東京の女性芸人のなかで“オシャレ番長”として名高い光永(ひなた)。instagramでは日々、カラフルでメンズライクなコーディネートをアップし、その高度なオシャレテクが注目されています。自身がプロデュースするブランド「so.C.hu(ソクチュウ)」では、季節ごとに新作を発表し、そのオシャレ眼力を発揮したアイテムが好評を博しています。
連載第3回となる今回は、もうすぐ発売される2024AW(秋冬)のアイテムを、後輩の男女コンビ・エレガント人生(山井祥子、中込悠)がモデルとなって撮影を行いました! 芸人が着こなすso.C.huの世界へいざ!
「ユニセックス」でエレガント人生にぴったり!
まず「so.C.hu 2024 Autumn & Winter Collection」のテーマについて光永に聞くと、こんな答えが返ってきました。
「Where are you going all dressed up?(そんなオシャレしてどこ行くの)」
光永によると、「この服を着て出かけてご近所さんに会ったら、『あれ? どこ行くの?』と振り向かれちゃうようなお洋服をつくりました」とコンセプトを語ります。
今回、用意したのは2パターン。パーカーはリブランディングする前から出していた人気のアイテムを改めてブラッシュアップしたもの、そして、もうひとつは「今回のシリーズの看板アイテム。エレガント人生の2人に着てもらいます」と期待を寄せている様子。
今回、エレガント人生を抜擢した理由について光永に尋ねると、「so.C.huはユニセックスブランドなので、男女どちらにも着てもらうことを考えたら、エレガント人生はぴったりだなと思って。どっちもお洋服好きだと思うし」とのことでした。
「2人とも人形みたいでイイね!」
エレガント人生の着替えが終わって、いよいよ撮影がスタート。ピンクのパーカーを着た祥子は、「生地がよくてあったかいのと、シルエットがすごくかわいい!」と笑顔で語ります。中込も「まじ若返った感じです!」と35歳とは思えないカップルコーデを見せていました。
モデルの仕事は初めてというエレガント人生に、光永がポーズの助言をする場面も。どうしていいかわからないと悩む中込に「ピースとか絶対しないでね(笑)」とやんわりツッコむなど、仲のよさが感じられた、笑いのあふれる撮影となりました。
パーカーの撮影が無事に終わると、2着目のワンピース&セットアップに着替えます。光永曰く、「こだわったのはジャケットの素材感。けっこう何回も素材を変えました。つくってみたらペラペラだったり、厚すぎたり。生地の厚み、光沢、色味に納得できるまでに時間をかけました」とのこと。
それだけに、中込のセットアップは絶妙のオシャレ感がキラリ。祥子のワンピースはすそをバルーンに絞ることができるつくりで、「ひとつで何通りも着回せるのがso.C.huのテーマでもあるので!」と光永が話すとおりの工夫が施されています。
撮影中も、モデルはもちろん、服がキレイに見えることを気にかけながら、撮影したカットをチェックしていきます。エレガント人生に手をつないでもらったカットは「2人とも人形みたいでイイね!」と、作り手として大満足の様子でした。
35歳が大学生みたいに若返る服
和気あいあいとした撮影が無事に終了して、ひと息ついた3人。さっそく、この日の撮影を振り返ってもらいました。
――セットアップ&ワンピースは、着てみてどうでしたか?
中込 ふだんは着ない感じの服だったんですけど、カワイイとカッコイイのどちらもがあって「すげぇな」って思いました。シルエットはかわいいんだけど、色味はカッコよくて。
祥子 私は、これを着てテーマパーク的なところに行きたいなっていうぐらいに感じました。リボンとかチュールとか、女の子が憧れているものが詰まっている1着だなと。それでいて、すそがバルーンになるので着回しもできるし、めちゃくちゃいい!
――コンビでお互いに見てどうでしたか?
祥子 (中込の服を見て)私のほうが似合うんじゃないかな。
光永 確かに似合いそう!
中込 まじでユニセックスなのがいいですよね。着幅とかもあるから、どんな体型の人が着ても大丈夫そう。
祥子 ね! 私が着ても悠ちゃんが着てもよさそうだよね。
中込 祥子のワンピース姿を見て思うのは、祥子のためのみたいな服だなと。そのくらい似合っている。
光永 いや、ほんまそうやな。モデルとは違う、男女の平均のサイズ感の2人が着てくれて。めっちゃリアルなんだけど、めちゃくちゃオシャレにかわいく着こなしてくれたので、うれしいです。あと、着てみた人の感想を聞けたのはコレが初めてなので、それもめっちゃうれしい!
――では、パーカーのほうはどうでしたか?
中込 おそろいとかで着たら、すごい可愛いと思う。下がデニムでもなんでも、なじみやすい色味っていうのもよかったです。
祥子 私が着たピンクのは、世の中にいろんなピンクがあるけど、私がいちばん好きなピンクだったんです。なんだろう、ガムみたいなピンクというか。だから、ほんとかわいかったです。
光永 うわ、私、当てれたやん(笑)。
祥子 悠ちゃんは35歳なんですけど、大学生に見えました。そのぐらい若返る服ですね(笑)。
光永 男女で着ると印象も違って。女性しか見たことがなかったんですけど、男の子が着てもカッコよくまとまるところを目の前で見られたので、すごく貴重でした。
――今日、芸人とは違う光永さんの一面を見て、どうでしたか?
祥子 目が、ほんとに職人の目をしてました。その真剣な目をみて、「最大限かわいく見せなきゃ!」と気合入りましたね。
中込 服が好きな方がつくっているんだなっていうこだわりというか、工夫がたくさんあって、すごいなって。
∞ホールの廊下からランウェイデビュー!?
――逆に光永さんから見て、モデルとしての2人はどうでしたか?
光永 まず祥子は、品があって白が似合うなと。肌も張りがあってモチモチしてて、「贅沢女子」という感じなんですよね。ワンピースもぴったりだったし、パーカーのモチモチな触り心地と祥子のモチモチ感がマッチしてて、すべてを健康的にかわいく着こなしてくれたので、めっちゃ参考になりました。
中込くんは、自分で手が短いと話してて。だからなのか、一応、女性サイズでつくっているんですけど、Mサイズでぴったりでした。
中込 ちょっと長かったぐらいです(笑)。
光永 あとは、服が好きなんだろうなという感じで、力の抜き方とかめっちゃ上手でした。
――もしかしたらランウェイデビューもあるかもしれないですね!
中込 これを皮切りに、あるかもしれません(笑)。オファーがあるのかわからないですけど。
祥子 新しい扉を開けてしまった感じはありますね。ぜひso.C.huのランウェイでデビューさせてもらえたらと思います。
光永 (ヨシモト)∞ホールの廊下とかからになるかもだけど(笑)。そうなったときは、よろしくお願いします!
商品概要
so.C.hu 2024 Autumn & Winter Collection
受注期間:8月30日(金)15:00~9月8日(日)23:59
●パーカー(3色)
●ワンピース(2色)
●セットアップ(2色)
●ネクタイ(2色)
●デニムパンツ
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書籍概要
エレガント人生コンビ共著による小説『酔い醒めのころに』
発売日:2024年9月1日
出版社:玄光社
四六判:208ページ
定価:本体1,800円+税
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