吉本新喜劇の間寛平GM(ゼネラルマネージャー)による月例会見が、クリスマスイブの12月24日(水)に大阪市内の吉本興業本社で行われました。『吉本新喜劇座員総選挙2025』で1位の山田花子、3月に上演した舞台の再演が決まったアキら人気座員が登壇。それぞれの出演イベントやホットなニュースを届けたほか、今年の“吉本新喜劇の顔”である西川忠志はクリスマスムードの盛り上げに全力投球し、いつも以上にワイワイにぎやかな会見となりました。

会見冒頭からハイテンションにスタート
MCを務める座長の吉田裕が寛平GMと忠志を呼び込むと、忠志はクリスマスソングを大声で熱唱し、踊りながら登場。寛平GMが「朝の10時やで……」と呆れるほどのテンションで、さっそく報道陣を笑わせます。
発表された12月の敢闘賞の受賞者は12月9日(火)〜の大阪・なんばグランド花月本公演・吉田裕座長週に出演していた忠志です。忠志は「笑わせる役というよりはお芝居をする役だったので(受賞できたことに)驚いた。スタッフの皆さんが、お芝居をきちんと見てくださっているのがわかった」と喜びを噛みしめました。

続いて、ゲストたちが登場。アキ、松浦真也、のぶよし、花子が、松浦のギターで奏でるクリスマスソングに乗って会見場へ現れ、「メリークリスマス!」と挨拶します。GM会見47回目にして初登壇したのぶよしは、イジられまくり! 花子はいつも通り、「アンジェリーナ・ジョリーです」と自己紹介して一同をズッコケさせました。
松浦は新年早々、1月2日(金)、3日(土)に大阪・吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)の『謹賀新年! 吉本新喜劇inセカンドシアターお正月スペシャル』でリーダーを務めます。
「花子姉さんも“愛されオジ”も出ます!」と叫んだ松浦は、忠志のオリジナル曲『愛されオジになりたい』をギターでかきならすと、すぐさま忠志が反応! 照れながらもワンフレーズを歌って踊ってアピールしました。

アキ「熱い想いを見にきて」
のぶよしは、新喜劇入団20周年を記念して、1月25日(日)になんばグランド花月で『のぶよしto狂言to新喜劇to〜伝統芸能 狂言と吉本新喜劇の笑いの融合なんですねぇ はぁい〜』を開催します。
この公演は、のぶよしと小・中学校の同級生だった狂言師・茂山茂と、その従兄弟で実は清水けんじの同級生という茂山宗彦、さらにすゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)をゲストに迎えた異色なもの。
のぶよしは自身も狂言を披露すべく特訓中だと告白し、こう熱弁しました。
「狂言はゆっくりしたなかに、とてつもない“間”があって、我々が勉強するところがたくさんある。今後の新喜劇を作るうえで、座長さんにも見ていただきたい」

花子は、座員総選挙で公約に掲げた家族総出演の『ファミリーコンサート』を1月17日(土)に、大阪・よしもと道頓堀シアターで開催しますが、チケットはすでに完売。そこで「もっと素敵なのを持ってきたよ」と別のトピックを紹介します。
花子が羊毛フェルトで自作したハムスターの人形を、吉本興業公式オンラインショップ・FANYモール内『山田花子のなんやかんやショプ』で12月25日(木)から販売。ひとつ完成させるのに約8時間かかるほど手間ヒマかけた人形の販売価格が明らかになると、一同は騒然です!? 花子は「職人芸ですよ!」と自信満々で、うどん屋のハッピを着たものなどそれぞれ個性豊かな“ひとつだけ”の逸品であることを訴えました。

今年3月に、念願のガチのお芝居公演『時が来た』を上演し、大好評を博したアキは再演決定を発表。アキは、お笑いの世界に入る前、東映京都撮影所でスタントマン・殺陣師の宍戸大全に師事し、ドラマや映画の撮影で命がけのスタントをしていました。
本作は当時からずっとやりたかったという夢の舞台で、坂本龍馬や岡田以蔵ら幕末を駆け抜けた男たちのドラマを1月23日(金)〜26日(月)の期間、大阪・近鉄アート館で再び繰り広げます。
アキは「時代を変えようと闘い散っていった人たちの想いを、演劇を通して若い人たちや新喜劇のファンにも伝えたい。時代劇を全然知らなくても大丈夫。熱い想いを見にきて」と呼びかけました。

