きますが、僕らが子どものころって、お寺の境内でよく遊んだり、特別な日にお団子をもらいに行ったり、お寺がもっと身近やったと思うんですよ。だから、いつか自分の寺を持てたら、境内にライブ小屋を作ったりして、人が集まって親しめる場所にしたいですね。

ちなみに、得度を受けているという方は、社会的に成功されている方が多いんです。ご先祖の供養や節句、神事などをきちんと行うことは、やっぱり大切なんやなと思いますね。

それから、最近は行儀の悪いジジイやババアが多すぎるでしょ。もちろん、すべての方ではないですけど。そういうジジイやババアを相手に説教……じゃなくて、彼らをアップデートしていきたいんですよ。「ちょっとおまえら行儀悪すぎるぞ」と。動物ではないので、ちょっと意味が変わってきますけど。

出典: FANY マガジン
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自分の行儀の悪さに気づけず、亡くなったあとに誰も葬儀に来ないとか、そういう方もいてかわいそうやないですか。だから、向こうからしたら大きなお世話でしょうけど、「そのままやったら、1人で死ぬことになるで、寂しい葬式になるで」って伝えていきたいです。さらに、それが僕らの下の世代に伝われば、彼らはかわいく、行儀よく、年を重ねようと努力すると思うので、そうやって、いい連鎖を作っていきたいんですよね。

――最後にファンの人たちへのメッセージをお願いします。

大きな話題にはなりましたが、僕自身、本質的なところは何も変わっていなくて、“ハゲ”が“ツルツル”になったくらい(笑)。千原兄弟・千原せいじとしての活動も変わりません。

もし今後、新たに加わる「靖賢」としての活動に協力したいと思ってくれる方がいらっしゃったら、ぜひ、声をかけてほしいですね。


YouTubeチャンネル「せいじんトコ」はこちらから。

僧侶になった理由や今後の活動については、以下の動画でも語っています!
「僧侶になった訳」はこちらから。
「【極秘】極楽とんぼ 山本圭壱の知られざる真実」はこちらから。
「【心霊】地面から伸びる遊女の腕…家田荘子が25年供養を続ける吉原を歩く」はこちらから。
「ゲリラに誘拐された女の子…」(家田荘子ちゃんねる)はこちらから。

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