紅しょうが・稲田「セミヌード写真展」言い出しっぺのさや香・新山が「すごっ! やっぱり強さがありますね」

紅しょうが・稲田美紀のセミヌード写真展『MARRY MIKI』が、10月17日(木)~20日(日)の期間、東京・QFgallery渋谷で無料開催されます。『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』(日本テレビ系)の優勝賞金を使って開催される今回の写真展。開催直前のタイミングに稲田本人と、今回の写真展のきっかけとなったという“スペシャルアドバイザー”のさや香・新山に話を聞きました!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

さや香・新山「精神面のケアもしていきたい」?

――今回の写真展は、新山さんの一言がきっかけで企画がスタートしたそうですね。

稲田 THE Wで優勝したあと、相方の熊元(プロレス)さんはホストに賞金を使うと言っていたんですけど、私は親と旅行に行くくらいで何に使うか決めていなかったんですよ。5月ごろ、新山くんに相談したら「写真集がいいと思う」と言われて、「めっちゃいいな」と。ただ、途中から「(形として)残すのはイヤやな」と思って今回の写真展になりました。だから、きっかけは新山くんなんです。

新山 当時のことは、はっきりと覚えていないんですけど……。やっぱり綺麗な稲田さんを見たいと思ったんやと思います。

稲田 (笑)

新山 「そのとき、なんで写真集を提案したんやろう」と振り返ると、稲田さんの外見の美もそうなんですけど、やはり内面の美をもっと出していってほしいし、それが届いてないのはもったいないなって。THE Wの女王になったことで、そこを押し出す環境が整ったのかなと思います。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――写真から、稲田さんの内面の美も出ますか。

新山 「出る」って僕は確信していますね。

稲田 (笑)。いきなり「『スペシャルアドバイザー』って呼んでください」と言ってきたけど、ずっとその感じで喋るやん。

新山 動き始めてから、1回電話もいただきましたもんね。

稲田 新山くんに電話をするのは初めてだったと思うんですけど、いろいろ相談させてもらいました。

新山 そういう夜もあったということですね。僕はきっかけになっただけで、撮影などすべて稲田さんに任せました。

稲田 そのとき、「結局、赤字になっても黒字になっても話になりますよ」と言ってくれましたね。あとは「MIKIを安売りしてほしくないです」と(笑)。

新山 何より、MIKIの価値が下がってしまうのはよくないですから。

――(笑)

新山 今回の写真展をやるにあたって不安とかいろいろあると思うんです。スペシャルアドバイザーとして、精神面のケアもしていきたいですね。

稲田 (笑)

新山 ちょっと前に(稲田さんから)「ふるさと納税で食べきれん量がきたから、シャインマスカットを渡したい」と連絡が来たんですよ。おそらくそれは口実で、メンタル的にだいぶ不安だったから、スペシャルアドバイザーに1回会いたかったんだと思います。

稲田 ちゃうちゃう(笑)。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

“MIKI”を煮詰めたものがアート

――カメラマンやメイクなど、精鋭を集めて開催されることになった『MARRY MIKI』のコンセプトを教えてください。

稲田 カメラマンの方やスタイリストの方から「どんなものを撮りたいか」と聞かれたんですけど、めっちゃ難しくて……。自分は「カッコよく撮ってもらったら」と思っていたんですけど、「そうじゃなくて形容詞で」と(笑)。

いろいろ(キーワードを)送ったなか、スタイリストさんが「『新しい婚活』ってあまり聞いたことがないから、これをメインにしたらいいと思う」と言ってくださいました。写真展で飾っているなかには、結婚(のキーワード)に繋がる写真も飾られているので、楽しんでもらえたらなと思います。

――このコンセプトは、新山さん的にはどうでしたか?

新山 いいと思います。男女平等が叫ばれて長いのになかなか進んでいけへんなか、この稲田さんの写真展は「時代の転換点」になるというか。

稲田 は?

――(笑)

新山 コンセプトを聞かれて出した稲田さんの回答が「新しい婚活」って、そこにぴったり当てはまるし、間違いなくここから新しい時代が始まると思います。

稲田 始まらんよ!(笑)

――セミヌードは誰のアイデアだったんですか?

