吉本新喜劇の間寛平GM（ゼネラルマネージャー）が6月3日（火）から8日（日）の6日間、大阪・なんばグランド花月（NGK）の本公演で上演される吉本新喜劇に座長として出演中です。レアなNGK“寛平座長週”初日第１回公演は、朝からの雨にもかかわらず立ち見が出る大入り満員！ 辻本茂雄、吉田ヒロ、やなぎ浩二といったベテラン勢はもちろん、新喜劇の顔・西川忠志や、レイチェル、小林ゆう、野崎塁ら注目の若手座員も入り乱れて、文字通り一丸となって作り上げる新喜劇で沸かせました。
寛平のボケに辻本「これで45分いかれたら…」
舞台となるのは、小さいながらも味自慢で知られる街のうどん屋。店主の辻本、辻本の娘で有名卓球選手の小林ゆう、弟の生瀬行人という3人家族を中心に、うどん屋従業員のレイチェル、向かいのクリーニング屋親子（平山昌雄、前田まみ）、さらには千葉公平と諸見里大介扮する金融屋、西川忠志演じる芸能プロダクション社長など、個性豊かなキャラクターが入り乱れて物語が展開していきます。
小林の結婚話やストーカー出現、姉へのコンプレックスからグレてしまった生瀬の葛藤、小林を芸能界にスカウトしようとする忠志の暗躍など、事件が連発するなか、はたしてどんな結末を迎えるのか……？
うどん屋でアルバイト志願する謎の老人役・寛平は、登場するなりやりたい放題の大暴れ！ 辻本が「これ、永遠に続くんちゃうか？ これで45分いかれたら……」ともらすほどのしつこい絡みを繰り広げ、観客を大喜びさせます。
辻本からのムチャぶりには、斜め上をいく返しで応戦。アルバイト従業員として着替えて再登場した際には、度肝を抜くコスチュームと言動で、またまた爆笑をさらいました。
“まわし”の役どころでツッコミ倒し、舞台を牽引したのは辻本。平成の4座長としてともに新喜劇を支えたヒロへの愛あるイジりや、若手座員たちへの特訓を思わせるムチャぶりの数々でも、大きな笑いを巻き起こします。
おなじみ寛平とのコンビプレーでは、終わりの見えないボケの連続に「もう、しんどいねん！」とギブアップ寸前……！？ さらに、小林や野崎が体を張ったボケで寛平とのコラボレーションに挑戦するなど、若手座員たちもベテランに負けじと躍動しました。
コテコテの笑いをギュッとつめこんだ寛平ならではの王道新喜劇は、初回から予定時間を大幅にオーバーする盛り上がりに。最終日に向け、ますます面白く変化していくことウケアイの“寛平座長週”、ぜひ劇場に足を運んで目撃してください！
「若い子を輝かしてやらなあかん」
終演後の寛平GMを直撃、“座長週”への思いを聞いてきました。
──１回目公演から大盛り上がりでしたね。
お客さんがめっちゃあったかいやん？ 僕らがやってることに対して、すごいあたたかく迎えてくれるから……でも、やっぱりアドリブ多いよな（笑）。
──辻本さんとのやりとりなど、どこからがアドリブなのかわからないほどでした。
犬をおんぶして出てくるとこは、リハーサルでも一度もやってないねん。塁との場面も全部アドリブ。それもやっぱり、お客さんがあったかいから。だからやりやすいんですよ。ありがたいです。
──初回の出来はいかがでしたか？
まだ初日やし、どうしてもテンポが悪かったり、間が開いたりしたところがあったけど、気になったのはそれぐらいかな。座長は僕やけど、若い子がちゃんとできるようにしてやらなあかんと思ってやってるし、みんなも僕が思ってる以上にちゃんとやってくれてます。
──確かに、若手座員の皆さんも輝いていました。
輝かしてやらなあかんもんね。あの子らはまだまだこれからやから、なんとか育てようと思って頑張ってます。ほんまに“人”が育ってほしいんですよ。僕ら年寄りは年寄りで「俺が、俺が」じゃなく、みんなでやっていこうと。
──最後に改めて意気込みをお願いします。
僕が（座長を）やるときは「座長の4人（すっちー、酒井藍、アキ、吉田裕）には絶対負けへん」と思ってるねん。新喜劇はみんなで頑張って、どのチームも面白いって言われるようにせないかんのと同時に、僕はやっぱり「4人はライバル」っていう気持ちでやってますので、皆さんぜひ見にきてください！
