2026年は午(うま)年ということで、名前に「馬」が入っている芸人に集まってもらい、オンライン座談会を開催しました。MCは、以前は「馬と魚」という名前で活動していたトニーフランク。そしてザ・プラン9のお〜い!久馬、モリマンの種馬マン、そいつどいつの松本竹馬、TikTokの登録者20万人を誇る天ロクの丘の馬田バジリスクという、ふだんあまり接点がないメンバーが集まり、“うまくいった話&いかなかった話”をしてもらいました!

馬田バジリスクはダンス動画が大バズり
トニーフランク 名前に馬が入っている芸人って、こんなにいるんですね。さっそくですが、2025年に“うま”い話があった人は?
馬田バジリスク 芸歴5年目、天ロクの丘というコンビを2024年5月に結成してから1年ぐらいで「よしもと漫才劇場」の翔メンバー入りができて、めっちゃめちゃうまくいきました。
あと、全然踊れないんですが、TikTokでダンスをあげたらバズって。その動画を見たDa-iCEの花村想太さんが「僕と一緒に練習しませんか?」とコメントを送ってくださるという、とてもうまい話があったんですが、一応、ワンクッション置いておこうと「申し訳ないですよ」って送ったら、そこで話が終わっちゃいました……。
お〜い!久馬 それはもったいない! 文字やとどれくらいの謙遜加減かがわかりにくいのかな。
トニーフランク でも、まさにいまの時代の“うま”い話ですね。
松本竹馬 僕は2025年にVIO脱毛(下腹部などの脱毛)をしたのですが、めちゃくちゃ痛くって。初めてVIO脱毛したとき、あまりにも痛すぎてチ〇コの皮が縮みあがって、なくなったんですよ。施術している途中に「やめてください! 僕のチ〇コがなくなりました!」と手術台の下やゴミ箱を探したら、男性スタッフの方に信じられないくらいウケて、隣の部屋からも笑い声が聞こえてくるくらいで。そしたら、「おもしろすぎたので施術代、僕が持ちます」と、けっこう高額な施術代が1回分タダになりました。

トニーフランク 転んでもただでは起きない、まさに芸人魂!
種馬マン じゃあ、次は私が。モリマンが結成30周年を迎えたので、「Zepp札幌」で30周年フェスを開催させていただいたんですが、すごい方がいっぱい出演してくれました。ミュージシャンの泉谷しげるさん、黒猫同盟(上田ケンジと小泉今日子のユニット)、怒髪天、MAX、Tsukisamu Mutton Network、そしてタカアンドトシやオズワルドに札幌の芸人もいて、「Zepp札幌」の酒が全部なくなるくらいの大盛況でした。モリマンらしいグッズをと、ゴボウの形をしたペンライトも作ってもらいました。
久馬 それは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで‼』(日本テレビ系)の企画であった、相方のホルスタイン・モリ夫と山崎邦正(現・月亭方正)さんとの「ゴボウしばき合い対決」のゴボウですか?
種馬マン そうです。エロいゴボウライトは振り付けにも使って、キョンキョンにも持ってもらいましたし、方正さんからはビデオメッセージももらいました。
今回、サプライズで誰かに開会宣言をしてもらおうと、そこだけシークレットにしていたら、みなさん、月亭方正さんが来るかも、いや、ナインティナインの岡村(隆史)さんじゃないかとか、いろいろ考えてくれたのですが、誰一人当たらなくて。
私たちが大会宣言のために最初にスケジュールを抑えたのは、吉本興業の副社長、藤原寛さん。藤原さんがグダグダ話をしてから最高のフェスが始まったのがとても良かったです。

トニーフランク 久馬さんはいかがですか?
久馬 派手な話のあとに申し訳ないんですけど、ザ・プラン9で稽古場をずっと探していて。でも、不動産屋も稽古場というものを探したことがないので、大声が出せない部屋だったり、「屋上でBBQができますよ」という物件だったりして全然いいのが見つからずでしたが、2025年夏にやっといいのが見つかって契約を。
そのことをテレビで伝えたら、『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)という番組でDIYをしてくれることになったんです。普通のワンルームなのに稽古場らしく鏡もつけてもらうなど、本当ならお金もすごくかかるのに、それをロケでやってもらえたのでよかったなと。
トニーフランク その稽古場、行ってみたいです!
久馬 ぜひぜひ。一応、下の階の人に「どたばたうるさくするかもしれませんけど」って挨拶をしにいったら、住人が金髪のおっちゃんで、めっちゃ怖かったけど。
食に興味ゼロの久馬が自炊開始
トニーフランク 次は、2025年の“うま”い店や、“話がうまかった&おもしろかった仕事相手”などを教えてください。些細なことでもいいですよ。
馬田 午年とか関係なく、馬に乗ってみたいなと思って1人で乗馬体験に行ったんです。でもね、受付で馬田という名前を伝えると、なんかちょっとスベったみたいな雰囲気になるんですよ。
久馬 「馬田」という名前がボケてると思われる?
馬田 そうです。でも、インストラクターが“うま”い人で、最初に馬田ですと自己紹介をしたら、苗字で呼ぶとなんだか変な雰囲気になると察してか、そのあとはずっと僕のことを馬田さんではなく、お兄さんと呼んでくれたのがよかったです。

