小籔参加のSPセッションからスタート!
千鳥・かまいたちなど人気芸人が爆笑を届けた2日目【KOYABU SONIC2024②】

小籔千豊が主宰するフェスティバル『KOYABU SONIC2024』が、9月14日(土)~9月16日(月・祝)の3日間、インテックス大阪で開催されています。“音楽×笑い×ゲーム”をテーマに小籔が完全プロデュースしたコヤソニは、昨年からスタートした「フォートナイトエリア」も大好評。小籔も参加したSPセッションなどバラエティ豊かなアーティストや芸人がステージを盛り上げました。チケット完売となったイベント2日目の様子をお届けします。

今年も芸人の目利きに自信をもつ小籔が「えげつない芸人しか呼んでません!」と厳選した芸人が集結! 2日のネタブロック前半は、カベポスター、くらげ、ヤーレンズ、シシガシラ、金属バット、ハリセンボン、COWCOW、後半は千鳥、街裏ぴんく、藤崎マーケット、天竺鼠、かまいたち、ダイアン、中川家が登場し、各賞レースを賑わせている人気芸人たちが、世代や事務所の垣根を越えて、最強の笑いを届けました。

吉本新喜劇・今別府直之のこなれた前説もコヤソニの定番に。たくさんのお客さんを前に興奮した今別府がギャグを一発かましたあと、吉本新喜劇・松元政唯が「SEKAI NO OWARI/Habit」をダンスパフォーマンス! 12人の学生ダンサーを従えた見事なシンクロでお客さんを楽しませると、「無事に踊りきれてよかった…」と安堵の表情を浮かべました。

かまいたち・濱家も感動した驚きの歌唱力

出典: FANY マガジン
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VTRで“コヤソニアンバサダー”として大活躍しているエルフ・はるがドナリを決め、覆面画家Rockin’Jelly Beanが手掛けたイラストに重なるといよいよ開幕!

オープニングアクトは、小籔が「信頼する後輩、かまいたち・濱家に勧められた」という、ホリプロコム所属のハリウリサです。ダウンタウン・浜田のものまねで知られるハリウは、5月に念願の歌手デビュー。母への想いを込めたオリジナルソング「ヴィルマ」を熱唱し、透き通る美声で驚かせました。最後にコヤソニが盛り上がるように、浜田のものまねで「結果発表ーー!!」と絶叫。「なんの結果発表なん!?」と小籔もツッコみ、お客さんは大喜びです。

「ジェニーハイより練習した」小籔がドラムで参加

出典: FANY マガジン
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注目の「コヤソニSPセッション」は、昨年のコヤソニに出演後、2月に活動を終了したコロナナモレモモ(マキシマム ザ ホルモン2号店)のメンバーに小籔が加わった1日限りの企画。わかざえもん(4弦と歌)、赤飯(キャーキャーうるさい方と女声)、KSUKE(第5のパート DJ)にサポートメンバーを加えた5人が轟音を響かせると、後半2曲に小籔が参加!小籔は、この日のために何度もスタジオに入り、猛練習を重ねたといいます。「ジェニーハイより練習した」だけあり、高速ビートで難易度の高い「ロッキンポ殺し」「恋のメガラバ」をパワフルに完走。ドラマーとしての実力は本物で、メンバーもお客さんもこの日だけのセッションを楽しみました。

出典: FANY マガジン
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続いては、「えげつないエネルギー。ええ歌ばっかりやから!」と小籔が太鼓判を押すシンガーソングライター、うぴ子。バンドを従えたうぴ子は、アコースティックギターを力強くかき鳴らし、小さな体から発せられているとは思えない声量で情熱的な歌声を響かせます。曲間にMCを挟むスタイルでお客さんとの距離を縮め、最後はお客さんと<達者でな!>を合唱し、ノリノリで拳を上げてフィニッシュ! 今回のステージに「キックボクシングで鍛えて臨んだ」といううぴ子。小籔は、「若手とは思えない堂々としたパフォーマンス」と絶賛し、キュートな見た目とギャップのあるガッツに驚いていました。

