NMB48メンバーが出演する全6話のショートドラマ『バグル・フィクション』の配信が、縦型ショートドラマ配信サービス「FANY :D」で12月18日(木)からスタートします! 脚本は、吉本とのコラボ実績がある劇団・ヨーロッパ企画の諏訪雅とNMB48の安部若菜、そして監督にヨーロッパ企画の小林哲也を迎え、桜田彩叶、塩月希依音、泉綾乃、坂田心咲、芳賀礼、坂下真心がひとつの物語を紡いでいきました。そこで今回、作品に出演した6人と、第3章の脚本を手がけた安部若菜に役どころや制作秘話を聞きました。

演技経験が少なくても大丈夫かと思っていたら…
――第1章の主演は桜田彩叶さん。演じてみてどうでしたか?
桜田 私が演じた役は、セリフは少ないのですが、朝起きたらすぐにベッドを整えたりとか、すごく几帳面な女の子なんです。そんな几帳面な子の家が、帰宅してみたら窓が開いてたり、布団がぐちゃぐちゃになっていたらすごく怖いだろうなと思って。実際に自分の家でその状況を想像して、演技の練習もしました。
でも怖いという感情を演じるのは、すごく難しいなと……。セリフが少ないからこそ、表情とか、間(ま)とか、空気感を作り出すのが少し難しくて。演出の小林さんにも演技指導をしていただいて、怖いという表情をしたものの、映像を通すと自分が思っているようには伝わらないことがわかりました。
演技はちょっと大げさにやるくらいがちょうどいいことや、セリフ以外の表現力もたくさん指導してもらい、学ばせていただきました。

――続いて第2章は、塩月希依音さんが主演でした。
塩月 私も演技経験があるほうではないので、台本をいただいたときに「(演じる役が)女子高生役でよかった」って思ったんです。わりと気持ちも作りやすい役だし、覚えるセリフも少なくて。「演技経験が少ない者にとってはすごくよかった」と思いながら撮影に挑みました。
でも撮影当日になると、違う場面なのに、前とまったく同じように演じながら、ストーリーの展開もつけるという、両方をやらないといけないことがすごく難しくて、「とんでもない役が来た!」と思い直しました(笑)。
異世界モノのお話でもあるんですが、最後のほうではコメディのようなシーンもあって、不思議世界とコメディがミックスされたようなお話で、すごく楽しかったです。
「あーのんやったら大丈夫」
――第3章は泉綾乃さん主演で、OLの役です。脚本を書いたのは、NMB48のメンバー、安部若菜さんですが、まず泉さんからお芝居についての感想を教えてください。
泉 この役は全6章のうち、いちばんコメディテイストで、笑い要素があるものです。セリフ量がちょっと多くて、あと、自分はふだん、あんまり感情を表に出すタイプじゃないので、表情を豊かにする場面では少し苦戦した部分もあります。
それから、ナレーションが多いものの、最後は長セリフで、本当に泣きながら練習しました。でも、そこまでセリフ量が多いお芝居をしたことがなかったので、楽しかったです。いい経験ができました!
――安部さんは泉さんに“あて書き”をしたのでしょうか?
安部 そうです。あーのんが演じるということは知っていたし、恋愛ものということも決まっていたので、「あーのんやったら、なんでも大丈夫だろう」と思いながら書いていました。
初めて脚本を書かせてもらったんですが、「長セリフを入れたいな」と思って。この作品を書く前に見た映画で、めっちゃ長セリフの場面があったので、「いつか入れてみたいな」と思っていたんです。そしたらこのタイミングで脚本を書くことになったので、書いていてすごく楽しかったです。

――「あーのんやったら大丈夫」という発言に、泉さんへの信頼感を感じますね。
安部 私が書いた小説『アイドル失格』をドラマ化していただいたときも、あーのんが出てくれて。自分の作品を演じてもらうのが2回目というのは、なかなかないことなので、その信頼感もありました。あーのんには、いつもと違う雰囲気も楽しんでもらえたらいいなと思いながら、好き勝手にやりました(笑)。
「いまの私のままでいこう」と思っていたのに…
――第4章の主演は坂田心咲さん。ウェイトレスの役ですが、どうでしたか?
坂田 今回、喫茶店の店員さん役で出演させていただきました。皆さんと比べて人物やストーリーの設定がそんなに細かくはなく、主人公の年齢が私と同じくらいだったので、「いまの私のままでいこう」と思っていたんですが、自然さを出すという演技が難しかったです。
最初は、初めての演技のお仕事ということで緊張して、自分らしさが出せないところもあったんですが、「もうちょっとリラックスしていいよ」という演出の小林さんやスタッフさんたちの温かい言葉で、だんだん緊張もほぐれて、自分らしさが出せるようになっていったなと思います。
――第5章の主演は芳賀礼さん。役はどうでしたか?
芳賀 女子高生で、学校での撮影だったので、最初は想像しやすいなと思っていました。でも、自分の未来が書かれている本を読んだときのリアクションをどう演じたらいいのか難しくて、めちゃめちゃ悩みました。
そういうことに日常生活で遭遇することがないので、「自分がもし、この状況だったらどういうリアクションをするのか」とけっこう考えて……。撮影当日も「この瞬間は、こういう表情をしてほしい」と言っていただき、また女子高生の目線という意味ではやりやすかったんですが、そこに不思議なお話が乗ったことで、改めて自分と向き合って戦うことになりました。
でも、物語の展開も面白くて、最後は「私はこんなアクションする少女やったんや」と思いながら演じました。そのアクションも迫力あって、撮影ではたくさんアドバイスをいただいていたので、それを意識してやっていました。あとで映像を見たら勢いもあり、すごく良いドラマになったなと思いました。
伏線回収にスッキリ!
――坂下真心さんは、「アイ」を演じていかがでしたか?
坂下 本当にアイは破天荒で、大雑把で、このメンバーの中ではあんまりいないキャラクターだったんですが、そんなアイが私の初演技でした。でも、その新鮮さがやりやすかったなと感じています。ふだんいないキャラクターだからこそ吹っ切れて、自分の中でやりきれたなと思えました。
アイはいろんなメンバーとの絡みがあって、あーのんさん主演の第3章以外はすべて出演しているので、メンバーの撮影にもちょこちょこと参加しました。そのときは、それがどう繋がるのか全然、想像できなかったんですが、あとで振り返ってみたら「こういうことになってたんだ!」と伏線が回収されて、すごくスッキリしました!
――では、最後に塩月さん。今回の『バグル・フィクション』のようなチャレンジもありますが、改めて2026年のNMB48の展望をお願いします。
塩月 今回、初めて演技に挑戦したメンバーも多く、NMB48にとっても『バグル・フィクション』は新たなチャレンジになったと感じました。「いろいろなことができるグループでありたい」「新しいことにも挑戦していきたい」と思っていますが、今回は演技を通して、ふだんの活動では気づかなかった力を引き出してもらった感覚がありました。
これからも、いままで積み重ねてきたアイドルとしての経験が、何かのきっかけで生きてくる瞬間があればうれしいですし、挑戦し続ける姿勢を大切にしていきたいです!
FANY :D概要
縦型ショートドラマアプリ「FANY :D」は1話1~3分程度で、冒頭数話が無料視聴できる縦型ショートドラマアプリです。「人間の欲望を解放するショートドラマアプリ」をコンセプトに、初期は復讐、裏切りやどろどろな恋愛系などを中心に、吉本興業所属芸人やタレントが多数出演しています。
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