照屋年之監督(ガレッジセール・ゴリ)による新作長編映画『かなさんどー』が2月21日(金)から全国公開されます。公開を記念して、照屋監督がこれまで手がけたショートフィルム6作品が2月8日(土)18:00~21:00、3時間に渡ってBSよしもとで一挙放送されます。
“かなさんどー”な映画を一挙放送!
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2006年から映画監督としてのキャリアをスタートさせた照屋年之監督が、これまで手がけた作品の軌跡を辿ります。新作『かなさんどー』の元になった『演じる女』や名作『洗骨』の元になった『born、bone、墓音。』など、珠玉の短編映画が一挙に見られるのはこの番組だけ!
芸人としての人生・沖縄に生まれて地元を見つめ続けた人生・映画を愛して作り続けてきた人生が絡み合って生まれた作品群です。
ユーモアたっぷりでありながら、涙なしでは観られない、かなさんどー(沖縄の方言で“愛おしい”)な映画が出来上がったのは照屋監督だからこそ!
そして作品の間には照屋監督×活動写真弁士片岡一郎氏による特別トークも! 映画愛が溢れる二人だからこそ生まれる映画談義も含めてご堪能ください。
『かなさんどー』ストーリー
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妻・町子(堀内敬子)を失った父・悟 (浅野忠信)は、年齢を重ねるとともに認知症を患っていた。娘の美花(松田るか)は、母が亡くなる間際に助けを求めてかけた電話を取らなかった父親を許せずにいる。そんな父・悟の命が危ないと知らせを受け、苦渋のなか故郷・沖縄県伊江島へ帰ることに。父との関係を一向に修復しようとしない美花だが、島の自然に囲まれ両親と過ごしたかけがえのない時間を思い返すなか、生前に母が記していた大切な日記を見つける。そこで知ったのは母の真の想い、そして父と母だけが知る< 愛おしい秘密 >……。
※かなさんどー: 沖縄の方言で“愛おしい”という言葉
放送作品ラインナップ
■映画『ロクな人生』
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監督・脚本:照屋年之
出演:橋本真実、伊舎堂さくら、照屋まさお
マスミ・ロドリゲス、大嶺淳、ニッキ―
伊保クリス(ありんくりん)
ケン・ロビラード
ゴリ(ガレッジセール)
製作(公開)年:2014年
コピーライト:2014「ロクな人生」製作委員会
あらすじ:東京の出版社に勤める新人ライターの上野は旅雑誌の沖縄特集を任せられた。嫌味な上司に企画をダメだしされ、異動の宣告を受け、最後のチャンスとして沖縄に1日だけの取材に。あてもなく、さらにカバンを無くし一文無しになる上野だが、通りかかったタクシーに乗せられ、コザの町へ。町の人々に翻弄される上野。無事に取材はできるのか? たった1日の旅で人生は変わるのか? 沖縄市の魅力と人情をちりばめた、コメディー作品。
■映画『やんばるキョ!キョ!キョ!』
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監督・脚本:照屋年之
出演:普久原一生、金城奈津希、石川彩楓
照屋まさお、福田加奈子
製作(公開)年:2015年
コピーライト:2015「やんばるキョ!キョ!キョ!」製作委員会
あらすじ:沖縄県最北端に位置する国頭村。やんばるの森で小学生のマナブは友達のユウナ、ハナ、そして頭を打って5歳の記憶になった村長で祖父の昌秀オジィを連れてヤンバルクイナの保護活動をしていた。そんななかヤンバルクイナの施設を取り壊しリゾートホテルの誘致を目指す副村長・真栄田の村長就任式の日がせまり、テレビのニュースでは密猟者も現れると報じられ問題は山積みに……。ある日、マナブたちの活動に感銘を受けた雑誌のライター松田とカメラマン矢野が東京から取材にやってきた……。果たしてマナブたちはヤンバルクイナを守ることができるのか? そしてオジィの記憶は戻るのか?
