『第15回ytv漫才新人賞 ROUND1』今年度の初戦、出場者12組が決定! 最初の2枠を勝ち取るのは!?

9月14日(日)16:00から読売テレビにて『第15回ytv漫才新人賞 ROUND1』が放送されます。

関西若手No.1漫才師の栄光を目指す熱き戦い

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読売テレビが主催する、芸歴10年目以下の関西の若手漫才師を対象とした賞レース『ytv漫才新人賞』。年3回にわたって事前ROUNDを行い、各ROUNDの上位2組と、ROUND1~3の敗者の中から最高点を獲得した敗者復活枠の1組を加えた合計7組が年度末の決定戦で第15代王者の座を争います。

その初戦となる今回の「ROUND1」には、例えば炎、三遊間、ぎょうぶ、いつもたいしゃ、オニイチャン、タチマチ、ぐろう、愛凛冴、天才ピアニスト、シカノシンプ、タイムキーパー、ライムギ(出場順)の12組が出場。

今年度がラストイヤーとなる芸歴10年目のコンビはタチマチ、愛凛冴、天才ピアニストの3組、そして初出場はシカノシンプの1組。多くが事前ROUND経験者で、前回の決定戦に出場したタチマチ、ぐろうを含む実力派が出揃いました。

各組のネタの持ち時間は3分で、4名の審査員による合計400点満点の採点で順位を決定します。ROUND1のMCは、『ytv漫才新人賞』3代目王者の藤崎マーケットが務めます。

おもしろさを分析し言葉にする「言語化ゲスト」枠を新設

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また、前回の『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で大きな話題を呼んだのが、霜降り明星・粗品の審査。その愛ある厳しい講評は芸人たちを震え上がらせましたが、一方で視聴者からはあいまいなところを言葉で表現してくれてわかりやすかったという反響も。

そこで今年度は、「言葉にする=言語化」という特徴をより活かすべく、「言語化ゲスト」を新設。「言語化ゲスト」とは、漫才の面白さを第三者目線から紐解き言葉で説明するためのゲスト。ROUND1では知的エンタメ集団・QuizKnockのふくらPを招き、点数には関与しませんが、審査員とはまた違った視点でネタの面白さを“言語化”してもらいます。

元々お笑いが大好きだというふくらPは「芸人さんをやっていないのに審査員ヅラするのが一番嫌。生意気言ってたら叱ってください」と謙虚な姿勢で臨むも、早速MC・藤崎マーケットのネタ「ラララライ体操」の面白さを言語化します。 その鋭い分析に、トキは「やめてください!」「言語化はキツいです!」と意気消沈!?

審査員も豪華メンバーが勢揃い!

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審査員は、お~い!久馬(ザ・プラン9)、哲夫(笑い飯)、林健(ギャロップ)、兼光タカシの4名が務めます。プラス・マイナスとして『上方漫才大賞』も受賞した兼光は今回が初めての賞レース審査員で、オール巨人のものまねを交えつつ「精一杯やらせてもらいます」と気合十分。

また3回目の審査となる林は、「これまでそれなりに言語化してきたつもりですけど、今回はスペシャリストが来られてるので、ニュアンス多めでやりたい」と笑わせました。

漫才は、安定感のあるネタ運びで笑わせるしゃべくり漫才のコンビもいれば、これまでのスタイルとは違う変化球で挑むコンビも。審査員陣はそれぞれの展開や、意外性のあるネタの設定に感心。さらに「中毒性がある」「大好物なボケ」「さすが、上手やし面白い」と絶賛されるコンビが相次ぎました。

一方、ふくらPは気になったコンビのどういう点が面白かったかを解説し、自身が感心したネタの着眼点や笑いにつながるテクニックを“言語化”。的確に分析され、思わず「うれしい……」と感激するコンビも!

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そして審査結果発表後、哲夫は「難しかった。結構僅差やったと思います」と混戦だったことを明かし、兼光は「本当に皆さん面白くて、これが決定戦でもおかしくないぐらい」と出場者のレベルの高さにうなりました。言語化ゲストも加わり、より笑いの幅広さと高いクオリティーが明確になった今大会。果たして、『ytv漫才新人賞決定戦』出場の最初の2枠を獲得するのはどのコンビなのでしょうか!?

