“20周年”グランジの5年ぶり単独ライブは“らしさ”爆発! 遠山がお尻丸出しで五明&大「帰ってきた!」「祭りだ〜!」

結成20周年を迎えたお笑いトリオ・グランジ(五明拓弥、遠山大輔、大)が、その記念単独ライブ『グランジ上京物語2025』を10月11日(土)に東京・ルミネtheよしもとで開催しました。5年ぶりとなる単独ライブの演出は、脚本家のマンボウやしろが担当。多彩なコントや漫才が披露されたほか、ライブの真っ最中に大がボートレースに大金を賭ける場面もあり、盛りだくさんの内容で超満員の会場を笑いの渦に巻き込みました。

出典: FANY マガジン
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「あいつは故郷に帰ったというか…」

グランジは、漫画家の“ごめたん”として『カーシェアグルメドライブ』などを執筆する五明、ラジオで活躍する遠山、そして“ボートレース芸人”であり椿鬼奴の夫としても知られる大が2005年に結成したトリオ。それぞれが個性的な活動を続ける一方で、アニバーサリーイヤーの今年は約15年ぶりのバスツアーや記念ムック本発売など、トリオでの活動を増やしてきました。

舞台の幕が上がると、そこにはラジオ『SCHOOL OF LOCK!』(Tokyo FM)のブースで話す校長・遠山と教頭・やしろの姿。遠山は「なくしてしまったもの」という授業テーマでリスナーの質問に答えながら、自らの「なくしてしまったもの」について自問自答します。

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ラジオパーソナリティとしての仕事が増え、芸人・グランジとしての活動が減っていた日々を思い返し、「本当にやりたいことは、オレの心の中にずっとあったんだ」といきなりラジオブースを飛び出す遠山。残されたやしろ教頭は、リスナー(観客)にこう語りかけました。

「全国のラジオの前の生徒のみんな、ごめんね。びっくりしないでね。いま遠山校長が死にました。でもね、安心してほしいの。死んだのはね、遠山校長なんだ。遠山大輔は生きてるから。なんていうんだろう、あいつは故郷に帰ったというか……いや、ちょっと違うか。ある意味ね、ようやく、いま“上京”したのかもしれない——」

暗転した舞台に再び明るくなると、そこには太鼓の中でお尻を丸出しにした遠山の姿が!? すると法被を着た大と五明が登場し、「遠山太鼓が帰ってきた!」「祭りだ〜!」と歓喜します。

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そこから舞台上を右に左に遠山太鼓を動かし、大と五明がリズムよく「はい! はい! ケツ太鼓!」「五穀豊穣、ケツ太鼓!」といった掛け声で尻を叩き続けると、会場は大爆笑に包まれました。

オープニングからフルスロットルで笑いを起こしたあとは、漫才やコントなど、いまのグランジを象徴する珠玉のネタが次々と披露されます。

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競艇“ガチ勝負”やサプライズゲストも!

コントでは、カネの支払いに困った大が「下関ボートレース場で開催中の第8レースを当てる」と宣言。これは実際にこのライブ中に行われていたレースで、大は本当に自腹の30万円を賭けることに……。会場の大きなモニターにレース映像が映し出され、観客も固唾を呑んで結果を見守ります。

大が購入した舟券は「1-2-3」「1-2-4」「1-3-2」「1-4-2」の4点。完全にコント師からギャンブラーの顔に戻った大は「30万ってやばいからな?」「マジで頼みます、神様!」と祈ります。遠山や五明が話しかけても、「うるせー、黙ってろ!」と必至の形相で会場は大爆笑です。

しかし、レースの結果は「1-3-4」で見事に撃沈。「もう終わりだよ。うわー!」と叫ぶ大に、再び爆笑が巻き起こりました。

出典: FANY マガジン
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そのほかにも、幕間のVTRで五明が書き下ろした漫画が流れたり、コントのスペシャルゲストとして囲碁将棋・文田大介、元日向坂46の潮紗理菜、テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香、インフルエンサーの西山ダディダディが登場したり、20周年の集大成にふさわしい内容で2時間以上にわたって大盛り上がり。

エンディングでは、遠山が「本当にまだ決まってないですけど、単独ライブ、個人としては来年もやったほうがいいと思ってる」と宣言。また、五明がこの日に『キングオブコント2025』決勝が行われていたことに触れ、「皆さま、キングオブコントの真裏にありがとうございます。われわれは、このルミネtheよしもとで優勝したということで……」と感謝すると、会場から大きな拍手が送られ、単独ライブは喝采のなかで幕を閉じました。

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