寛平GM「新喜劇もネタを作って頑張らな」
注目イベントはほかにも目白押しで、新喜劇の夫婦座員6組を中心とした公演の第2弾『新喜劇キャッスル2〜Love or Dead』(なんばグランド花月)が2月1日(日)に控え、1月16日(金)には『吉本新喜劇×オリックス・バファローズ〜関西がひとつになる夜〜』(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)も公演されます。
プロ野球のオリックス・バファローズとのコラボ公演には、麦谷祐介選手と寺西成騎選手が出演し、オリックスファンのハイヒール・モモコら豪華出演者が顔を揃えます。


座員たちが渾身のネタで頂点を目指す『寛平GM杯ネタバトル』の復活も発表されました! 『寛平GM杯ネタバトル〜吉本新喜劇記念日への道〜』と題し、2月5日(木)に道頓堀シアターで開催されます。
テレビのネタ番組や賞レースなどで躍進できるよう、座員のお笑いパフォーマンス向上を目的としたこのライブ。ピンネタ・コント・漫才なんでもありの2分ネタで勝負し、上位入賞者は3月1日(日)になんばグランド花月で行われる『吉本新喜劇記念日2026』に出演できます。
寛平GMは『M-1グランプリ2025』で優勝したたくろう(赤木裕、きむらバンド)を引き合いに出し、「新喜劇もネタを作って頑張らなあかんなと思った」と語ります。佐藤武史とのコンビ“べたーず”で10月に開催された『第14回関西演芸しゃべくり話芸大賞』で準グランプリに輝いたのぶよしも、「誰より早くエントリーした」といまからやる気十分です。

西川きよしにGM会見への出席をオファー!?
最後は恒例“忠志のビッグアイ”のコーナー。忠志が注目するトピックを紹介しますが、今回は「西川家に暖炉ができた」というファミリーニュースを提供!? 西川きよしが妻・ヘレンの長年の夢を叶えるべくプレゼントしたそうで、安全性を考慮して薪ではなく電気で暖めるタイプを選択したのだとか。
忠志は「今日はイブで、明日はクリスマス。家族で暖炉を囲んで過ごしたい」と語りましたが、周囲からは「新喜劇ちゃうやん」とツッコミが入ります。
締めくくりの挨拶では、寛平GMがきよしに月例会見登壇をオファー! 「西川家のニュース(が伝えられること)も多いし、年度最後の会見に来てほしい」と語ると、忠志は「まずはうちに来て、暖炉を囲んで父と話し合ってください」と要望しました。

会見ではこの1カ月の振り返りも。11月30日(日)のレイチェル単独公演『FOREVER PARTY PEOPLE!!5』(なんばグランド花月)にはロックバンド・氣志團の綾小路翔がスペシャルゲストとして登場。寛平GMは「レイチェルは自分の新喜劇をやってましたね。また新しいパターンやなと思って見ていた。レイチェルと翔くんがすごく仲よくなったので、また何か考えてると思います」と期待しました。
12月13日(土)の『吉本新喜劇inよしもと福岡劇場』では、九州新喜劇の座長を目指す安井政史が寛平GMと共演しました。
寛平GMと4座長、さらに人気座員が勢揃いした12月19日(金)のMBS特別公演『よしもと新喜劇年末スペシャル』(なんばグランド花月)は、2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』を先取りした内容で、寛平GMと忠志が兄弟を演じました。この模様は、12月29日(月)にMBSで放送されます。
『吉本新喜劇出前ツアー2025』は12月20日(土)に北海道に上陸。「金の卵12個目オーディション」で入団した久冨悠二郎は「故郷の北海道で公演を行うのが夢」と語っていましたが、忠志によると「数カ月でかなってしまった。ますます頑張ると言ってました」といいます。