出典: FANY マガジン
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毎年、コヤソニをピースフルな空気で満たしてくれるのは、ワタナベイビー(Vo.Gt)、小宮山雄飛(Vo.key)によるユニット、ホフディラン。冒頭から名曲「遠距離恋愛は続く」や「恋はいつも幻のように」の美しいハーモニーで包み込みます。そして、ワタナベイビーが「関西の人なら全員知ってるはず!」と自信たっぷりに歌ったのは、ホフディランがテーマソングを担当している「大阪ガス」のCM曲。<レレレのゴゴゴ♪>という耳なじみのあるメロディが飛び出すと拍手が起こり、大合唱に。ラストは、デビュー曲「スマイル」で、会場を笑顔で満たして締めくくりました。

出典: FANY マガジン
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音楽好きが注目したのは、カネコアヤノによるバンド「kanekoayano」。サポートメンバーとして活動していた林宏敏(Gt)、takuyaiizuka(Ba)、Hikari Sakashita(Dr) とともにバンドとして、コヤソニのステージに立ちました。彼女の歌声を初めて聴いたときからファンだという小籔。「気分」から始まったライブは、終始スリリングなセッションが圧巻で、4人が向かい合って鳴らす強靭なバンドアンサンブルと伸びやかな歌声で魅了しました。ライブ後のトークでは、「金属バットと天竺鼠が大好きです!」と明かしたカネコ。好きな食べ物は、蕎麦、枝豆…など激しい演奏とギャップのあるメンバーの素顔にも触れられ、ファンにとってうれしい時間に。

出典: FANY マガジン
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普段は弾き語りで活動するシンガーソングライター、川崎鷹也もバンド編成でステージへ。「しんみりさせるつもりはございません!」と勢いよく「カレンダー」からライブをスタートさせると、「君の為のキミノウタ」では、弾き語りスタイルで、柔らかな歌声を会場の後方まで届けます。「こんな景色を見られるなんて夢にも思わなかった!」とヒット曲「魔法の絨毯」に音楽への想いを込め、新曲「再会歌」では、躍動感たっぷりに盛り上げました。小籔は「川崎カラーがあるギターの音と声がいい!」とベタ惚れ。川崎は、「みんなが盛り上がってくれてうれしい!また出たいです!」と笑顔を見せました。

秋山竜次がアーティスト枠で出演!「TOKAKUKA」でコール&レスポンス

出典: FANY マガジン
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大歓声とクラップに促されるように登場したゲスの極み乙女は、「戦ってしまうよ」からスタート。続いて「猟奇的なキスを私にして」「アソビ」など、疾走感あふれるセットリストで盛り上げます。ラスト曲「アオミ」の前には、川谷絵音はこう話しました。「僕はこの3日間でライブを4回やるんですけど、そんなフェス、なかなかないです。それにアットホームだし、皆がイベントを観に来ている感じがして、すごくいいイベントだなと思います」。続けて、「舞台裏には芸人さんがたくさんいて、『かまいたちがいる!』とか、すごくミーハーみたいな気持ちになっちゃうんだよね」とも語り、会場を和ませていました。

出典: FANY マガジン
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昨年は“6000年に1人のアジアスター”ことペリー・キーとして参加したロバート・秋山ですが、今回は本名の秋山竜次で、さらにアーティスト枠での登場です。小籔が「レア度で言えばコヤソニで一番かもしれない」と紹介すると、「便所のタンクの上に咲く専門の花」、「実家の壁に住む専門のそばかす少女」、そして「焼肉の会計の時に現れる専門のガム」の3曲を立て続けに披露。さらに「ちょっと変な曲、何曲かあるから歌っていいですか?」と会場に問いかけてから、厳かで癒しを感じさせる「あやしくないから」、美しいピアノの旋律に乗せて、体重を9キロ落としたいと歌い上げる「願い」、そして会場とのコール&レスポンスで盛り上がったラストの「TOKAKUKA」まで、一気に走り抜けました。

