“バレーボール芸人”さとゆりの小学生大会が大白熱! バンビーノ、ひょっこりはんも真剣「こんなスポーツイベントは初めて」

“バレーボール芸人”さとゆりが主宰するバレーボール大会が、4月20日(日)に大阪・関西大学北陽高等学校で開催されました。「さとゆり杯」と銘打たれた大会には小学生たちが大勢参加。子どもたちによる真剣勝負だけでなく、芸人による笑いもあふれる楽しい大会になりました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

小学生チームが熱い戦いを繰り広げる!

さとゆりは、兵庫の強豪校・兵庫県立氷上高校時代に「全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)」で準優勝。芸人になる前は母校で指導者を務め、チームを春高バレー出場に導いた実績の持ち主です。

そんなさとゆりが、自分を育ててくれたバレーボールへの恩返し、そして「“春高バレー”のような花形の舞台を、小学生にも作りたい」という思いで立ち上げたのが、小学生のジュニアチームを対象にした今回の「さとゆり杯」です。

これまで、さとゆりが自身のYouTubeチャンネルやバレーボール経験でつないできたご縁も生かし、クラウドファンディングにも挑戦。およそ1年半の準備を経て、ついに開催にこぎつけました。

この大会のテーマは「笑って楽しく真剣に!!」。バンビーノ(藤田ユウキ、石山タオル)、ひょっこりはん、こじまラテ、ちっぴぃちゃんズ、マーティー・ホソといった芸人たちが登場し会場を盛り上げます。

この日参加したジュニアバレーボールチームは以下の10チームです。

・出合ミッキーズ(兵庫県神戸市)
・姫島JVBC(大阪府大阪市)
・平岡北ジュニア(兵庫県加古川市)
・新野辺JVC(兵庫県加古川市)
・成徳ジュニアバレーボールクラブ(兵庫県神戸市)
・流星フェニックス(兵庫県神戸市)
・Kyoto CREA(京都府京都市)
・刈谷アリスターズ(愛知県刈谷市)
・飾東ALMA(兵庫県姫路市)
・近畿キッズ(大阪府東大阪市)

大会は朝10時からスタート。前半は各コートで熱い戦いが繰り広げられ、試合結果で上位6チームと下位4チームに分けられました。後半は上位6チーム、下位4チームがそれぞれトーナメント戦を展開します。

コートで躍動する選手だけでなく、アタックが決まると一斉に掛け声で激励するチームメイトや、全力でボールを追いかける子どもたちに声援を届ける家族……。熱い戦いの結果、上位リーグは「姫島JVBC」、下位リーグでは「Kyoto CREA」が頂点に輝きました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

チームの垣根を越えて芸人と一緒に練習会!

さらに、“バンビーノチーム”と“ひょっこりはんチーム”によるエキシビジョンマッチも開催。関西大学北陽高等学校のバレーボール部のメンバーも参加して、人気者たちの好プレーに子どもたちが声援を送ります。

また、全チーム&全芸人参加の「練習会」も実施。チームの垣根を超えた練習が繰り広げられ、あちこちで和気あいあいとした交流が生まれて、子どもたちの笑顔が弾けました。

閉会式では、1位に輝いた「姫島JVBC」に表彰状と優勝盾、お菓子でつくった金メダル、この日参加した芸人全員の寄せ書きサイン色紙、そしてさとゆりの「よくがんばりました!」という言葉が贈られました。

そして2位の「出合ミッキーズ」、3位の「飾東ALMA」にも賞品とあたたかい拍手が贈られます。また、“ひょっこりはん賞”には「刈谷アリスターズ」、“バンビーノ賞”には「近畿キッズ」が選ばれました。

ひょっこりはんは「皆さんとバレーボールができて、部活動時代を思い出しました。皆さんといろんなお話ができてうれしかったです。うれしい、悔しい、いろんな気持ちを糧にして、これからのバレーボール生活をがんばってください」と挨拶。

バンビーノの2人も「本当に熱い戦いで見るのも楽しかったし、実際にバレーボールをやってみるともっと楽しかったです。スポーツマンシップにのっとった、いいプレーもたくさんあって、逆に僕たちのほうが勇気をいただけました」と話しました。

最後に、さとゆりがこう感謝しました。

「第1回目ということで『チーム、集まるかな?』という不安もあったんですけど、こんなにたくさんのチームに集まっていただき、全力でバレーボールをしてもらい、保護者の皆さんもこんなにたくさん来てくださり、北陽高校の皆さんにサポートしていただいて、芸人さんにも盛り上げていただいて……! 私にとって、本当にすごくいい思い出になりました! また、第2回、3回と開催できたらうれしいです」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

ひょっこりはん「こんなに楽しいんだ!」

大会終了後、さとゆりとひょっこりはん、バンビーノを直撃しました。

――エキシビジョンマッチや練習に参加して、どうでしたか?

