空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)、ビスケットブラザーズ(原田泰雅、きん)ら人気コント師6組が集結したライブ『電気』が、5月6日(火)に東京・有楽町よみうりホールで開催されました。3年ぶりの開催となったこのライブでは、芸人たちのネタ披露後に観客が投票、ある順位になったコンビ(今回は4位)に罰ゲームが課されます。実力派ぞろいのなか、微妙な順位の「4位」になったのは果たして!?

まさかのトラブルで観客と一体感
今回の『電気』の出演者は、『キングオブコント』2021年王者の空気階段、2022年王者のビスケットブラザーズのほか、3年連続ファイナリストのうるとらブギーズ(八木崇、佐々木崇博)、2018年ファイナリストのやさしいズ(タイ、佐伯元輝)、5年連続ファイナリストのニッポンの社長(辻皓平、ケツ)、決勝に3回出場のロングコートダディ(堂前透、兎)という豪華メンバー。ビスケットブラザーズ、ニッポンの社長、ロングコートダディは大阪から東京に拠点を移して初の開催です。

観客は1本目、2本目のコント終了後、それぞれに面白かったと思う2組に投票。合算した得票数で「4位」になったコンビが、罰ゲーム「暗転ショートコント(“電気”が消された状態でのショートコント)」を披露しなくてはなりません。

それぞれが見せたコントは、長尺もあれば、ギミックを使ったもの、映像を使う派手なネタ、さらには会話劇で爆笑をさらうネタ、ちりばめられた伏線をあざやかに回収するネタなど、多種多様。
ところが、1本目のネタを披露したあとの初回投票タイムで“事件”が起こりました。なんと、設定ミスで観客が投票できないアクシデントが!

だれもが困惑するなか、解決策を導き出した観客が、次々と芸人たちにレクチャー。わざわざ舞台付近まで出て来てもらい、解説してもらう一幕もありました。芸人たちも「(観客と芸人の)みんなでつくり上げた」と感動しきりで、無事に投票完了となりました。
暗転で演じる「4位」になったのは…
2本目のネタの終了後、最後の投票タイムに話題となったのが、なぜ最下位やブービーではなく「4位」が罰ゲームなのかということ。MCのビスケットブラザーズ・きんが「4位はヤバいっすよ!」と言いながら、1〜3位は入賞で、5、6位は「次、頑張ろう!」と思えるが、4位は「なんにもない!」と切り捨てて笑いを誘いました。

そして今回は1位と4位を発表することに。1位は426票でビスケットブラザーズ、4位は251票で空気階段でした。腹をくくった空気階段は、ショートコント「妙な真似」を披露。2人は、暗闇だからこそ気になるやりとりを見せて爆笑を起こします。

ネタ終了後、もぐらは「電気さえあれば(さらにウケた)ね~!」「電気は大事! みなさん、電気代を払いましょう!」と声をかけていました。
