島田珠代、あぁ〜しらき、キンタロー。というお笑い界を席巻し続ける孤高の女性芸人3人が、8月8日(土)に大阪・YES THEATERで初のユニットライブ『AKT〜目覚めた3人〜』を開催しました。プライベートでも親交の深い3人が、そろい踏みしたこの公演では、それぞれのピンネタはもちろん、ここでしか見られないユニットネタやぶっちゃけトークも披露。さらに、シークレットゲストとしてモグライダー・芝大輔も参戦し、狂乱&爆笑の連続となった120分をレポートします。

「出たときの拍手がすごくてびっくりしちゃって…」
大歓声に迎えられた3人は、Perfumeの『ポリリズム』を踊るオープニングを披露。自然と手拍子が広がり、客席はまるでフェス会場のような熱気に包まれます。無事に踊りきり、「始まったね〜」と顔を見合わせる3人。ライブタイトル「AKT」はそれぞれの頭文字をとったものですが、「本当は違う」と言い出し、「あぁ〜きんたまです!」と声をそろえて拍手を浴びました。

3人は今年の『R-1グランプリ』でそろって準決勝に残り、そこでさらに絆が深まったとか。キンタロー。は満員御礼に感謝し、しらきは「最初、出たときの拍手がすごくてびっくりしちゃって……泣きそうになっちゃった」と感無量の表情です。
「お客さんにも、われわれのユニット名を言ってほしい」(しらき)というリクエストに応え、会場が一体となって「あぁ〜きんたま!」と叫び、本編が幕開けします。この日はそれぞれのピンネタ、3人によるトークコーナー、ユニットコント、本気の芝居が乱れ打ちされる豪華なステージ。
しらきはおなじみの角刈り・帆立ブラジャー・赤ふんどしで「♪男かな? 女かな?」を繰り出し、観客を大喜びさせます。ショートコントでは「あ〜? あ〜?」「しらき!」のコール&レスポンスで会場を盛り上げました。

珠代のピンネタは、CM撮影という設定をベースにした“ギャグ全部盛り”。真っ赤なスクール水着姿でさまざまな商品を珠代流にPRしていき、最後は『珠代ベスト〜パンティーテックス〜』を全力パフォーマンスしてフィニッシュしました。

キンタロー。は映画『トゥームレイダー』のアンジェリーナ・ジョリーになりきって登場。そこからちゃんみな、ブリトニー・スピアーズ、前田敦子とバトンタッチしながら、独自の世界観を爆発させました。

3人をつなぐ必須アイテムは「命の母」
幕間に流れるブリッジVTRも個性炸裂。珠代、しらき、キンタロー。がやりたいことを実現させる企画です。
キンタロー。はライブ成功祈願のため、珠代としらきをとある神社に連れていきますが、そこでは衝撃のシーンが続出することに……。
しらきは、3人をつなぐキーアイテムとなっている女性用保健薬「命の母」のCMを勝手に制作。女性にうれしい効果を三者三様に表現して笑いを誘います。
珠代は、いま恋しているというランジャタイ・国崎和也とのコラボレーション。声も発さずボケ続け、魂を呼応させる2人の姿に、立ち会ったしらきは途方にくれるばかりでした。
そして、3人の化学反応がたっぷり楽しめるユニット企画へ。「あぁ〜きんたま」トークのコーナーでは「われわれ3人ではトークが回るわけもない」とサプライズゲストのモグライダー・芝を呼び込みました。予想外の豪華ゲストに場内騒然となるなか、芝は「何なんですか、このイベント!」と困惑しながらもトークを仕切りはじめます。

コーナーは、3人が事前に出したテーマに沿って進行。「いままでで、いちばんキツかった仕事は?」では、珠代が開口一番、「キツいと思うことがまずないのよ〜」と言い放ち、イノシシと一緒に寝るなど過酷なロケ体験を明かして一同を震え上がらせます。
ブリッジVTRでも取り上げた「命の母」もテーマの一つ。R-1準決勝会場で出会ったときに、お互い愛用していることを知ったそうで、それぞれの“命の母ライフ”に共感と笑いが広がります。今後はCM出演を狙っているようで、「テレビは飯島直子さんがやってるから、私たちはWebで」と野望を燃やしていました。
ほかにも「ドキッとする男性芸人」などおもしろテーマでクロストーク。しゃべりたいことがありすぎて、なかなか終われないほどの盛り上がりでした。

第2回に意欲「私たちについてきて」
3人によるユニットコントは、アメリカ行きの飛行機内が舞台。“女子旅”をしている3人が、イケメンCA役のモグライダー・芝をめぐってやりたい放題を繰り広げます。緊急事態で看護師を探す芝に、求愛ネタをぶつける珠代。
持ちギャグ「シンガポールの昆虫です」で観客に感謝を伝えたあと、芝に同じギャグをムチャぶりするひと幕もありました。クライマックスは、まばゆいフルボディスーツに身を包んだキンタロー。の登場で思わぬオチへ……!?


ライブの最後を締めくくるのは、3人と芝による芝居『おおきに』です。父が亡くなり、久しぶりに実家へと戻ってきた4人きょうだい。長女の珠代、次女の千春(しらき)、三女の志保(キンタロー。)、末っ子の大輔(芝)が、それぞれの事情を抱えながら、懐かしい空間で葬儀前のひとときを過ごします。
モノマネや持ちネタ、アドリブを交えながら、いつしかそれぞれの役柄になりきっていく4人。家族をめぐるハートウォーミングな物語と、いつもとは違う“役者”としての魅力に、会場からあたたかな拍手が送られました。

エンディングでは、当日、会場で販売されていたライブグッズTシャツをまとって舞台に上がった3人。口々に感想を述べつつ、早くも次回の構想まで飛び出します。同じくグッズTシャツを着た芝も呼び込まれ、「第2回も、出てくれるんですか?」と詰め寄られるなど、終始、なごやかな空気に包まれました。
観客も一緒に記念撮影を終え、珠代は「第2回もやりたいと思っているので、みなさん私たちについてきてください!」と呼びかけます。そして最後にもう一度、『ポリリズム』を踊ると、途中から芝も乱入し、4人で見事なポーズを決めてライブを締めくくりました。

