芸人、アーティスト、パフォーマーなど、ジャンルは問わず純粋に「面白さ」を競い合う『発掘!おもしろ東北人2024』と、全国各地の自治体と吉本興業が連携し、地域の魅力を発信するイベント『フルサト超感謝祭in山形』が、8月25日(日)に山形市内で同時開催されました。イベントを盛り上げるため、東北各県の住みます芸人も集結! 宮城県住みます芸人として参加したバクコメ・半澤弘貴が、笑いに包まれたイベントの様子をレポートします。
ココリコ・遠藤が7年連続出演
今年で第10回を迎える「おもしろ東北人」。決勝会場である「ムービーオンやまがた」には多くの観客が来場し、地元のヒーローの登場を待ちわびています。
7年連続の出演で、個人的に賞も選出している総合MCのココリコ・遠藤章造の挨拶で場があたたまったところで、いよいよ出場者たちのパフォーマンスがスタート!
まず登場したのは、青森県代表のやざわ笑吉。矢沢永吉の『止まらないHa〜Ha』を歌いながらの早着替え芸を披露します。続いては、山形県代表のオルオルボナール。正統派コントの男性コンビで「お前に娘はやらん養成スクール」というネタで観客を沸かせました。同じく山形代表の熊澤伸昭は、声の振動だけでグラスを割るというエキセントリックな芸を披露しますが……。
会場をざわつかせるローカルパフォーマーが続々登場!
そして岩手県代表の、宇宙猫☆モネコ。奇抜な衣装でスコップ三味線をするファンタジーパフォーマーです。続いて宮城県代表は、あがいん直。酔いから覚めたら不思議な物語が始まるという正統派一人コントを熱演しました。また同じく宮城県代表のSOTAROは、ピアニカの音が響くなか、斬新な絵をステージ上で描き、会場をざわつかせます。
秋田県代表は、男性コンビのキャミソウルブラザーズ。BGMに合わせた動きのみの、体を使ったパフォーマンスを披露しました。そして福島県代表は、女性コンビのレッド・べコーズ。口笛の大会で世界1位という実力者であるにもかかわらず、その口笛を使わない鳥の鳴き声のモノマネをするという謎の芸で観客を翻弄しました。
優勝は全会一致で…
審査の結果、遠藤章造賞は宮城県代表のSOTAROに、審査員特別賞は福島県代表のレッド・べコーズに決定! そして栄えあるグランプリは……山形県代表の熊澤伸昭に! 「高音の歌声の振動でグラスを割る」という、あまりにもくだらない、あまりにも斬新すぎるネタが大ウケし、全会一致での優勝となりました。もちろん、グラスはまったく割れていません(笑)。
賞金10万円と副賞が贈られた熊澤は「この賞金を何に使いますか?」と質問されると、「バカラのグラスを買いたいです!」と即答。バカラのグラスで、さらなるチャレンジに期待が膨らみます!
東北のエンタメから目が離せない!
「おもしろ東北人」のあとは、『フルサト超感謝祭in山形』が開催! 「市町村長うた自慢まち自慢」や、東北地方の住みます芸人による東北マルシェイベントなど、内容も盛りだくさんです!
山形県金山町の佐藤英司町長と、大江町の松田清隆町長による熱唱が会場を盛り上げ、また屋外で開かれた東北マルシェイベントでは、住みます芸人が育てた野菜、開発した商品などが販売されました。そしてステージでは、エバース、インポッシブル、くまだまさしによるお笑いライブ! 会場は爆笑の渦です。
最後は、出演者全員で『明日があるさ』を歌い、イベントは終了。ほのぼのと楽しい空気があふれ、また、各県のよさやそこに暮らす人々の人柄も感じられた素晴らしいイベントでした。
来年もここから、新たな「おもしろ東北人」が発掘され、東北のエンタメに新たな1ページが刻まれることになるでしょう。これからも、このイベントから目が離せません!