1月15日（水）20:00よりMBSテレビ（関西ローカル）にて、阪神・淡路大震災30年特番『刻み続ける1995年1月17日 ～あの日、現場で起きていたこと～』が放送されます（放送後TVer でも配信あり）。
様々な角度から“あの日”と向き合う
番組のMCを務めるのは、発災当時中学1年生で、高槻の自宅で揺れを体験した SUPER EIGHTの村上信五と、震災のあった1995年に神戸で生まれた清水麻椰MBSアナウンサー。
震災を身近に感じる環境で育ったふたりが、当時の貴重な映像や資料を紐解きながら、そこから得られた教訓、いまだ残る問題点、未来への防災につながる課題など、視聴者とともに様々な角度から”あの日”と向き合います。
日頃から非常に防災意識が高く、今回の番組出演を、使命感を持って務めるという村上が、自ら常備し、メンバーにもプレゼントをしたことがある、という防災グッズを紹介する場面も。
その他、スタジオには当時第1子を妊娠中だったというハイヒールモモコ、神戸・北区のマンションで独り暮らししていて被災した元・オリックス・ブルーウェーブの田口壮、阿倍野区出身で、震災当時はまだ生まれていなかった中条あやみらが出演。
阪神・淡路大震災の発災から30年
VTR では安田大サーカスの団長（当時20歳）が、その後芸人の道に進むきっかけとなるメッセージを遺し、震災で亡くなった親友とのエピソードを語ります。
番組では、ほかにもメディア初公開となる西宮消防局の救助活動最前線の壮絶な記録、“命の選択”を迫られた救命救急病院の医師の決断と葛藤や、国がいまだに数を把握する必要はないと言い切る「震災障害者」についても取り上げます。その当事者の30年間の思いや当時もいまもなくならない避難所での“犯罪”など“あの日現場で起きていたこと”を見つめ直します。
阪神・淡路大震災の発災から30年。区切りではありますが、決して終わりではありません。
いま改めて“あの時”を冷静に振り返り、心に刻み続け、向き合う“時間”を共有します。
エピソード① 「救助の最前線で何が？」
34人が命を落とした地すべり災害。現場で救助活動に従事した消防隊員を、村上信五自ら取材します。
エピソード② 「命の選択“トリアージ”～ある医師が下した決断～」
淡路島の病院で行われた命の選択＝トリアージ。その一部始終を記録したビデオテープの生々しくも厳しい現実。
エピソード③ 「お前芸人なれや～友が遺した言葉を胸に～」
発災当日の読売新聞夕刊に掲載された倒壊ビルを前に立ち尽くす“青年”の写真。のちの安田大サーカス団長でした。ビル倒壊で亡くなった親友から、その2日前にかけられた言葉が人生をかえたといいます。いまなお、その辛い体験と痛みを心に抱えながら、新たに目指す団長の夢とは？
エピソード④ 「忘れられた震災障がい者～進まぬ補償制度～」
阪神淡路大震災の負傷者43,792人のうち災害見舞金を認められたのはわずか64人。そもそも国は地震で障がい者になった人の数をカウントしていません。
声を上げられずに過ごしてきた震災障がい者が30年経っていま何を思うのでしょうか？
エピソード⑤ 「あの日、あの時、避難所では～女性たちの告白～」
大勢の人が一度に避難を余儀なくされた 1.17。避難所暮らしの「原点」ともいわれる当時を振り返りつつ、30年前の避難者に今を聞きます。
さらにいまだ解決されない、繰り返される悲劇とは？
MC・村上信五（SUPER EIGHT）コメント
あの震災から30年経ってようやく明るみに出たこと、知らなかったことも多すぎました。震災を経験している、していないにかかわらず、こういった情報や体験を知ることで今から、明日からの行動が変わるはずです。防災はもちろん、人間の関わり合い、助け合う、とはどういうことなのか、を考えることが重要だと思いました。
今回番組で語っていただいた事実、様々な思いはどれも実になるものばかりで、これを決して無駄にしてはならない、これからも紡いでいかねばならないと思いましたし、しっかりと次にバトンを渡さねばと、改めて感じるきっかけになる一日となりました。
番組概要
阪神・淡路大震災30年特番
『刻み続ける1995年1月17日～あの日、現場で起きていたこと～』
放送日時：1月15日（水）20:00～21:58
放送：MBSテレビ（関西ローカル）
※放送後TVerで配信あり
MC：村上信五（SUPER EIGHT）／清水麻椰（MBS アナウンサー）
ゲスト：ハイヒール モモコ、田口壮、中条あやみ
VTR出演：安田大サーカス・団長
