今年1月の『第十回上方漫才協会大賞』で見事に大賞に輝いたドーナツ・ピーナツ(ドーナツ、ピーナツ)による初冠番組の公開収録が、3月5日(水)に大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)で行われました。『ドーナツ・ピーナツの人生は漫才だ〜マイク1本べしゃり道〜』(MBSテレビ、3月14日放送予定)と題された番組は、これまでの2人の人生を漫才にして披露するという“超硬派”な内容。ゲストにアキナ(山名文和、秋山賢太)も登場し、ネタだけでなくVTRやトークも盛りだくさんの番組になりました。

地元・北九州で明らかにされた秘話とは?
番組の構成は、地元・北九州市での出会いと高校時代をたどる「福岡編」、芸人を志してNSC(吉本総合芸能学院)東京で過ごした「東京編」、そして大阪に活動拠点を移して下積み生活を送った「大阪編」の3本柱。ネタ探しのためのロケVTRと、それをもとにした新作漫才、さらにアキナとのぶっちゃけトークと見ごたえたっぷりです。
オープニングでは、ドーナツ・ピーナツが自己紹介がてらの漫才を披露。「犬を飼いたい」というドーナツのため、犬を飼った経験のあるピーナツが“犬役”を志願して練習するネタで、たたみかけるボケとツッコミの応酬が大きな笑いを起こします。
番組のサブタイトル“マイク1本べしゃり道”は、ドーナツがサインを書くときに添える定番フレーズだそうで、ネタの途中、ピーナツが「オレの言葉やない。だから恥ずかしい!」とダメ出しするくだりも!?
続いて登場したゲストのアキナは、ドーナツ・ピーナツの経歴を「芸人史上、いちばんヘン」とイジって盛り上げます。

そして「福岡編」のVTRがスタート。幼少期から学生時代までの秘蔵写真のあとは、2人の出会いの場である母校を訪ねるロケです。
恩師と再会し、校内を懐かしそうに歩く2人。「仲よくなったきっかけ」という補講が行われた教室では、コンビ結成の“キーマン”が明らかになったほか、在校生への知名度アンケートでは予想外の結果が……?
その後、ドーナツが小倉城でむかしの彼女との爆笑エピソードを紹介したり、ピーナツの実家を訪れたり……。家族とのトークでは、ピーナツが「芸人になりたい」と祖父母に告げたときの感涙秘話も飛び出しました。
そしてこのVTRを受けた漫才は、お互いの実家をテーマにしたネタに。家族から「結婚しなさい」と言われるのがイヤなドーナツが「誰か紹介してくれ」とピーナツに頼み込むところから始まるやりとりが、家族の実話が詰まった爆笑漫才になります。終了後は、アキナがピーナツのマル秘ネタ帳をチェックしつつ深掘りトークへ。漫才とVTRの“おさらい”でも楽しませました。


貧しくも楽しかったEXIT・兼近とのルームシェア
続く「東京編」のVTRには、ドーナツ・ピーナツの2人がNSC東京時代にルームシェアをしていたEXIT・兼近大樹が登場し、3人の仲のよさが伝わる赤裸々トークを繰り広げます。冷蔵庫が空っぽになることもしばしばだったという貧乏生活も、いまとなっては懐かしい青春の1コマ。NSC時代のドーナツ・ピーナツによる幻の“標準語漫才”動画まで公開されました。
そんなVTRから生まれた2本目のネタは、「あのころ」と「いま」の比較が軸。幸せを噛み締めるはずが、なぜか……というボケが散りばめられ、実際にあった出来事もたっぷり盛り込まれました。

完成度の高さに、ネタ終了後、アキナ・山名が「この漫才は、ここでしかやらへんの?」と確認するほど。トークでは、“定番の貧乏飯”などをめぐってアキナのNSC大阪時代も合わせて話題になるなか、山名があるピン芸人とのルームシェア話を語り始め、一同を驚愕させました。
最後の「大阪編」VTRでは、NSC東京卒業後、ドーナツ・ピーナツが大阪で1年間、なんばグランド花月(NGK)の進行スタッフをしていたころを振り返ります。実際にNGKの楽屋ロビーを訪れ、そこで目撃したベテラン芸人たちの奇行の数々を挙げていく2人。ロケ当日に開催されていたイベントで久々に進行を担当し、出演者からもネタを集めました。
そんな「大阪編」のネタのつかみは、やはりユニークな師匠たち。そこから「将来、弟子をとってみたい」と言い出したドーナツのために、ピーナツが狂気に満ちた弟子入り志願者をシミュレーションしていきます。師匠に対するマナーを熟知する2人だからこそのボケが満載で、客席は爆笑の連続でした。

エンディングでドーナツ・ピーナツの2人は、前日までのプレッシャーを振り返りつつ、「メンタルがだいぶ強くなりました」(ピーナツ)と手応えを感じた様子。アキナも「この日のために、新ネタ3本をあのクオリティでやるなんてスゴい!」と口を揃えました。この番組は3月14日(金)24:43~25:43にMBSテレビで放送されます。