年末恒例『茂造新喜劇祭り!』が大阪に場所を移して大盛り上がり! 2026年への決意も新たに「大爆笑の渦に巻き込めるよう頑張りたい」

吉本新喜劇の辻本茂雄による恒例の公演『茂造新喜劇祭り!今年も年末に笑って新年を迎えたらど〜や!』が12月26日(金)〜28日(日)の3日間、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演されました。これまで京都・よしもと祇園花月で年開催されてきた『茂造新喜劇祭り!』。ホームの祇園花月が昨夏、惜しまれながらも閉館したため、舞台を移して開催されました。ファニマガでは28日(日)夜の最終公演の模様をレポートします!

出典: FANY マガジン
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「茂造のアドリブ祭りじゃい!」

物語の舞台は、風情たっぷりの旅館「酒蔵の宿」。高井俊彦演じるオーナーのもとで、レイチェル扮する番頭、永田良輔扮する仲居のキャンディ、生瀬行人扮する板長らが日々、忙しく働いています。オーナーの姪(小林ゆう)は、父が家を出たあと、母を亡くして高井に育てられました。

そんな旅館に、新人アルバイトとしてやってきたのが辻本の鉄板キャラ“茂造”です。初日から遅刻して怒られるも意に介さず、宿泊客をからかったり、どついたり、従業員たちの秘密を盗み聞きしたりとやりたい放題! 

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そこへ、オーナーの姪に一目惚れした旅行会社の御曹司・ピーチとその母・たかおみゆきや、富裕層向けコンドミニアム建設を目論む瀧見信行と清水啓之、借金取りの安尾信乃助、平山昌雄、多和田上人、宿泊客を装った刑事の玉置洋行、湯澤花梨、警察官の松本慎一郎らが入り乱れ、珍事件が次々と巻き起こります。

辻本は、「許してやったらど〜や」や「つまらないものにはメーン!」、“着信音ネタ”といったおなじみのギャグを連発しつつ、座員たちのボケに鋭いツッコミを入れたり、キャラをイジったり、笑いをさらに増幅させることも忘れません。

平らになる階段や勝手に閉まる扉、上から突然落ちてくる巨大似顔絵など、舞台セットもいつも通りこだわり満載。「茂造のアドリブ祭りじゃい!」の雄叫びから繰り広げられる“ムチャぶり特訓”でも観客を大喜びさせました。

出典: FANY マガジン
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ダンスにボイパ、キスシーンまで座員たちも一丸!

座員たちは、ベテランから若手までが必死になって「アドリブ祭り」にくらいついて持ち味を発揮します。レイチェルのボイスパーカッションに合わせ、得意のダンスを何度も披露し、最後はヘトヘトになっていたのは高井。

レイチェルは「たのしー!」やボイパで笑いを誘いつつ、茂造とともに物語を回します。キャンディ役がすっかりハマっている永田は、キュートな演技で舞台のスパイス役に。

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アドリブ合戦で、次々とおもしろフレーズを繰り出すたかおは、辻本に「本にせえ。文字で読みたいわ」と言わしめるほどの無双ぶりです。

逆に、辻本から何度もダメ出しをくらったのがピーチで、果敢に仕掛け続ける姿に、観客もいつしか応援モードに……!? そのピーチが辻本のギャグ「ほんまやねえ」でお株を奪い、「アドリブ祭りじゃい!」とかぶせて笑わせるひと幕もありました。さらに元カノという設定のキャンディとのキスシーンには歓声と悲鳴が上がります!

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清水は出演者にひとつずつキャッチフレーズをつけ、それを暗記して繰り返すチャレンジネタで観客をハラハラさせます。終盤、人数を増やして挑戦し、見事に成功させた瞬間は大きな拍手に包まれました。

「おじゃましますか?」に始まる一連のやりとりで爆笑をさらった安尾に対し、手下役の平山は「邪魔するで〜」「邪魔すんねやったら帰って〜」の代わりに「邪魔すんねやったら『鬼滅の刃』のモノマネやって〜」と予想外の返しをくらうハメに。

ほかにも、観客を巻き込んだボケで笑わせた多和田や、体を張って笑いを誘った小林など、全員が一丸となって「これぞ茂造新喜劇!」という笑いを生み出します。

出典: FANY マガジン
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さらに、辻本と交流の深い「劇団往来」から、要冷蔵と手島英治が客演で登場。要は「酒蔵の宿」の従業員でありながら、かつてゆうの母を捨てた実の父という役どころ。ゆうから慕われながらも、本当の父であることを明かせない切なさを、さすがの演技力で表現します。

手島はピーチのボディーガード役。常に一歩遅れる動きなどコミカルな演技で大いに笑わせ、それぞれ新喜劇座員との化学反応で舞台に厚みを与えました。

「これで笑って元気になったらどうや!」

お客様参加型の演出もたっぷりと用意。多和田の“コブダイ”ネタに合わせ、辻本のリクエストで観客が一緒に動いたり、声を合わせたりするシーンは大盛り上がりです。清水のチャレンジネタには、客席から選ばれた1人が特別枠として参加し、清水からとんでもないキャッチフレーズをつけられました。

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コンドミニアムの建設計画も、それに絡んだ借金問題も、茂造たちの奮闘でなんとか一件落着! 父娘が和解するシーンは思わずホロリとさせられます。

大オチを任された平山が、辻本の予想を裏切る爆笑をかっさらったあと、「(ウケなかったときのために)保険をかけて」指名されていたピーチがややウケに終わると、「2025年、最後もあいつで……」と瀧見が呼び込まれます。

瀧見は拒否しつつも最後は“千と千尋のカエルネタ”でしっかり笑いをとり、大きな拍手に包まれながら舞台は幕となりました。

カーテンコールでは、辻本の還暦特別公演記念ツアーのテーマソング『夢絆〜きずな〜』を全員で熱唱。辻本は「こうして舞台でお芝居ができるのも、足を運んでくださるお客さまのおかげ。本当にありがとうございます」と感謝を述べ、さまざまなプレゼントが当たる抽選会も行い、ファンサービスが止まりません。

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また、大阪・なんばグランド花月で4月10日(金)~12日(日)の千穐楽公演が決定している還暦ツアーについても、辻本は「思いっきり盛り上げますので、これで笑って元気になったらどうや!」と熱烈アピールしました。

出演メンバー紹介では、今年、結婚したばかりの湯澤が第一子を授かり、この『茂造新喜劇祭り!』を最後に産休に入るというおめでたいニュースも発表されました。締めくくりに辻本は、「来年も継続できるように精進して、みんなに力を借りて、大爆笑の渦に巻き込めるよう頑張りたい」と意気込み、2026年に向けて決意を新たにしました。

出典: FANY マガジン
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4月の千穐楽まで続く「辻本茂雄還暦特別公演記念ツアー」の詳細は吉本新喜劇公式サイトでご確認ください。

吉本新喜劇公式サイト内特設ページ:https://shinkigeki.yoshimoto.co.jp/news/detail/328

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