トニーフランク 考えすぎですよ(笑)。ちなみに、天ロクの丘のというコンビ名は、大阪の天神橋筋六丁目と地名から? 出身がそのあたりとか?
馬田 全然関係なくて、僕の地元は久馬さん同じ岸和田で、母校も一緒です。
久馬 僕が講師をしているNSC(吉本総合芸能学院)の生徒だったので、こんなふうに話すのはなんか恥ずかしいわ。
種馬マン うちの相方(ホルスタイン・モリ夫)は、いま札幌でスナック2店舗、スープカレー屋1店舗を経営しているんですが、路面店の「スナックサロ」が超大ヒットと、“うま”くいっています。芸人ばかりでバイトを回しているけど、あまりにも人が足りないからと、私までバイトに駆り出されています。火曜日に出勤しているので、札幌に来られたら遊びにきてください~!
竹馬 僕は移動中にけっこう本を読むんですが、最近はオーディオブックで小説の朗読を聞いています。“うま”く活用すれば、目をつむっていても本が読めるんですが、濡れ場のシーンなどが出てくると、「美紀は身体をくねらせて……」と朗読者のおじさんが女性のパートも色っぽく演じていて、なんじゃこら!?と思いながら、いまはそれが逆におもしろく感じています。
久馬 “うま”いもんでいうと、数年前まで本当に食に興味がなくて、死なないために食べているみたいな感じだったけど、最近はちゃんとしたものを食べようと思って、料理も始めました。
ある日、焼きそばを作ろうと、フライパンで野菜を炒めているときに、「あれ? これって野菜炒めやん! オレ、野菜炒めも作れるようになっている!」と家で感動しました。
トニーフランク それは大きな成長ですね! 確かに久馬さんは食にまったく興味がなくて、以前、東京・神保町でおいしいと評判のカレーをご馳走になったときに、すごくしかめっ面で食べていたから……。
シークレットゲストで呼ばれたのに「誰?」状態…
トニーフランク ではみなさん、今度は逆に、うまくいかなかった話を教えていただけますか?
竹馬 高校の修学旅行のシークレットゲストで呼んでいただいたんですが、たぶん、お声がけくださった先生が僕らのことが好き、でも生徒は僕らを知らないという状態で。「スペシャルなゲストが来てくれています! そいつどいつのおふたりです!」と紹介されたけど、「そいつどいつ? 本当に誰だよ、そいつ」って誰かが言って笑いが起きて、そこから全然ウケなくて悲しかったです。
久馬 僕も母校の創立何周年かのシークレットゲストで呼ばれて、同じようなことに。当時は3人組で、オレ、ヤナギブソン、浅越ゴエの順番に登場したけど、オレが最初に出ても「え? 誰?」、浅越ゴエが出てやっと歓声が起きて、オレ、めっちゃ恥ずかしかったから、すぐネタに入ったわ。

馬田 僕、学生だったのでその様子見ていましたし、お笑い好きだったので「あ! 久馬やん!」って気がつきましたよ。
種馬マン 私はブラジリアン柔術を習っていて、昨日はRIZINのブラジリアン柔術フェスティバルが六本木ヒルズアリーナで開催されたので試合してきました。対戦相手のRIZINのチャンピオンのマリちゃん22歳。私、来年56歳。本当に普通に腕十字をキメられて負けたのですが、舞台でスベるより本当に悔しくて! 来年リベンジしますと言って帰ってきました。
「もっと書く仕事をよこしてくれ~!」
トニーフランク 最後に2026年の抱負を伺いたいのですが、種馬マンさんはやっぱり試合でリベンジすることですか?
種馬マン そうですね。来年、米ラスベガスでブラジリアン柔術のワールドマスターという試合があるので、それも勝ちたい。あと調子に乗って、来年もまたモリマンフェスを札幌でやるので、ブラジリアン柔術とお笑いの2本立てでがんばりたいなと思っています。
馬田 僕は、趣味でダンス始めてみたり、乗馬行ったりとかしていますが、2026年はボイストレーニングとフェンシングを始めたいなと思って。特に理由はないのですが、なんかやってみたくて。
久馬 どっちも、けっこうお金がかかりそうなやつやね。
馬田 そうなんですよ。ちょっと久馬さん、何とかならないですかね?
久馬 いいよ! フェンシングの面とか手作りしようか?
馬田 大丈夫です……自分で買います……。
トニーフランク 今回の座談会がきっかけで、2人の距離が縮まった気がします。良いことです! ぜひ馬田バジリスクだけでなく、僕らの面倒も見てもらえたら。

竹馬 僕はやっぱりキングオブコントの決勝に行く、単独ライブを成功させるとかですかね。あと、これはちょっと文句なんですが、小説で賞をもらったり(『僕の大学デビュー天下取り物語』で幻冬舎ルネッサンス主催「第5回自分史コンテスト」特別賞受賞)、脚本を書いたりというお仕事もいろいろしているんですが、あまりにも書く仕事がこない! もっと書く仕事をよこしてくれ~!!と思っています。
トニーフランク FANYマガジンさん、ぜひ竹馬に何か書く仕事をください! 久馬さんの目標は?
久馬 今年はザ・プラン9が結成25周年、個人としても35周年なので、何かできたらなと思っています。僕も、モリマンフェスみたいに、ゴボウのペンライト作って岸和田でイベントするのもいいかもね。会場を母校にして、馬田バジリスクにも出演してもらって。
馬田 これを機に、ぜひ今後もついていかせてください、久馬さん!
トニーフランク いやぁ、2人の距離が本当に近くなってよかったです。本当にファニマガ・ドリームや。楽しいお話をたくさん伺えたので、これでお開きにします。2026年もよろしくお願いします!
