出身地である大阪府八尾市の「やおプロモーション推進アドバイザー」として活動するspan!・水本健一が、8月9日(日)に八尾市内にあるアリオ八尾で開催された『万博レガシー継承祭』に登場。トークショーで、さまざまな角度から地元・八尾の魅力を語りました。大松桂右市長からのサプライズ発表もあったイベントの模様を、わたくし芸人ライター・茜250ccの善家カズマサがお伝えいたします!

取材開始5分でわかる八尾のあたたかさ
水本さんは、大阪府の中河内地域に位置し、”ものづくりのまち”として知られる八尾市出身。そして八尾市の魅力を発信する「やおプロモーション推進アドバイザー」として活動しています。これまで、「やおプロモーション推進アドバイザー」、通称“やおプロ”の「係長」の肩書きで活動してきました。
今回の『万博レガシー継承祭』は、昨年の大阪・関西万博に出展した八尾市を含む近隣自治体によるブース出店やステージ発表で万博の絆を継承すると同時に、アリオ八尾の開館20周年を祝うイベント。大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクも登場し、多くの来場者で賑わいました。
ステージでは、万博の八尾市PRステージ「YAO iPPO」に出演したパフォーマーの中から、有志の子どもたちが集結! ミャクミャクと一緒に万博オフィシャルテーマソング『この地球の続きを』に合わせて元気いっぱいのダンスを披露してくれました。ミャクミャクと子どもたちのキュートな共演に、会場全体が音楽に合わせて手拍子を送り、一体となって大盛り上がり。踊り切った後に撮影された集合写真からも、子どもたちのキラキラした笑顔と会場の熱気が伝わってきます。
そんななか、ひときわ目を引く人物が……。そう、舞台衣装の上下ピンクのスーツに身を包んだ“やおプロ”の水本さんです! 水本さんのまわりは写真撮影を求める来場者であふれていて、この光景だけで八尾の方々から愛されていることが伝わります。
タイミングを見計らい、わたくしが水本さんへ挨拶に向かうと「おはよう善家! このコロッケお食べ! ここのコロッケが世界一美味しいから!」と、アツアツの揚げたてコロッケをいただきました(笑)。人生初の”挨拶後2秒コロッケ”に戸惑いつつ、一口食べると……衝撃的な美味しさ!!

このコロッケは“八尾のソウルフード”である「ひょうたん」のコロッケで、衣はサクサク、一口でじゃがいもの甘みが口いっぱいに広がり、すぐにもう一口食べたくなる食感と旨味がクセになる、まさに水本さんの言う通り、”世界一”の美味しさでした!
「美味しい! 美味しすぎます!!」とバクバクとコロッケを食べていると、「メンチカツも美味しいから、これもお食べ~」と「ひょうたん」のお店の方からメンチカツもいただきました。これもまた美味しすぎる……!
コロッケよりもザクザクとした衣の食感は最高で、中のお肉は噛めば噛むほど”肉の味”がジュワッと口いっぱいに広がります! 取材開始から5分で、水本さんの”やおプロ”としての人気の高さと、八尾の優しい人情に触れることができました。なんてあたたかい場所なんでしょう!
市長が登場して辞令を交付…?
そして水本さんは、「ミャクミャクは帰っちゃったけど、これから“ミズミズ”のトークショーあるからみんな帰らんといてね~」と来場者に声をかけながらステージに向かいます。ここから“ミズミズ”こと水本さんによる『八尾の魅力トークショー』が始まりました。
ステージ前最前列には「水本♡」「大好き♡」と書かれた、ハート型のうちわを掲げる方の姿も見えます。司会の方がこのうちわについて触れると、「あ、このうちわの方はね……地元のツレのおばちゃんです! 実家が近いんですよ」と明かし、会場から大きな笑いが起きました。

