大阪・よしもと漫才劇場所属の翔メンバーとして、森ノ宮よしもと漫才劇場を中心に活動し、「第十回上方漫才協会大賞 新人賞」の受賞をはじめ、「M-1グランプリ2024」ファイナリストに選出されるなど、勢いに乗る若手注目コンビ、ジョックロック(福本ユウショウ、ゆうじろー)が4月25日(土)に大阪・よしもと漫才劇場で初の単独ライブ『ジョックロック その①』を開催しました。結成5年目、マンゲキ所属4年目にして、満を持して開催された“その①”は、チケット完売だけでなく、立ち見も出る大盛況。待ちわびたファンの笑い声に包まれ、会場は終始、熱気たっぷりの初単独となりました。その様子を、終演直後のインタビューとともにお届けします!

拍手が大きすぎて漫才を始められない!
ステージにジョックロックの2人が登場した瞬間、客席から大きな拍手がどっと沸き起こります。さっそく漫才へ……といきたいところですが、拍手はなかなか鳴りやまず、その大歓迎ぶりにしばし足止めされるほど、出だしから会場の熱量は最高潮です。

ネタは、ジョックロックらしい漫才コントで幕開け。さらに初披露のしゃべくり漫才、コントへと続き、歌ネタまで飛び出す新ネタ7本立てのデラックスな構成です。
福本とゆうじろーが探検家のようなコスチュームで登場した場面では、これから始まる“初コント”への期待が一気に高まり、客席にざわめきが広がります。さらに歌ネタでは、ゆうじろーの歌声に福本の超絶ラップが重なるなど、ジョックロックの新たな魅力が際立つ場面が盛りだくさん。



幕間のVTRも、2人の持ち味が存分に詰め込まれた内容です。
福本のツッコミを支えるフィジカルの秘密に迫る検証映像に、ゆうじろーのある日の日常を切り取った「ゆうじろーずデイズ」、ほかにもサッカーが特技のゆうじろーが、華麗な技を披露して思わぬ展開で笑いをさらうなど、盛り上がりは途切れることがありませんでした。
ゆうじろー「思いのほか体から言葉が出た」
今回の初単独ライブ、果たして手応えはどうだっだのでしょうか。公演直後のジョックロックの2人に話を聞きました
——初単独ライブを終えてみて、どうでしたか?
福本 正直、準備にけっこうバタバタだったというのもあって、その最中は「もう二度とやりたくない」と思いましたけど、終わってみたら「なんか、やっぱりまたやりたいな」と。内容もかなりデラックスなものを意識してつくりました。
ゆうじろー 本当に、福本さんほどではないですけど……。
福本 もちろん当然!
ゆうじろー (笑)。わりと大変でした。Vログも何度も録り直したり、ネタも覚えられるかなって、めっちゃ不安だったり……。これまで、新ネタは1日に1本しかやったことがなかったんですけど、今回は一気に7本もあったので。
福本 ネタは意外と覚えてた。よう覚えたな。

ゆうじろー 単独を開催するに当たって、3~4カ月前から福本さんに「お願いなんで、前日に全ネタ持ってくるとかは本当に勘弁してください」と伝えていました。そしたら本当にけっこう早めに、2週間前くらいからちょこちょことネタを送ってくださいました。
福本 ネタをためて完成に近づけていって、“くだり”ができたところから、こいつにポンポンと送っていました。
ゆうじろー その積み重ねが実を結んだといいますか、体に染み込ませていたんで、なんとかやれました。思いのほか体から言葉が出て、気持ちよくウケることもできてよかったです。
福本 ハイになっとる。“単独ズ・ハイ”か。
ゆうじろー 気持ちよかったです、たしかに(笑)。

封印していたコントを“ファンサービス”で解禁!
——漫才、コント、歌ネタと盛りだくさんでした。
福本 「見に来てくれる人たちに楽しんでもらいたい」っていうのが第一にあって、そっちに振った単独にしようと思ったんです。
——初コントも披露しましたね。
福本 ちゃんとしたコントっていうのは、初めてやりました。僕が、コントの台本の書き方とかが全然わからないというのもありまして、それに音がどこで鳴るのかとか、着替えとか、全部初めてすぎて緊張しましたね。初めてしゃべくり漫才もやりましたし、今回は“初めて”のことばっかりでした。
ゆうじろー 僕はずっとコントをやってみたいな~と思ってたので、楽しかったです。役になりきってやる気持ちよさがありました。
福本 こいつに「コントをやりたい」って言われても、僕が「やらない」と言ってましたので。
ゆうじろー コンビを組んだときから、「コントもできそうですけどね~」って匂わせながら言ってたんですけど……。
福本 「黙っとけ!!」って突っぱねてました(笑)。

——(笑)。4年ごしで叶いましたね。
ゆうじろー これからもできるんじゃないか? という気がします。
福本 最初はコント師でしたからコントは好きなんですけど、M-1があるので漫才で。今日はファンサービスというか、「楽しんでもらおう」ということでやらせてもらいました。今後は、(コントを)やらないですね。特別なときだけというか、機会があればやる可能性はあります。
——コントが始まったとき、客席からざわめきが起きました。
福本 期待通りの反応でした(笑)。それが収まるまで、セリフを言うのを待ちました(笑)。
「忙しい中でもいいネタ作って…」
——4月から『せやねん!』(MBS)や『ワチャラチャ忍忍』(サンテレビ)のレギュラーが決まるなど活動の場も広がっていますが、心境の変化は?
福本 ありがたいことに忙しくさせてもらって、ネタを作る時間が以前ほど取れなくなったんですけど、逆に書けないからこそ書きたい気持ちが湧いてきましたね。だから、時間の使い方とかを工夫して……。僕、そういう工夫をすることが好きなんです。忙しい中でもいいネタ作って、「そんな中でこれを作ったんや」って思われるようにがんばりたいですね。

ゆうじろー いろんな仕事をさせてもらって、ここで結果を出したいです。いろんな仕事をするっていうのはずっとやりたかったことなので、順応して、期待を超えていくような活躍ができるようにしたいです。
——今回のライブは、5月2日(土)23:59まで「特典映像付き」でオンラインの見逃し配信があります。
福本 いつもと違う僕らが見られるといいますか、コントのほかにも歌ネタとかもやりました。正直、単独ライブは今後もそんなに頻度高くはやらないと思うんで、「次、いつ見られるかは、かなりわからないぞ」という“飢餓感”をあおって(笑)。でも、これは本当のことです。貴重な機会なので、いま見ておかないと、次はいつ見られるかわからないぞ、というのはあります。
ゆうじろー レアです! 飢餓感、そして「いま見ないといけない」という危機感を持ってもらって……。
福本 政治家か(笑)。“飢餓感”と“危機感”、なんかイヤな単独やなぁ。

次回開催がいつになるのかは、まだわからない。だからこそ、“その①”でしか見ることのできなかったジョックロックの姿が、より特別に感じられる公演となりました。
“初めて”を詰め込んだ数々の挑戦は、コンビとしての新たな可能性を感じさせる内容ばかり。
気になる方は、ぜひ配信でチェックしてください。
“その②”への期待が高まるとともに、次回開催を待ち望まずにはいられない初単独ライブとなりました。
『ジョックロック その①』の模様は5月4日(月)23:59までオンラインで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで)。その期間の好きなタイミングでFANYIDメンバーは24時間/プレミアムメンバーは72時間、見逃し視聴をお楽しみいただけます。