稲田 セミヌードは何年か前に撮ったことがあるんですけど、カメラマンさんやメイクさんなどプロにお任せして、もう1回やるのもありなのかなって思って決めました。

出典: FANY マガジン

――どんな写真が展示されるのか、すごく楽しみです。

稲田 新山くんに1枚見てもらおうかな。

新山 (写真を見て)すごっ! やっぱり強さがありますね。もちろん視覚的に美しさや柔らかさも感じるんですけど、その奥に芯を感じるというか……。セミヌードを撮るにあたって、あんまり(体の)調整とかしてないんやって(笑)。

稲田 カメラマンさんには「痩せんでいい。それがリアルでめっちゃいいから」と言われたんですよ。だから、めっちゃリアルな写真もあります。

新山 この1枚を見ただけで、愛らしさ、強さ、美しさが伝わってきます。

――来場したいと思っている方は楽しみにしてほしいですね。

稲田 言い方がめっちゃムズイんですけど、水着を着てどうこうじゃないし、私の顔じゃない写真もあって、めっちゃアート展なんですよ。エロい感じに思われがちなんですけど、そんなんじゃないんですよね。

新山 (何点か写真を見て)ほんまそうっすね。アートやけど、そのままって感じ。

稲田 そうやね。

新山 アート的にも転換点になりそうですね。「リアルを突き詰めるとアートになるんだ」って。

――それはMIKIにしかできないと。

新山 MIKIを煮詰めたもの……それすなわちアートというか。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

稲田「丁寧に見てもらえたらいいな」

――写真を撮る際に、スタッフから何か言われたことはありますか?

稲田 コンテンポラリーダンサーのピナ・バウシュの映像を見てきてくれって言われたんですよ。裸でコンテンポラリーダンスを踊るシーンもあって、ちゃんとは理解できなかったんですけど、恥ずかしがらずにやったらいいんかなと思いましたね。

新山 それいつくらいですか?

稲田 8月半ばとかだったと思う。

新山 なんか、その時期に急に(稲田さんが)変わったんですよ。

稲田 もうええって(笑)。あと今回、おカネを出してもらわずに自分でやったんですけど、会社から「完成したら写真をぜんぶ見せてほしい。わいせつ物陳列罪にあたるかどうか確認したい」って言われたのだけがほんまに悔しくて。私、おカネ出して捕まるの!?

――(笑)

新山 「おカネ出したのに逮捕される」……いちばんいいおカネの使い方です(笑)。でも、ゴッホとかピカソの絵の前で「2、3時間見てもうた」みたいな話あるじゃないですか。そういう人が続出する可能性もありますね。超シンプルだけど、惹きつけられる魅力があります。

――今回の写真展では、稲田さんもできる限り現場にいくそうですね。

稲田 そうですね。あと、ほんまに知らんかったんですけど、初日(10月17日)がたまたま新山くんの誕生日だったんですよ。これめっちゃ怖くて(笑)。

新山 こんなに嬉しい誕生日プレゼントはないですよ。

稲田 Instagramには名前を書いたんですけど、新山くんがきっかけを作ってくれたことをもっと大々的に言えばよかったし、その説明がしっかりできていなかったんで、今回の記事で「はじまりは新山くんだった」ということが伝わればいいなと思います。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――最後にメッセージをお願いします。

新山 先ほど初めて写真を見せてもらいましたけど、1枚見ただけで、ほかの写真も見たくなるし、写真展が4日間という地上に出てきたセミの命よりも短い儚さ……。稲田さんの本気を感じます。今後あるかどうかわからないので、皆さんにぜひ見に来ていただきたいです。

稲田 私も芸人でこれをやっている人がいたら、めっちゃ笑うと思うんですよ。でも、これを「めっちゃいい」と思って真剣に見たい人もいる。いろんな見方があっていいのかなと思うんですけど、できれば1回、ガマンしてほしいですね。時間をかけたぶん、丁寧に見てもらえたらいいなと思います。

新山 確かにいろいろな見方ができますよね。

稲田 もし笑ってるお客さんがおったら、無料なんであとでもう1回来ていただいて、ゆっくりご覧になるとかしていただけると嬉しいです。

新山 一般の方でこの写真を見て笑う方っていないと思いますよ。どちらかと言うと、涙の方じゃないですか? 稲田さんの本気度が伝わると思います。

文・写真=浜瀬将樹

写真展概要

MARRY MIKI』
会場:QFgallery渋谷(渋谷区神南1丁目3-2 久保井ビル3F)
日時:
10月17日(木)11:00~18:00
10月18日(金)11:00~18:00
10月19日(土)11:00~18:00
10月20日(日)11:00~20:00
入場料:無料
グッズ販売:
・ポストカード1枚 500円(全5種類)
・マグネット 2,000円

関連記事

関連ライブ配信

関連ライブ