石山 僕と藤田は(学生時代は)サッカー部でずっと屋外に出ていたから、バレーボールの練習とかちゃんと見たことがなかったので、「バレーボールってこんなに軽いんや!」とか、まずそういうところから驚きました。今日初めてバレーボールを真剣にやってみて、“ボールをみんなでつなぐ楽しさ”みたいなものを感じました。正直、バレーボールにハマりそうです。

藤田 めっちゃわかる! すごい楽しかった。

ひょっこりはん 僕は(学生時代は)テニス部だったんですけど、スポーツってだいたい最低2人いたらできるじゃないですか。野球ならキャッチボール、サッカーならパス。でもバレーボールって、ある程度人数がいて、あのネットがあって、みんなとやれる機会ってほんとになかったです。僕も学生時代の体育の授業以来だったので「こんなに楽しいんだ!」という発見ばかりでした。

藤田 僕がこれまで経験したスポーツイベントって、芸人は“賑やかし”で、コートの外に出て応援する、ということが多かったんです。だけど今日、僕はこれ(鹿のマスク)を持ってきましたが、真剣すぎてかぶる時間がなかったです。それくらいバレーに真剣になっちゃいました。

石山 (鹿のマスクを)コートの外に投げたとき、スタンドから「ひえ~……!」という声があがってました(笑)。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――先輩芸人も楽しんだようですが、さとゆりさんはどうでしたか。

さとゆり 先輩方から「楽しかった」って言ってもらえるのは本当にうれしいです。これまでバレー選手と一緒に何かする経験はあるんですが、今回のように先輩芸人さんにかかわっていただくことがなかったんので、すごく盛り上げていただいて感謝しています。しかもバレーボールにもこれだけ一生懸命向き合っていただけたのが、うれしかったです。本当に皆さん大人気で。

石山 控室にいるときにも外から「ダンソン!」とか「ニーブラ!」と聞こえてくるから応えようと思うねんけど、コートにはコーチと本気の悔し涙を流す子がいたりして、「このなかに“おちゃらけ”が、どれだけ必要なんだろう……?」と迷う場面もありました。バレーボールを知らないぶん、「いまやると茶化して見えるんじゃないか」とか、それくらいリスペクトの気持ちが芽生えました。こんなスポーツイベントは初めてです。

ひょっこりはん みんな勝負に真剣で、涙もありましたもんね。それくらい熱くなるイベントって、すごくいいなと思います。

藤田 それに「もしかしたら未来の日本代表になるんちゃうか?」というくらいすごく上手な子がいましたよ!

ひょっこりはん そういえば、女の子に「バレーボールを習っていて、こうやって芸能人に会えるなんて、ラッキーじゃね?」って言われました(笑)。

藤田 僕らもまったく同じこと言われた! 女の子3人組に「バレーボールやってるだけで、こんな芸能人に会えてラッキーだ」って。

さとゆり それも、指導者的には「ここまで一生懸命バレーをやっているから、こうやって(芸能人に)会えるんだよ」っていうふうにしたいなと思っていて。だから、こういう大会が開催できてうれしいです。

「さとゆり杯」の目標として「楽しく真剣に」っていうのがあったので、楽しさと真剣度が伝わったのもうれしかったです。でもそれで、芸人さんたちの立ち回りが難しくなったのは、今後の課題かも知れません。今日、臨機応変に動いていただいたのは、すごくありがたかったです。

藤田 エキシビジョンマッチでも、芸人にとっては大正解のリアクションやねんけど、観客とかまわりの反応を見てみたら「なんかちゃうな」という場面があったね(笑)。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

石山 最初にさとゆりに確認したんですよ。「これは、どこまでボケたらいいんやろう? お前はどんなイベントにしたいん?」と。そうしたら、さとゆりが「試合は真剣にやってほしいですし、応援も真剣に入ってほしいです」と。でも、芸人やから笑いも散りばめなあかんからな~みたいなところはあったね。

さとゆり そこは、ほんまに今後の反省点でもあります……! 先輩方が偉大すぎて、皆さんがいい感じにやってくださって、本当に感謝してます。

ひょっこりはん でも、さとゆりのやりたい方向性やテーマがしっかりしてるから、2回目、3回目はもっとそれに近づけるだけやから、どんどんよくなるよ。1回目ですでにこれだけチームが集まってくれていい大会になったんだから、もっとよくなるだろうと思いますね。

――「さとゆり杯」は今後、どう広げていきたいですか?

さとゆり 今回、「大阪で開催します!」と発信したら「千葉でもやってください!」とか、いろんな声があったので、今後はできれば全国展開して、大きな夢としては、いずれ全国大会が開催できたらいいなと思います。

藤田 そらそうやな!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

関連記事

関連ライブ配信

関連ライブ

S