水本さんは大阪・関西万博期間中、『よしもとwaraii myraii館』に30回以上出演したことを振り返ります。そして、大バズりした”カラオケ盆踊り”の初回のMCがspan!さんだったことを明かして会場を驚かせました。
水本さんは「世間のカラオケ盆踊りのイメージは藤崎マーケットになってる!」「実はspan!から始まったことを“継承”していってください!」と力強くアピールしました。
ここで司会の方が「八尾市長が水本さんに言いたいことがあるらしい」「なんかやらかしてるんちゃう?」と言い出すと、水本さんは「怖い怖い怖い!」「市長とは仲良しですよ!?」と動揺を隠せません。
そこに、八尾市の大松市長が登壇。水本さんは「え、もしかして任期満了ですか?!」「クビなんですか?!」と、”やおプロ”をクビにさせられるのではないかと平静を保てない様子。涙目の水本さんが「もっと続けてほしいよって人!」と会場に問いかけると、割れんばかりの拍手が起こりました。
そしていよいよ市長から本題の発表です。これまでに水本さんが携わったイベントやプロジェクトについて触れたうえで、市長は「期待を込めて……課長への昇格の辞令を出します!」と宣言。なんと予想とは真逆の“サプライズ昇進発表”でした!

この発表に会場は拍手喝采! 水本さんも「よっしゃ~!! めっちゃ嬉しい!!」と喜びを爆発させました。ステージまわりの来場者だけでなく、エスカレーターのお客さんからも拍手が送られて、アリオ八尾全体がお祝いムードであふれました。
そしてステージ上では、市長から水本さんへ辞令を交付。“ツナギ”を着た水本さんのイラストがプリントされた新たな名刺も手渡され、正式に「やおプロモーション推進アドバイザー課長」に任命されました。水本さん、本当におめでとうございます!!
八尾市の名所やグルメも紹介
ここから市長を交えたトークショーへ。水本さんは“やおプロ”として市内の名所を挙げていきます。まずスクリーンに映し出されたのは八尾空港です。なんと八尾空港には、未来のパイロットを育成する、よしもとでいうNSC(吉本総合芸能学院)のような養成所があるそうです。
また、この空港では今年7月に『八尾空港ランウェイマラソン2026』を開催。ふだん立ち入ることができない空港の「制限区域(滑走路)」を特別に開放して、八尾市では初めてのマラソン大会が行われました。
この大会でスターターを務めた水本さんは、空港内は火器厳禁のため、ピストルではなく「よ~い、スパン!(span!)」と地声で号砲を鳴らしたそうです。
わたくしも昨年、ファニマガの取材で大阪マラソンを走ってから、まだ日々ランニングを続けているので、ぜひ参加してみたいです! 飛行機の気分になって滑走路を走る……想像すると気落ち良さそうすぎます!!

続いて紹介されたスポットは恩智神社です。八尾市ではたくさんのお祭りが開催されていて、そのなかでも恩智神社で行われるお祭りが八尾市で最後に開催される、“八尾の締めくくりのお祭り”と市長は語りました。
また、有数のパワースポットでもあり、「夕陽もめっちゃ綺麗!」と水本さんは話します。もう季節も夏になり、M-1グランプリなどの賞レースも始まったので、ぜひ恩智神社でパワーを授かりたいです!
イチ押しの八尾の“食”は!?
次に紹介されたのは八尾市内でも有名なスーパー銭湯「おゆば」です。こちらでは、span!さんが八尾市の健康プロジェクトの一環で漫才の披露や、高齢者の脳の活性化に向けてのレクリエーション、さらには”お笑いロウリュウ”と銘打ってギャグを交えながらのロウリュウ(フィンランド式のサウナ入浴方法)を行っているそうです!
地域のPR活動はもちろんのこと、地元の健康力向上にも貢献している……。ちょっとspan!さん、カッコよすぎますね。なんと水本さんはこの日も、トークショーのあとにおゆばで“お笑いロウリュウ”を行うとのことでした!
トークイベント終盤は、「イチ押しの八尾の“食”」というテーマへ。市長のイチ押しは“八尾の枝豆”で、これには水本さんも強く共感します。食感、甘みが普通の枝豆とは全然違うそうで、大阪・関西万博で提供した際も大好評だったとのこと! 水本さんは奥さまに「あんたと結婚して唯一良かったことは、八尾の枝豆に出会えたこと」と言われたエピソードを披露して笑いを誘いました。