■映画『born、bone、墓音。』
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監督・脚本:照屋年之
出演:ゴリ(ガレッジセール)、佐藤仁美
山城智二、古謝美佐子、具志堅あずさ
伊波雅美、福田 加奈子
製作(公開)年:2016年
コピーライト:沖縄県
あらすじ:新婚の等は、嫁・優子を紹介するため、故郷の粟国島に帰ってきた。しかし、本当の帰郷理由を告げた途端、優子は大激怒。「東京へ帰る!」とわめきちらす。その理由とは、島で受け継がれてきた風習「洗骨」だったのだ……。言葉を失った母、頑固者の兄、心を閉ざした連れ子の娘……そして父親の骨。バラバラだった家族が、骨を洗う儀式を通し、本当の自分と出会うハートフルコメディー。
■映画『選ばれた男』
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監督・脚本:照屋年之
出演:陳彥達、比嘉梨乃、伊波雅美
ゴリ(ガレッジセール)、比屋根祐
金城弘美
製作(公開)年:2017年
コピーライト:沖縄県
あらすじ:台湾から石垣島行きのクルーズ船上で、台湾人の青年(陳彥達)が、一枚の手紙を見つめ、自問自答をしていた。「自分は選ばれた人間なのか?」。「日本三選星名所」である沖縄県石垣島を舞台にして、海岸で拾ったボトルの中に入っていた一枚の手紙をきっかけに、自分に自信を持ったことが一度もない青年の運命が動き出すハートフルコメディー。
■映画『NAGISA』
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監督・脚本:照屋年之
出演:江口のりこ、新井美羽、金城文世
福嶺初江、北川彩子、上田真弓
仲程長治、大嶺 淳
製作(公開)年:2019年
コピーライト:沖縄県
あらすじ:都会での生活に疲れ、沖縄県恩納村の海岸にたどり着いた一人の女性・恵。そこで出会った天真爛漫で、誰とでもすぐに友達になれる明るい女の子・渚。「死にたい」「生きたい」という相反する気持ちをテーマに、青い海と豊かな自然、どこか懐かしい街並みといったロケーションの沖縄県恩納村を舞台に繰り広げられるファンタジー映画。
■映画『演じる女』
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監督・脚本:照屋年之
出演:満島ひかり、品川徹、普久原明、上田真弓
喜舎場泉、宮川たま子、比嘉恭平
チアキ(しゃかり)
製作(公開)年:2021年
コピーライト:沖縄県
あらすじ:舞台は沖縄・大宜味村。地元で建設会社を経営している神谷アキラは人望も厚く、社員からも好かれている理想的な社長だった。しかし、高齢で認知症を患い、今は車イス生活。そして彼には好子という若い妻がいた。年が親子以上に離れている為、村では財産前目当てなどと噂が立っていた。時にはウェディングドレスで 時には赤いワンピースで着飾り毎日のようにアキラを見舞う好子。そしていつしか、アキラの余命 があとわずかとなった時、好子はある決意を胸に行動に出る。二人の間には隠されたドラマがあった……。
番組概要
映画『かなさんどー』公開記念!照屋年之監督 ショートフィルム 3時間一挙放送
放送チャンネル:BSよしもと(BS265ch)
放送日:2月8日(土)18:00~21:00
出演者:照屋年之監督(ガレッジセール・ゴリ)、片岡一郎(活動写真弁士)
視聴放送:
【TV】 BS265ch(無料放送)
【スマホ・PC】BSよしもとホームページ(無料配信)
【出演者情報(スタジオパート)】
■照屋年之(映画監督)
1972年 沖縄県生まれ。95年にお笑いコンビ「ガレッジセール」を結成、2006年から映画監督のキャリアをスタート。初監督作品になる短編映画『刑事ボギー」でショートショートフィルムフェスティバル(話題賞)受賞。2009年『南の島のフリムン」で長編監デビューを果たす。18年に制作した映画「洗骨」はモスクワ国際映画祭、上海国際映画祭などの映画祭に出品され、日本映画監協会新人賞を受賞。22年には沖縄が日本に復帰した72年を舞台にした小説『海ヤカラ」も出版。
■片岡一郎(活動写真弁士)
2002年に澤登翠に入門。国内外合わせて23か国で公演。これまで弁士として手掛けた無声映画は約400作品。行定勲監督『春の雪』や根岸吉太郎監督『ゆきてかへらぬ』、甫木元空監督『BAUS 映画から船出した映画館』、大河ドラマ『いだてん』、朝ドラ『ブギウギ』に弁士役で出演。周防正行監督『カツベン!』では出演の他、実技指導と時代考証も担当。2020年に単著『活動写真弁史 映画に魂を吹き込む人びと』を上梓。
作品概要
『かなさんどー』
キャスト:松田るか、堀内敬子、浅野忠信、Kジャージ、上田真弓、松田しょう、新本奨、比嘉憲吾、真栄平仁、喜舎場泉、うどんちゃん、ナツコ、岩田勇人、さきはまっくす、しおやんダイバー、仲本新、A16、宮城恵子、城間盛亜、内間美紀、金城博之、前川守賢、島袋千恵美
監督・脚本:照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)
主題歌:『かなさんどー』(作詞・作曲:前川守賢)
製作総指揮:福田 淳
製作:福永真里、藤原寛
プロデューサー:石田玲奈、鳥越一枝
協力プロデューサー:金森 保
撮影:大城 学
照明:鳥越博文
録音:横澤匡広
美術:吉嶺直樹
装飾:梅原文
ヘアメイク:荒井ゆう子
衣装:むらたゆみ
助監督:石田玲奈
フードスタイリスト:中村真琴
編集:初鹿紗梨
音響効果:佐藤祐美
DIT&データ管理:小野寛明
題字:おやまゆき
音楽:新垣 雄
歌唱指導:古謝美佐子
主題歌:『かなさんどー』作詞・作曲:前川守賢
協賛:くらしの友、沖縄セルラー電話、沖縄タイムス
配給:PARCO
宣伝:FINOR
制作協力:キリシマ一九四五
制作プロダクション:鳥越事務所
制作:スピーディ
製作:「かなさんどー」製作委員会
2024年/日本/日本語/86分/G
©︎「かなさんどー」製作委員会