ピース・又吉直樹と、しずる・村上純がスペシャル講師をつとめる特別授業がNSC(吉本総合芸能学院)の東京校で行われました。この授業では、在学中のNSC東京27期生のうち、選ばれた67人が11のユニットを結成。それぞれのユニットが5分間のコントに挑戦し、又吉と村上に披露します。ともにNSC東京校のOBである又吉と村上は各ユニットのコントを見て、後輩たちに熱いアドバイスを送りました。
“笑いの最高学府”で行われた特別授業
“おもしろい人”を育てる教育機関として数多くのカリキュラムを行うNSC。その授業の一環として東京校で2021年から始まったのが、ユニットコントの特別授業です。12月初旬には、しずる・村上が講師をつとめ、各ユニットのコントへ講評が行われていました。
12月27日(月)に開かれた今回の特別授業は、これを受けて又吉と村上が最優秀賞を選ぶものです。受賞ユニットは、2月に東京・よしもと有楽町シアターで開催される、しずる・村上主催のライブへの出演権が与えられます。
授業の冒頭には、又吉から自身の注目ポイントが語られました。
「意外性のあるものだったり、面白いコントが見られたらと思います。ふだん劇場では見られないような、“なんでそんなことになったんやろう”みたいなものも好きなので見たい。(ユニットコントは)ふだん一緒にやってないメンバーとやったりもしますし、そのぶん、どうやってみんなを活かすかも重要です」
スペシャル講師の2人が積極アドバイス
特別授業がスタートするとNSC生たちは気合十分。舞台裏で何度もセリフを確認したり、深呼吸で緊張をほぐしたりと、本番の舞台さながらの授業となりました。
コントが始まると又吉と村上は、学生たちのネタを真剣な表情で見守ります。村上はメモを取りながら、又吉は時折微笑みながら、それぞれ温かい視線を送りました。講評では2人から、「ボケの言い方を変えたらどうか」「構成を変更したほうが見やすいのでは」などと積極的なアドバイスが。村上は事前に一度見ていることもあって、前回と比較しながら「めちゃくちゃ面白くなったよね」「ここは、変えたことでよくなったね」などと具体的に語りかけます。
NSC生の高い修正能力に感嘆
1組ずつ丁寧な講評が行われ、2時間かけて11組のユニットコントが終了。又吉と村上が選ぶ最優秀賞は、「おかえりなさい、ぷにぷにほっぺちゃん」チームに与えられました。このユニットはマイファザー、ぴーぴーみそ・・、ギャラガーズという3つのコンビからなる男女混合ユニット。披露したネタは、オタクサークルの女子に野球サークルが乗っ取られるというものでした。
又吉は、「コントとしてしっかりしていたのと、お芝居もできていて、キャラも光っていた」と絶賛。村上も、「無理矢理6人のコントにしていない。全員演技が上手で聞き取りやすいし、キャラクターもたってるし、みんなでウケているから理想的だった」と高評価でした。
村上主催ライブへの出演権を獲得した彼らに、村上は「緊張するだろうなあ」と心配しつつ、「素晴らしいネタなんで気にせずに大きな声で。しっかりやりきったらちゃんとウケると思う」とアドバイスしました。
特別授業の最後には、村上が「みんなすごい。1回目のときと比べてめちゃくちゃよくなってた。賢いな」と総評。又吉も「各グループとも面白かった。僅差だった」と後輩たちにエールを送りました。
今回の特別授業の様子はこちらから視聴できます。
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