バンビーノが語る沼津の11年「ここは家族のよう」伝説のライブ『ハラランド』の記憶【ぬまんづの沼津からの手紙 vol.21】

ぬまんづの沼津からの手紙~こちらは楽しくやってます~

静岡県の沼津駅の南口からから徒歩1分。
目の前に見えるラクーンビル4Fにある「沼津ラクーンよしもと劇場」の
日常や舞台裏を静岡県住みます芸人のぬまんづがお届けします!

静岡県の沼津駅の南口からから徒歩1分。
目の前に見えるラクーンビル4Fにある「沼津ラク...

12月20日(土)、沼津ラクーンよしもと劇場で開催された『笑結束~全力で笑わせて笑わせて笑わせて笑わせて笑わせてまいります~90分拡大SP』

サッカーとお笑い、そしてサポーターが一体となるこのイベントは、まさにタイトル通り“結束”を体現した90分だった。

笑いとサッカーで“結束”した90分

ゲストのフルヤトモヒロがアスルくんと共にアスルクラロ沼津の応援ソング『ASHITAKA』を高らかに歌い上げるオープニングアクトでイベントは幕開け。

出典: FANY マガジン

続いてMCの富士彦、ぬまんづに加え、アスルファン感謝祭ではすっかりお馴染みのペナルティ・ワッキー、そして業界随一のJリーグウォッチャー平畠啓史が登場し、会場の空気を一気に掴んだ。

温まった会場に迎えられ、アスルクラロ沼津の選手(山田晃士、徳永晃太郎、菅井拓也、齋藤学)が登場。

それぞれが今シーズンへの思いを語る中、会場には笑いと拍手が巻き起こり、最高のライブスタートとなった。

そして選手紹介の流れから、本日のスペシャルゲスト・バンビーノが登場。

“ダンソン”に憧れていた山田選手は、石山からのニーブラを見事に受け切り、会場を沸かせる。

さらに菅井選手は自らダンソンに挑戦。正直、いきなりは難しいかと思われたが、披露されたのはまさかの完璧なダンソンからのニーブラ!

この瞬間、劇場は拍手喝采に包まれた。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

続く『ゴールパフォーマンスを考えよう!』のコーナーでは、うえたけとワッキーが作り上げたギャグ、「(両手をあげて左右に向けながら)マイケル・ダグラスー!!!」を、山田選手のパフォーマンスとしてプレゼント。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

試合でこのギャグが飛び出すその日を楽しみにしております!

オフの過ごし方は? 意外な回答に爆笑

芸人コーナーでは、全員で息を合わせる企画『合わせましょう』に挑戦。

全員一致の見事なプレーがあったかと思えば、『アスルくん』というお題では、どう見ても違うポーズなのに「これは“ガオーポーズ”です!」と、言葉巧みに正解に持っていく選手たち。

ここでも、サッカー選手ならでは(?)の頭脳派プレーが炸裂した。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

また、開演前にサポーターの皆さんからホワイトボードに書いてもらった質問コーナーでは、「オフは何をしているんですか?」という質問に対し、トレーニングに励む選手、自分を売り込む方法を模索する選手がいる中、菅井選手の「全く何もしない」という一言に、会場は大きな笑いに包まれた。

イベントを通して強く感じたのは、チーム・サポーター・芸人の距離の近さだ。惜しくもアスルクラロ沼津はJFL降格という結果になったが、この日の会場にあったのは落胆ではなく、「必ずJリーグに戻る」という確かな熱量だった。

選手とサポーターの間に流れる一体感、その空気は間違いなく前向きで、力強いものだった。

笑って、拍手して、声を出して。

この夜の“笑結束”は、来シーズンへ向けた大きなエネルギーになったはずだ。

またこの場所で、またこの空気で、次はもっと上のステージの話を笑いながら聞ける日を、心から楽しみにしている。

アスルクラロ沼津、最高ー!!!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

ここからはインタビュアーうえたけのコーナー!

ぬまんづ・うえたけインタビュー ゲスト:バンビーノ

今日のゲストは先ほどのライブのスペシャルゲストでもあったバンビーノさんです!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

うえたけ(以下・う):バンビーノのお二人、よろしくお願いいたします。

石山(以下・石):よろしくお願いします。

藤田(以下・藤):うえたけがインタビューするんや(笑)

う:はい!それを原が文字に起こします!

