昨年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された浪曲師・京山幸枝若が、出身地である兵庫県姫路市で「姫路市民栄誉賞」を受賞しました。浪曲師として、そして吉本興業の所属としても初の人間国宝となった幸枝若は、4月1日(火)に姫路城迎賓館で行われた授賞式に出席。式典後に行われた囲み取材では喜びを語りました。

「あきらめずにコツコツとやった成果」
今回、受賞した幸枝若と書家・黒田賢一氏は、姫路市の市民栄誉賞創立以来初の受賞者です。授賞式で挨拶に立った清元秀泰市長は、幸枝若が若いころから姫路で浪曲に打ち込み、人間国宝まで登り詰めたことを称えました。そして幸枝若と黒田氏に、文化都市・姫路のロールモデル、目標になってほしいと話します。続いて、姫路市議会の宮下和也議長が市議会を代表して祝辞を述べました。

幸枝若は、清元市長から「これからもたくさんの人に感動を与えてください」と声をかけられると、「ありがとうございます」と笑顔を見せ、受け取った証書を手に来場者に一礼しました。
贈呈式終了後、姫路城をバックに記念撮影。その後、幸枝若は黒田氏とともに、囲み取材に応じました。
今回の受賞について聞かれた幸枝若は、これまでの歩みを振り返りながら、「姫路で生まれ、浪曲の世界に飛び込み、あきらめずにコツコツとやった成果」と語りました。

「姫路で里帰り公演をやりたい」
幸枝若は、「忘れられかけていた浪曲が重要無形文化財に認定された。人間国宝に選ばれたことは名誉なこと」と話します。また、「国宝である姫路城で栄誉賞をいただいたのは感無量」とコメント。「兄弟、親戚が姫路にいるので大きな顔をして帰れる」と話して笑わせました。
姫路について聞かれた幸枝若は「姫路も開発されて、こうなってんの? というところがいっぱいある」と変化に驚いた様子。そして、姫路城や書写山といった市内のスポットを挙げながら、「ゆかたまつりは、まだあるんですかね?」と逆質問するシーンも。
最後に、幸枝若は「義理人情や親孝行がまだ根付いている姫路の地で、できれば里帰り公演をやりたい」と目標を明かしました。