みんなの共感を勝ち取るのはレイザーラモン・RG か、はたまた藤崎マーケットか！？ 両者による対決「あるあるメタルオールスターズvsおるおるモノマネ ジャッジ ザ・プラン9」が、2024年12月31日（火）の大晦日、京都・よしもと祇園花月で開催されました。RGの「あるある」と、藤崎マーケットの「おるおるモノマネ」のどちらが会場の共感を得られるかを競うもので、この因縁の対決も今回でついに決着が！？ 観客は手に汗を握り、熱戦を見守りました。
「浅越ゴエあるある」でRGがロケットスタート！
イベントでは、RGが観客からのお題に応えて、ヘビーメタルの楽曲をバックに即興で「あるある」を歌い、対する藤崎マーケットは観客が箱から引いたメモに書かれた「おるおるモノマネ」を披露します。これまでの勝敗はすべてドロー。今回も実況解説はおなじみ、ザ・プラン9の浅越ゴエ、そして審査員には“豪華キャスト”が勢ぞろいしました。
まずは浅越ゴエによる高らかなコールを合図に、メタルバンド「コーン」のジョナサン・デイヴィスをオマージュしたコスチュームでRGが登場！ さっそくプロのミュージシャンが生演奏する、モトリー・クルーの『キックスタート・マイ・ハート』をバックに「浅越ゴエあるある」をぶちかまし、会場のボルテージを一気に上げます。
「浅越ゴエが短パン履いてるとこ見たことない」という「あるある」を贈られた浅越は「よく見ていますね！」と感激。勝つ自信はあるかと尋ねられたRGは「1億対0で勝ちます」と強気です。
対する藤崎マーケットもステージに登場すると、トキは「3京対0で勝つ！」と火花を散らし、「新ネタをめちゃくちゃ入れてきた」と気を吐きます。
審査員はザ・プラン9のメンバーですが、この日はそれぞれ“仮装”して登場です。そのスペシャルな顔ぶれは、真空ジェシカ・川北茂澄（きょうくん）、『孤独のグルメ』の松重豊（爆ノ介）、野々村友紀子（ヤナギブソン）、阪急電車・普通（コヴァンサン）、『ビバリーヒルズ高校白書』のディラン・マッケイ（お～い！久馬）とバラエティも豊か。持ち点はそれぞれ4点で、20点満点。観客だけでなく、豪華審査員の共感も得られるかが勝負の分かれ目となります。
初戦は幸せ気分いっぱいのおめでたい対決に！？
先攻はRG。翌日に結婚するという幸せいっぱいのカップルから「結婚あるある」というお題を出され、「一気にスパートをかけようか！」と挑発。ボン・ジョヴィの『イッツ・マイ・ライフ』に乗せて「結婚はうれしい」というシンプルな「あるある」を繰り出すと、ゴエは「もうちょっと凝ったあるあるを……」と困惑。トキは「角度ゼロ！ ボロ勝ちです！」と早くも勝利宣言です！
続いて藤崎マーケットのターン。2人仲よくお題を引くカップルの姿に、ゴエが「ちょっと早い、初めての共同作業です！」と盛り上げます。お題は「『おかあさんといっしょ』でよくある、一般参加している全然動かない子ども』。審査員のディラン・マッケイ（お～い！久馬）も「結婚する2人が『おるおるモノマネ』を引く姿が幸せそうで。僕はキャサリンと結婚できなかったのが残念」と目を細めるなど、おめでたい初戦となりました。
その後も名勝負が続きます。「コルセットあるある」では、RGが『イッツ・マイ・ライフ』で披露したものに納得できず、ザ・ブルーハーツの『人にやさしく』でやりなおす波乱も。しかし、「腰が痛くて『気～が～狂いそう～！』」と見事な歌い出しで会場の空気をたちまち自分のものに。
「数の子あるある」ではシャ乱Ｑの『いいわけ』に乗せて「のど乾く」「お寿司は細い海苔で巻かれがち」と、2つの「あるある」を入れる奥の手を見せます。するとこれを受けて、藤崎マーケットも「休み時間によくあった肩トントンするだけのノリ」「ラインを超えてしまった中学生」と2連発で勝負をかけて一気に優勢に！ それでもRGは「ここから1億点、獲る！」とまったく諦めていません。
“野々村友紀子”や“阪急電車”が高評価で大乱戦
いよいよ後半戦。11歳の女の子がいるご家族から出されたお題「ロングヘアあるある」で、「ちょうどいい曲があります」とRGが選曲したのはメタリカの『エンター・サンドマン』。重厚感たっぷりの演奏に乗せて、「伸ばし過ぎたらうんこ付くよ、笑い飯・西田は伸ばしすぎてうんこ付きがち」と熱唱して会場は拍手喝采。審査員の野々村友紀子（ヤナギブソン）も「選曲がよかった」と高評価です。
対する「おるおるモノマネ」は「『鳥人間コンテスト』でよく見る、すぐ落ちてしまう飛行機」などを披露。審査員の阪急電車（コヴァンサン）は「強風で折れるときの気持ちがちょっとわかる」と、乗り物ならではの共感を呼んだようで、どちらも20点満点を獲得。
RGはほかにも「年越しそば」「プリン」「HG」「キウイフルーツ」など数々出題されるお題の「あるある」を生み出し、対する藤崎マーケットも「『高校生クイズ』でよく見るスピードが早すぎてもうよくわからない灘高校生」や「新年にコンビニバイト入ってる奴」「都会でよく見かける逃げない鳩」などで応戦。最終戦まで勝負はどちらに転ぶかわからない大乱戦を繰り広げました。
エンディングは恒例のあの記念撮影
そんな熱戦の結果は130対126という僅差で藤崎マーケットの勝利！ 田崎は「やったー！ ついにやりました！」と大喜び。ゴエから「決着がついたので最終回になります」と告げられたRGは「そんなん言われたら……『気～が～狂いそう～』！」と『人にやさしく」で悔しさを爆発させますが、ゴエに「終わりました。負けたんですよ」と追い打ちをかけられ、「えー……」と肩を落とすのでした。
エンディングで恒例の「女子グループが海に行ったときに絶対に撮る写真」で記念撮影を終えて、いよいよ終演。「ずっと茶番が続くと思っていた……」と最後まで肩を落とすRGでしたが、なんとその直後、お客さんからの声援をきっかけに、イベントの継続が決定するという大どんでん返し！ RGはもちろん、全員が笑顔の大団円となりました。
