11月17日(日)、東大生と芸人たちが考えた60問の謎解きイベント「東大×よしもと 別府公園ナゾトキ挑戦状~幻の謎解き倶楽部に入団せよ!~」が大分県別府市で開催されました。約500人の市民や観光客が参加、芸人たちの演出を楽しみながら、数々の難問にチャレンジしました。
東大生と芸人が60問を作成
このイベントは、東京大学の学部学生・大学院学生が社会でさまざまな体験から学ぶ体験活動プログラムの一つとして行われました。吉本興業は、東京大学と立ち上げた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」の一環としてプログラムに参加しており、謎解きイベント、別府での開催ともに初めてです。
東大生はこの日のために芸人と打ち合わせを重ね、構成やルールを考案。芸人が考案したものも含め、60問の謎解きを完成させました。
このプログラムは、地方創生や観光都市である別府の魅力を市内外に発信することを目的としています。当日、別府公園で開催されている「2024 別府市福祉まつり・市民と消防のつどい」に参加する形で開催されました。
ルールは、受付で配布されているパンフレットのQRコードをスマホで読み取り、「謎解き倶楽部」の入団試験に参加。スマホ内にあるヒントを参考にしながら、別府公園に散らばっている60の謎を解き、一定のポイントをためて、倶楽部の「会長」の印鑑をもらうと、「認定証」と景品がもらえるというもの。参加者は広大な公園を縦横無尽に探索し、東大生や芸人の考えた問題の数々に頭を悩ませていました。中には、謎が解けずに悔し泣きをする子どもの姿も見られました。
青木マッチョに人だかり
問題を背負いながら園内を周遊する、いわば「動く謎」を担当したのはかけおち・青木マッチョ。老若男女、さまざまな方から歓声が上がり、青木おなじみのネルシャツを真似た服装の子どもたちが集まってくるほどの大盛況ぶり。青木の周りには一日中、人だかりができ、たくさんの参加者の方と触れ合いながら、イベントを盛り上げました。
参加者を追い返すランパンプス
受付と認定証を渡す役割を担当したのがランパンプス。東大生と一緒に軽妙なトークで参加を呼び掛けました。後半には、ポイントを集めて終了したと思い込んだ参加者が「認定証」を受け取りに来ると、厳しい口調で「会長の許可がない!」と突き返す演出を繰り広げていました。実はまだ最後の関門があり、参加者は再び公園に戻っていきました。
寝ているすきに…
会長がいるテントを突き止め、最後の謎を解くと、1組ずつテントの中に引き入れられます。会長と、会長が寝ている間に起こさないようにこっそりハンコを押すよう促す秘書の役割を演じたのが、野良レンジャーの2人。参加者が無事に印鑑を押せた…と思いきや、秘書が「おめでとうございます!」と大声を出してしまい、目を覚ました会長に追い出される…というストーリーをコミカルに演じ、参加者も笑顔でテントを後にしました。
別府市長から感謝の言葉
イベント終了後には、東大生らが長野恭紘・別府市長を表敬訪問。長野市長は、別府市でこのイベントを開催したことへの感謝と、イベントで生まれた人との出会いを今後の人生の糧としてほしいと東大生にメッセージを送りました。