そして水本さんのイチ押しは、冒頭でも触れた「ひょうたん」のコロッケです。水本さんが「ひょうたんのこと知ってる人~?」と問いかけると、たくさんの手が挙がります。値段は、なんと1つ50円とリーズナブル!
水本さんはライブの際、「ひょうたん」の揚げ物をお土産として芸人に配っているそうです。またコロッケ、メンチカツの他に「唐揚げもめっちゃ美味しい!」と水本さんは話します。水本さん~! 次にマンゲキ(よしもと漫才劇場)へ来るとき、唐揚げ持ってきてほしいです~! あ、コロッケとメンチカツはマストで!
トークショーの最後に水本さんは「八尾は若い子も年配の方もすごく活気があって、地元愛にあふれている場所なのでぜひ来てください!」とアピール。サプライズ発表から始まったトークショーは、終始、温かい雰囲気で幕を閉じました。
NGKより大きな会場で「水本フェス」を!
課長に昇格し、大盛況のトークショーを終えたばかりの水本さんに直撃インテビューを行いました!
――お疲れさまでした! わたしがラップ芸人なのもあって、今日の水本さんを見て真っ先に思い浮かんだ言葉がヒップホップ用語だったんですけど、すごく”フッドスター”ですね!!
水本 なになに!? それどういう意味?(笑)
――地域に根づいて、その地域を背負って活躍する象徴的な存在です! いきなりすみません(笑)。ではまず、課長に昇格したいまの率直な感想を聞かせてください!
水本 見習い、係長と経て、そろそろ昇格したいという気持ちはあったんですけど、こういう世界なので急に任期満了とかもあり得る世界じゃないですか?
そんななかで、「自分は八尾に貢献できているのか」っていう不安はあったんですけど、ここ1年くらいはマネージャーと一緒に地元に関する発信やSNSをして、まわりの芸人からも「八尾といえば水本やな」って言われるようになってきた末に、課長に任命していただいたので、重く受け止めています!

――実は昨日もマンゲキの楽屋で「明日、八尾に取材行くねん」って言ったら、「八尾ってことは水本さん?」「八尾といえば水本さんやな」と芸人やスタッフさんも口をそろえて言っていました! 長年の貢献が認められている証拠だと思います!
水本 八尾での知名度も上がってきたけど、次は「水本はどんな、リリック(歌詞)を書くのか」ってところを。
――リリック書いたら本当にヒップホップのフッドスターになりますよ!? わたしのボケにノってくださってありがとうございます(笑)。
水本 (笑)。でも本当に責任重大やなと思っていて、これからはもっと八尾の魅力を伝えていきたいと思います!
――次に昇格するときは“部長”になると思うのですが、部長を目指すうえでの目標はあったりしますか?
水本 八尾にプリズムホールっていう1300人くらい入る大きな会場があるんですけど、そこでイベントをして満席にしたいです!
――1300人!? となると、なんばグランド花月よりも大きいですね!
水本 公演と一緒に、八尾にあるお店にブースを出店してもらったりとかして、たくさんの八尾の人が遊びに来れるような、「水本フェス」または「八尾フェス」のようなものを開催したいです! NGKよりも大きい、プリズムホールをspan!で埋めてみたいです。
――たしかにそれだけの実績を残せれば、部長昇格も夢ではないですね! 最後に、FANYマガジンの読者のみなさまにメッセージをお願いします!
水本 八尾を知らない人は、ぜひ一度は来てみにゃお(八尾)~!」
――ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか? 自分の生まれ育った地元の八尾市をアピールすべく、奮闘する水本さんの姿……カッコよすぎました! そしてなにより、この取材を通して、八尾のあたたかさやエネルギーを肌で感じて、八尾という土地が好きになりました! ぜひ皆さまも八尾に遊びにいきましょう!
また、わたくしは愛媛県出身なのですが、わたしも地元を背負えるような芸人になって、生まれ育った地元に恩返しできるような芸人になりたいと強く思いました!