石:また原ばっかり大変やん!(笑)

う:いや、あいつも好きでやってるんで(笑)そんなことよりインタビューさせてください!

藤:なんでも聞いてー

う:まずは定番ですが、沼津の劇場の印象から聞かせてください。

石:駅から近くて、お客さんもすごくあたたかく迎えてくれるイメージですね。

う:たしかに! お客さんのあたたかさは皆さんめちゃくちゃ言ってくれます!

石:ネタを試したりも出来るし、素直に喜んでくれるお客さんが多いので、サービス精神に拍車がかかってタイムオーバーしちゃうこともある、そんな劇場ですね。

う:バンビーノさん10分のところ17分くらいやってた時ありましたもんね!(笑)

藤:僕は地域密着型の劇場だなって印象が強いですね。住みます芸人のみなさんもそうですし、お客さんも含めて、家族とか親戚みたいなおもてなしを受ける感じです。特によく出させてもらってた2015〜2017年くらいは、ネタで出る時のお客さんの拍手に「おかえり」って言われてるような雰囲気を感じてました。

う:では次に、沼津で思い出に残っているライブを教えてください。

石:ハラランドですね。

う:出た、ハラランド(笑)

石:毎回、沼津に来るのが楽しみになるコーナーライブでした。原は作り続けるしんどさもあったと思いますけど、コーナーだけで成立する地方劇場って、なかなかないと思うんです。

う:確かに、地方では珍しいのかもですね!

石:外箱でもやったりして、今思うとかなりレアなライブでしたし、どこにいてもちゃんとお笑いを模索してる姿を、東京の芸人も認めていたと思います。

藤:僕もハラランドですね。

う:藤田さん側から見たハラランドはどうでした?

藤:囲碁将棋さん、ミキ、バンビーノの3組でやってた『ミキバン囲ー碁』が特に印象的で。ライブ中も楽しかったんですけど、打ち上げが最高でしたね。

う:打ち上げの方(笑)

藤:終電まで時間ないのに、「さっき誰が屁をこいたか」で揉めて帰ったのがもうアホすぎて(笑)。でも、そういうのも含めてめちゃくちゃ楽しかったです。

う:皆さん中身が小学生すぎるんですよ(笑)

藤:そこでよく食べてたミョウガの豚バラ巻き、今でも家で真似してます。やきとり酒場さん、ありがとうございます!

う:やきとり酒場サイコー!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

う:劇場以外で、沼津の街も歩いたりしました?

石:しましたね。駅の出口が違うだけで街の雰囲気が変わる感じがあって。

う:ああ、分かります。北口と南口で全然違いますよね。

石:南口を散歩がてら歩いたことがありまして、夜は人通りも少ないですけど、考え事をしたり、お店を探したりしてる時間が楽しかったですね。街の人も優しい人ばかりでした。

藤:僕はウォーキングアプリの『あるくと』を使ってるんですけど。そのアプリの地図上で全国の3箇所にしか出ない超レアキャラがいるんですが、それが兵庫、高知、そして沼津だけで。

う:そんな奇跡が!?(笑)

藤:僕も「え、沼津!?」って1人で大興奮して、出番の合間に劇場のチャリを飛ばしてGETしに行きました(笑)

う:ちなみにそれはゲットは出来たんですか?

藤:無事にゲット出来ました(笑) ホントに沼津の劇場には感謝しかないです!

う:最後に、まだ沼津に来たことがない人たちへ一言お願いします。

石:故郷が田舎の人は懐かしく感じると思いますし、海鮮やご飯が美味しいお店も多いです。お笑いを観るついでに、小旅行として来るのもおすすめですよ。

藤:沼津といえば、お魚、ラブライブ、深海水族館…いろいろありますけど、そこにぜひ『沼津ラクーンよしもと劇場』を入れてほしいです。この10年で、本当にたくさんの笑いを届けてきた劇場だと思うので。生のお笑いは、いいぞ~!

う:バンビーノのお二人ありがとうございました!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

そんなバンビーノのお二人は元日の新春沼津ラクーンよしもと寄席3公演に出演!

ぜひ生のバンビーノをお正月からご堪能ください!

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