出典: FANY マガジン
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「えげつない歌声に、ビビり倒してください」と小籔が紹介したのは、yamaです。トレードマークの青い髪と白いパーカー、そして仮面はどこかミステリアスな雰囲気。「色彩」「こだま」と続き、小籔が絶賛した歌声は瞬く間に観客を魅了。バラード曲「Oz.」では、優しくも強さが伝わる響きに観客の皆さんも聴き入っているようでした。そしてyamaの1作目の楽曲「春を告げる」で締めくくり。MCでは、サポートメンバーの吉田雄介氏(Dr)が、小籔のドラムの先生であり、ジェニーハイでボーカルを務める中嶋イッキュウのバンド、tricotのドラムだと明かし「縁がつながっていて、勝手に『帰ってきたな』という気持ちになっています」とコヤソニ愛を語りました。

出典: FANY マガジン
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そしてコヤソニではもはや常連、EGO-WRAPPIN’の登場です。小籔も「毎年、お世話になってます! 盛り上がる準備はよろしいですか!」とあおりまくり! 1曲目は「GO ACTION」、そして「human beat」と続け、エネルギッシュなパフォーマンスで会場のテンションを一気にぶち上げます。さらにエイス・オブ・ベイスの大ヒット曲「All That She Wants」のカバーは激シブの仕上がり。「ありがとう、おおきに!」という中納良恵の気さくなMCも「今日は30分1本勝負やから!」と手短に済ませ、ファン待望の「くちばしにチェリー」で、ボルテージは最高潮に! 会場が一体感に包まれました。

さらなる盛り上がりを見せたフォートナイトエリア!

初日から引き続き、4号館のフォートナイトエリアでは、川畑泰史、吉田裕、諸見里大介といった新喜劇メンバーや人気芸人、有名配信者たちと来場者のプレイが行われました。第一部には人気配信者のぶゅりる、Wickesyの2人。第二部にはカジサック(キングコング・梶原)、麒麟・田村裕、第三部はくららが登場。抽選で選ばれた参加者たちとゲームを楽しんだほか、新喜劇メンバーのサイン色紙のプレゼントも行われました。

出典: FANY マガジン
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川畑は登場早々「昨日、ビクロイ(Victory Royale=1位)を獲った!」とアピール。しかし、ぶゅりるがステージに上がったときの盛り上がりを見て「(自分と)全然違う!」と悔しがります。三部に参加する予定のくららが一部に登場し、ゲームに参加、解説を担当するサプライズもありました。

カジサックはファンが最前列で待ち構えるなか、ステージへ。自前のコントローラーを持ち込み、やる気十分ですが、ゲーム自体は久しぶりとのこと。参加者といっしょにプレイし、ゲームを楽しんでいました。途中には小籔も登場。上達のコツを配信者に教えてもらっていたほか、会場で即席サイン会&撮影会を行うなど、ゲームも含めて初日以上の盛り上がりを見せていました。

トリはジェニーハイ! コラボしたyamaの美しい歌声に川谷が思わず…?

2日目のトリを務めるのはジェニーハイ。コラボ楽曲がたくさんあるジェニーハイですが、コヤソニ2日目は「モンスター feat. yama」。再びステージに登場したyamaに、「また一緒に歌えてうれしいです!」と中嶋イッキュウもにっこり。コラボ曲で上げた会場の熱量をそのままに、ラスト曲「片目で異常に恋してる」まで一気に走り切りました。

出典: FANY マガジン
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ライブ後、yamaもトークに参加。yamaは「めちゃくちゃ楽しかったです!」と弾んだ声で答えます。川谷はyamaのことを「声がすごい」と絶賛。演奏中、「イヤモニで聴いていて、(聴き惚れて)ギターを間違えてしまった」と告白する一幕も。イッキュウも「心地が良くて、一緒に歌えるのが光栄で、貴重な時間でした」とうれしそう。これを受けて、yamaは「いつでも呼んでください!」と気さくに答えていました。

公演概要

KOYABU SONIC 2024
日程:9月14日(土)、15日(日)、16日(月・祝)
場所:インテックス大阪 4号館・5号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)

KOYABUSONIC2024ホームページはこちら