『ガクテンソク奥田のGossip Times』vol.55 奥田が徹底解説! バッテリィズのエースにも理解できる選挙!?

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国内外で噂されている、ニュース、芸能、オカルトなど、ウソかホントかわからない様々なゴシップを紹介。このコラムで是非『ゴシップ通』になってください。

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先日、劇場の喫煙所でバッテリィズのエースとしゃべっていた時、

「奥田さん、選挙とか詳しいっすか? 僕全然わからんくて。行かなアカンってことくらいしかわかってないんです」

と言われました。さすがエース。一番わかっておくべきことだけはわかっていました。一応その場で少し説明したのですが、

「はぁー、やっぱむずいっすねぇ」

と言われてしまいました。自分的にはだいぶ噛み砕いたつもりでしたが、奥田もまだまだです。ちなみにこの日のバッテリィズのネタで『SDGs』が出てきて、寺家が、

「17個の目標があるねん」

と言うとエースが、

「多すぎるやろ! そんないっぱい無理や!」

とツッコんでました。お見事。本能で物事の本質を突ける男。それがバッテリィズのエースです。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

というわけで、今回は『バッテリィズのエースにも理解できる選挙』をテーマに書いていきます。なので、今回出てくる比喩表現はできるだけ『野球』でいこうと思ってます。完全なるエースシフトです。野球をあまり知らない方達には非常に申し訳ないことになってます。けど、逆にいや、これを機に野球を見てみるという逆輸入なんてことも、、さすがにないか。逆輸入はいかがでしょう?

今年の7月に行われるのは『参議院議員通常選挙』です。今回は全国で125人(124+欠員1)の国会議員を選ぶことになります。

日本の国会議員の数は衆議院465人、参議院248人、合わせて713人います。そのうちの125人なんて、多数決で物事を決める国会においては大した数じゃないじゃん! と思うかもしれませんが、いやいやいや! 今回の結果は未来にかなり影響を及ぼすと思いますよ!

選挙における国民は、野球チームで言ったら『監督(たち)』です。そしてここ数年、監督たちの考えに変化が生まれてきてるので、今までスタメンどころかベンチにも入ってなかった選手が、一気にスタメンに入ってくる可能性が大いにあるんです。713人のうち125人が変わるって、野球で言ったら9人だと1.5人という変わるって計算ですよ。下手したら2人変わる可能性もある。スタメンが2人変わったら試合も変わるでしょ?

さらに、今回の選挙の争点になりそうなテーマが僕ら監督たちに身近なこともかなり大きいと思ってます。

・物価高に対する消費税も含めた減税
・年金や医療保険の軽減
・コメの価格高騰への対策

めっちゃ身近ですよね? 選挙でここまで『現在』にフォーカスが当たってるのは珍しい気がします。こんなに身近なテーマの選挙で選ばれた2人の意見って、他の7人のプレースタイルにも絶対に影響出るでしょ? そういう選手を僕たち監督がちゃんと選べるかどうか? それが今回に選挙で我々に問われているのかもしれません。

ごめん、エース。野球のたとえが限界や。オールスターのファン投票で例えられるかなと思ってんけど、先に監督で例えてしまったから詰んでしまった。ここまで読んでくれてありがとう。ここからは書きたいことを書きまくらせてもらうわ。ごめんな。また喫煙所で。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

ここから『まぁまぁ選挙ウォッチャー』の僕が、今回の参院選で気になってたり思ってたりすることを書いていきます。

まずは『野党共闘』です。参院選の選挙区は都道府県で区切られていて、人口によって当選人数が割り振られています。人口の多い東京なら6人が当選します。なので各党が候補者を出します。しかし、人口の都合上1人しか当選を割り振られていないところもあるわけです。そういう選挙区を『一人区(イチニンク)』といいます。そういう一人区で各党が候補者を出すと、支持者の数が多い自民党が勝ってしまうので、一人区では野党が合同で1人の候補者を出し、与党との対決図式を作るのです。そんな一人区は全国で32区に及びます。

昨年の衆議院選挙の結果を見る限り、野党で注目されているのは『国民民主党』でしょう。現在の参議院で野党で一番議員数が多いのは『立憲民主党』ですが、この2党は主義主張が相容れない部分があるので共闘は難しいでしょう。

じゃあ野党の一本化は無理だとして、せめて二本化くらいにするとしたら国民民主・維新・参政・日本保守のグループと、立憲・れいわ・共産・社民のグループみたいな感じでしょうか。確かに、でっかい主義主張の部分で分ければこうなるのですが、昨年の衆議院選挙で『減税」をテーマに掲げた政党で分けると、国民民主・れいわ・参政・日本保守で、これらの政党は議席を伸ばしているんです。ある試算によると、約1000万票が『減税』を掲げている政党に流れたと見られます。

日本の有権者数は約1億人で、 国政選挙の投票率が毎回50%くらいですので、約5000万人のうちの1000万人が動いたってことです。

どうですか? 今回の選挙で、何かが起こる気がしませんか? わかりやすくダイナミックなことはさすがにまだ起こらなかったとしても、いずれ起こる未来のダイナミックな出来事のキッカケになりそうな選挙だと思えてきませんか?

初投票から23年。ひっさびさにワクワクする選挙がきたと、選挙オタクは思っております。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

※あくまでも本連載は個人の見解です。

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