『M-1グランプリ2024』で2位となり、一気にブレイク。いまやテレビにCMに引っ張りだこのバッテリィズ(エース、寺家)が、3月31日(月)に大阪・なんばグランド花月(NGK)では初となる単独ライブ『バッテリー』を開催しました。この日で所属していたよしもと漫才劇場を卒業し、東京に活動の拠点を移す2人にとって“大阪最後の日”でもあり、その勇姿をひとめ見ようというファンで、チケットは即完売。セットやロビー展示など細部までこだわり抜いた空間で、漫才6本という彼ららしい“直球勝負”を見せて超満員の観客を熱狂させました。

野球にからめた“こだわり演出”
舞台には球場をイメージしたセットが組まれ、スクリーンには2人が所属する芸人草野球チーム「上方ホンキッキーズ」と、阪神ならぬ「半身」のスタメン表が映し出されています。
高校野球のテーマ曲『栄冠は君に輝く』が流れ、開演前のアナウンスはウグイス嬢風。劇場ロビーには、2人が着用したユニフォームや愛用のグローブなど野球用品を展示するなど、野球にからめた演出に開演前からワクワクが止まりません。

午後8時、プレイボールを告げるサイレンが響きわたると、いよいよ開演! 万雷の拍手に迎えられた2人は、うれしそうに右へ左へと手を振り、「ありがたいねぇ」と感動の表情です。
客席には、会場で販売されているベースボールシャツなどのオリジナルグッズをさっそく身につけた人がチラホラ。寺家は「オレンジ(エースバージョン)ばっかりやないか!」とキレて笑わせます。
舞台上のピッチャーマウンドがちゃんと高くなっていることや、ウォールに行きつけの飲食店や寺家の実家である洋装店(現在は閉店)の広告が描かれていることなど、こだわりポイントの解説もしっかり。そこからあらためて挨拶し、漫才本編に突入しました。

バッテリィズの“今”を詰め込んだネタ6本
「ストレスがない」というエースに寺家が“ストレスチェック”を仕掛けていく1本目から、会場は爆笑の渦に。その後も、常識の大切さを説く寺家をエースが次々と突破していく痛快なネタや、エースの知ったかぶりで笑わせるネタなどバラエティ豊かな全6本を披露。
事前に募集した悩み相談に答えるネタでは、エースが「知らんて!」とサジを投げつつ、時折、芯をついた名言を繰り出します。各ネタのつかみでは、出演CMやエースの衣装替えに触れるひと幕も。いずれもバッテリィズの“今”をたっぷり詰め込んだパフォーマンスで、大いに沸かせました。

漫才の合間には、ショートネタやブリッジVTRもたっぷり用意されています。「この後、絶対楽しむやつ」「帰り道に思い出してイラッとするひと言」など、動きやひと言セリフで笑わせるショートネタは瞬発力バツグン。
ブリッジVTRはすべて野球がらみのショートコントながら、寺家の表情が切ない「伝令」、エースの動きで笑いを誘う「隠し球」など、野球を知らない人でも思わず吹き出すネタのオンパレードとなっていました。


「これからデカくなって、いっぱい恩返しできたら」
エンディングでひときわ大きな拍手に迎えられた2人は、サインボールを客席に投げ入れるファンサービス。さすがの強肩で2階席にもどんどんボールを届かせ、何度もどよめきが起こります。
最後に寺家は「明日から東京吉本所属になります」と改めて報告し、「これからデカくなって、いっぱい恩返しできたらいいなと思います」と決意のコメント。寺家からしめくくりのひと言を求められたエースは「いやあ、ほんまにね……」と言ったところで感極まり、「大好きでーす!」と全力で叫んで観客、そして大阪への感謝を伝えていました。

なお、東京進出後初となる単独イベントが、早くも4月23日(水)に銀座ブロッサムで開催されることも発表に! 東京での活躍に向け、2人が「ぜひ話を聞きたい」と熱望するゲストをお呼びして、「東京で生き抜くコツ」「東京での楽しいこと・大変なこと」などを熱く聞いてみます。FANYチケット先行販売は4月5日(土)から。
単独ライブ『バッテリー』の模様は4月7日(月)23:59までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。その期間の好きなタイミングでFANYIDメンバーは24時間/プレミアムメンバーは72時間、見逃し視聴をお楽しみいただけます。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。
公演概要
『バッテリィズの東京始球式〜2025開幕戦〜』
日程:4月23日(水) 開場18:15 開演18:45 終演予定20:15
場所:銀座ブロッサム
チケット:前売3,500円 当日4,000円 配信2,500円
<チケット販売スケジュール>
先行受付:4月05日(土)11:00〜4月07日(月)11:00
当落発表:4月09日(水)18:00
一般発売:4月13日(日)10:00