“なにわのロイヤルファミリー”として親しまれる西川きよし一家の味が自宅で楽しめる『西川家のだし』が、9月から関西圏のスーパーで販売されています。西川かの子がプロデュースしたこの商品は、母親のヘレンが毎朝引いてきた出汁の味を手軽に再現できる“だしパック”です。10月6日(月)には、大阪・ラフアウト中津で発表会見と試食会が行われ、かの子のほか、きよし、ヘレン、忠志が勢ぞろいして商品をアピールしました。

かの子「なかなか大変な作業でした」
かの子は、『西川家のだし』をプロデュースすることになったきっかけをこう振り返ります。
「10年ほど前にカフェ(の経営)をやっていまして、そのときにだしパックを作って来店したお客さまに販売したり、(吉本)エンタメショップで販売させてもらった時期がありました」
ただ、当時はかの子がさまざまな業務をひとりでこなしていたため、吉本興業から「みんなで一緒にやれば、全国に西川家のおいしいお出汁がいつか広まるんじゃないか」との声がかかったとか。かの子は、「いろいろな方々のお力を借りて、今日の日を迎えることができました」と語ります。

ヘレンは毎朝引く出汁について、次のように語りました。
「昔の話ですが、私のおばが毎朝、かつお節で取ったとてもおいしいお出汁で料理を作ってくれた思い出があります。結婚して58年になりますが、毎朝、我が家はお出汁の香りから始まります」
ヘレンは今回の商品について、「私も80歳になりますので、毎朝、寸胴で出汁を取るのは大変なこと。なので、よう開発してくれはりました」と太鼓判を押します。

かの子は、国産原料と藻塩のみを使用したこの商品の開発について、自信をのぞかせました。
「何種類もの素材が入っていて、やっとうちの母のお出汁になるので、それに近づけていくのがなかなか大変な作業でした。塩分や原材料の量も調整し、何度も味を確かめて、かなりヘレンさんの味に近づけたんじゃないかなと思います」
もっぱら「食べる専門」という忠志も、小さいころからヘレンが出汁を引く姿を見ていたと話します。
「出汁が完成したら僕たち子どもの出番で、先に大きなザルで寸胴の中の素材をすくい出してから、2リットルくらいの入れ物に計量カップを使って出汁を入れていきました。多いときで6〜7本ありました」
忠志が東京で活動していた時期は、出汁を冷凍して新幹線で運んでいたとか。忠志は「いまはそんな時間もなかなかないと思いますし、手軽に出汁が作れる。これは最高です」とアピールしました。

ヘレンに花束を贈呈したきよしが涙
きよしは、ヘレンの出汁が“元気の源”だとしみじみ語ります。
「50年以上、毎朝、家内が取った出汁の味噌汁を飲んできました。定期検診に行くと、お医者さんに『西川さん、お元気ですね』と驚かれます。調べてみると、血管が強くて血がきれい、そして骨が強いそうです。『その理由はなんですか?』と聞かれたときは、『家内の出汁です』と先生にも勧めています」

来年80歳を迎えるきよしは「お店でお買い求めいただいて、一緒に元気に。人生100年時代をがんばりたいなと思います」と語り、ヘレンも次のように呼びかけました。
「皆さんの食卓の笑顔を少しでも増やせたら、こんなうれしいことはありません。皆さまに健康になっていただいて、主人が申しましたように人生100年時代ですので、100年とはいわず、110、120、130年。私たちもそこまでいきたいと思いますので、出汁を飲んでがんばります!」
西川家では、和・洋・中どんな料理でもこの出汁が使われているといいます。忠志は「おから丼」がお気に入りだといい、「お出汁たっぷりのおからを白いご飯にたっぷり乗せていただくんですけど、栄養満点でめちゃくちゃおいしいです」と振り返ります。

かの子は高野豆腐だそうで、「小さいころから好きでした」といいます。ハンバーグがお気に入りだというきよしは、「出汁はハンバーグでもチャーハンでも何でもたっぷり入れるんですけど、出汁を入れるとうまい。不思議やなぁ。不思議な出汁の魔法使いみたいなもんやな」としみじみ語りました。
会見があった日は、ヘレンの79歳の誕生日。サプライズでヘレンに花束を贈呈したきよしの目から思わず涙がこぼれ落ちる場面もありました。かの子は「家族の健康を作ってくれたのは、母の料理のおかげだと家族で話しています」と改めてヘレンに感謝し、「来年はお互いに80歳。再来年は結婚して60年になりますから、出汁を飲んで健康に生活してください」と両親に語りかけました。

商品概要
なにわのロイヤルファミリー
『西川家のだし』
発売日:2025年9月8日(月)
内容量:10g×14袋入
価格:参考価格(税抜 750円/税込 810円)
販売者:アイディアパッケージ株式会社
販売地区:関西圏のスーパー 他
賞味期間:製造後365日
原材料:国産原料限定
かつお節:鹿児島県、静岡県(上質なかつお節を選んで使用)
むろあじ節:鹿児島県、熊本県、三重県(あまみのあるだしが味に深みを与える)
いわし煮干し:広島県、愛媛県、香川県、山口県(保存料を添加しない産地を選び使用)
食塩:岡山県(瀬戸内海の海水を100%使用した海塩を、瀬戸内の地にて藻塩仕上げ)
乾椎茸:大分県、宮崎県、岩手県(原木栽培のものを使用)
昆布:北海道(真昆布と利尻昆布をブレンド)