藤崎マーケット コメント

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・田崎佑一
最近はみんな、出番順とか関係なしにポンポンっとウケを取ってくるので、トップバッターってやりにくいみたいなイメージが変わってきたなと思っています。やっぱりしのぎを削って上がってきてるコンビだけあるし、誰にでもチャンスはあるんじゃないでしょうか。

今回は「言語化ゲスト」としてふくらPさんに来ていただいて、最初どんな風に番組側からオファーが行ったのかわかんないですけど、無理難題をよく受けていただいたなと(笑)。でも本当に分かりやすく「あ、そうだそうだ」っていうことを言っていただいて、より噛み砕いてネタを楽しめた感じがしましたし、十分笑った後になるほどと勉強になる、そんな大会になってました。ありがとうございます、先生(笑)。

番組としてもそんな新しいアプローチをやってますので、ぜひ視聴者の皆さんにはリアルタイムで見ていただいて、自分やったらこの面白さをどう言語化するのか考えながら見ると、今までとちょっと違う切り口でも楽しめますし、ふくらさんに挑戦するぐらいの気持ちで笑いながら言語化にもチャレンジしていただきたいなと思います。

・トキ
本当にふくらPさんに来ていただいてありがたいなと。芸人って感覚の人が多いし、何をどう説明したいのかわからんことが結構多いんですよ。漫才のネタとかでも「もうちょっとこのタイミングで」とか、「もうちょっとこういうボケがあった方がいいんちゃう」とか、言語化はできてないんですよね。

僕も一度、審査員みたいなことをやらせていただいた時、長嶋茂雄さんみたいに「もっとバーッとね」みたいな感じでなんにも言語化できなかったんで(笑)。勉強になりました。

ふくらさんの言葉は、視聴者の人からしても「ああ、そういうことか」ってなるぐらいわかりやすかったですし、今までの漫才新人賞が何だったのかっていうくらい言語化されてます(笑)。なので見て笑って、あと言語化していただいて、二度楽しめるような感じになってますのでぜひとも見てください。

ふくらP コメント

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“面白い”っていう現象はすごく説明が難しくて、「何かわからないけどめっちゃ面白かった」っていう感想になりがちなのを、「こういう風なことを考えてたんだな」って分析をすることで、ただ楽しむだけじゃなくて、漫才師さんたちの努力がみられるような、そんなことができたらいいなと思いながらやってました。

実際、めちゃくちゃ楽しかったですね。すごく面白くて、ずっと笑いっぱなしでした。やっぱり漫才新人賞ってだけあって正直知らないコンビの方もいたんですが、そうするとどっちがボケでツッコミかも知らない状態なので、だからこその意外性というか、それを使った構造的な笑いもあったので、メジャーな人たちばかり出る賞レースとはまた別の楽しみ方ができるんだなっていうのも感じました。

それを言語化したことによって、より面白いかどうかはわからないですが(笑)、僕が思ったことは伝わるように表現できたのかなと思ってます。

藤崎マーケットさんのお話とは逆になっちゃうんですけど、視聴者の方には何も考えずに見てもいいんだよって。それでも十分楽しめるし、その後に、「ぼーっと聞いてたけどそういうことなんだ」ってわかる楽しみ方もできるようになっています。

今回は「言語化」っていうのがあることで、もし難しいとか堅い雰囲気を感じられてるんだとしたら、実際にはそういうことは考えなくてもいられるっていうのはお伝えしたいですね。

番組概要

「第15回ytv漫才新人賞 ROUND1」
放送日時:2025年9月14日(日)16:00~17:30
MC:藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)
言語化ゲスト:ふくらP(QuizKnock)
審査員:お~い!久馬(ザ・プラン9)、哲夫(笑い飯)、林健(ギャロップ)、兼光タカシ
出演(出番順):例えば炎、三遊間、ぎょうぶ、いつもたいしゃ、オニイチャン、タチマチ、ぐろう、愛凛冴、天才ピアニスト、シカノシンプ、タイムキーパー、ライムギ

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