ヘンダーソンの寝耳にルミネ#5
「ミステリヤス、サイコヤス。ヤス。」(中村フー)

ヘンダーソンの寝耳にルミネ

上京2年目ヘンダーソンが、ルミネ楽屋での出来事をここに綴ります。

上京2年目ヘンダーソンが、ルミネ楽屋での出来事をここに綴ります。

どうも、ヘンダーソン中村フーです。

今年一年このブログに全力投球して、ヘンダーソンを知らない方にも覚えていただけたらと思います。

2年ほど前に大阪から東京へ来まして、
少しずつですが東京という大都会、メジャーの地に慣れてきました。

有り難いことにルミネ出番も毎月いただいており嬉しい限りです。
基本的に毎日電車で移動してまして、
ルミネ出番で新宿に向かう際の電車のホームの位置などやっと様になってきました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

正直上京してきた最初の頃、ルミネに向かう前は緊張とソワソワ感がありました。
何故なら大阪から来た右も左もわからない中堅芸人が、楽屋で東京芸人と一緒になるとどう接したらいいかとか不安になることが多かったのであります。

大阪で一緒だった先輩、同期後輩がいたらどれだけホッとするか。
当時はそんな毎日でした。

しかし、2年も経てば自ずと自然に東京芸人の方達とも会話が増えてきます。
先輩はもちろん、後輩も話しかけてくれるようになってきました。

この日もルミネ出番。
前までは見た目の雰囲気的にも自分の世界観やミステリアスなイメージが強くてなかなか話かけれなかった後輩、ナイチンゲールダンスのヤスが珍しく話しかけてくれた。
普段口数の少なそうランキング1位の後輩である。

空き時間に私服に着替え劇場を出て行こうとする僕を見たヤスが、

ヤス「フーさんどこかお出かけですか?」

自分に向かって喋ってきたのが珍し過ぎてびっくりした僕はてんやわんやになりながら返答した。

フー「いや、ちょっと眼鏡屋行こうと思って!」

ヤス「えっ空き時間に眼鏡見に行くんですか? 聞いたことないっすよ。笑」

フー「いや新しい眼鏡ちょっと探してて……」

ヤス「そうなんですね。笑」

フー「ええやろ眼鏡見に行くぐらい!」

ヤス「またなんか買ったら教えてください。笑」

といった感じで会話が終わりそのまま眼鏡屋へ行き、気に入った眼鏡があったので購入し劇場に戻ると、ヤスがいたので眼鏡を買ったことを報告しようと声をかけようとしたら……

えっ……

ヤス……?

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

フー「なんで眼鏡屋の袋持ってるん……?」

ヤス「空き時間眼鏡屋に行ってきたんすよ。」

……

……へ?

空き時間に眼鏡屋行く芸人なんか聞いた事ない言うてたんなんやったんや……

ちょっちょっと待てよ?
もしかしたらやけど、眼鏡屋行くって言うてた自分にサプライズでなんかプレゼントしてくれようとしてるのか?
もしかしたら!と思って、思い切って聞いてみた。

ヤス「いや違います」

即答だった。

フー「じゃあ自分のやつ?」

と聞くと

ヤス「いや違います、エバース町田さんへのプレゼントなんすよ」

フー「あっ町田のプレゼント? 誕生日の?」

ヤス「いや違います」

フー「違うの? じゃあいつもお世話なってますのプレゼント?」

ヤス「いや違います。なんか気分でプレゼントしようと思って」

フー「ん? どういうこと?」

ヤス「なんかあれなんすよ、町田さんには気持ちが潤っててほしいんすよ。」

フー「あーなるほどな! ……ん? どういうこと?」

終始理由を聞いてても全く意味がわからなかったのですが、ひとつわかったことが、

ヤスはとんでもなく変な奴やけど、変すぎて意外と話しやすいということです。

ちょっと勘違いしてました。
完璧な奴やと思ってたので。

その後も、

ヤス「あとこれもさっき100均で買ったんすけど、伸縮できるウルフ爪です。かっこいいでしょ?」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

フー「お、おう……」

ヤス「フーさんも付けてみてください。おお、いいっすね、カッコいいすね。」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

ずっと何言うてんのこいつは。
ミステリアスでサイコパス、ヤス。
ミステリヤスでサイコヤス、ヤス。

でも可愛い後輩だと分かったのでよかったです。

もっとヤスの色んなところが知りたいから一度呑みに行きたいと思った、そんな日でありました。

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