今年のグランジ単独ライブは異色の同期会! 「帰りにゴーゴーカレーを食べたくなるライブ」って!?

2025年に結成20年を迎えたお笑いトリオ、グランジ(五明拓弥、遠山大輔、大)の単独ライブ『華の05年デビュー組大集合!』が、10月31日(土)に東京・ルミネtheよしもとで開催されます。昨年、20年を記念した5年ぶりの単独ライブを大成功させ、その勢いのまま今年も単独開催に挑むグランジ。今回のテーマは「同期」です。そこで、このライブの見所と3人の意気込みを、東京・渋谷にあった吉本の劇場・ヨシモト∞ホールで時代をともに過ごした私、デニス・松下宣夫が伺ってきました!

出典: FANY マガジン
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グランジとの思い出は、まるで『バトルロワイヤル』!

せっかくなので、芸人ライターらしく、まずはグランジさんとの思い出を少しばかり紹介します。私ことデニス・松下が、芸歴1年目で急に「ゲームコーナー」とだけ銘打たれたライブに呼ばれたときのことです。

会場は渋谷公園通りにあったシアターD。MCはグランジ・大さん。出演者は僕を含めて10人ほど。

何をするんだろう……?と緊張する若手たちの前に現れたのは、東京吉本の名物作家「山田ナビスコ」さん。20年以上にわたって、若手のネタを年間300本以上見続けているレジェンド作家です。

そんな山田さんの手には透明タッパーに入った桜もちが2つ。そして、こう言いました。

「えー、今日はこの桜もちを、全員で取り合ってもらいます」

……まったく意味がわかりませんでした。

出典: FANY マガジン
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舞台経験もなく、意味がわからない内容に震え上がる若手たち。このときの記憶は、映画『バトルロワイヤル』で、ビートたけし師匠が「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」と言うシーンと同じイメージでよみがえってきます。

動揺する若手達を尻目に、「わかりました」と即答した大さん。

わかりました? 何が?

不安なまま、いざライブが始まると、大さんが「お前は、もち米にトラウマがあるんだよな?」と出演者が桜もちを取れないように枷(かせ)をはめたり、逆に、お前は取っていいよ、と言って取りづらくしたり、もはや人間模様を描いたドキュメンタリーのように、芯を食った笑いの連続。信じられない大爆笑でライブは幕を閉じたのでした。

僕はこのとき、「こんなに腕がないとやってけないなら、辞めよう」と本気で悩んでしまうほどでした。

そんな、“地肩”が強すぎるメンバーが集まったグランジさんは、2011年に有楽町よみうりホールで単独ライブを開催。僕たちNSC(吉本総合芸能学院)東京15期生からすると、ワーキャーじゃないのにお客さんを呼べる骨太な大先輩なのです。

出典: FANY マガジン
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作家、ミュージシャン、カレー…異色の同期大集合!

今回の単独ライブでは、芸人の枠を超えて、さまざまな“同期”がゲスト出演します。

まずは遠山さんの同期として、ピース・又吉直樹さん。芥川賞を受賞して大先生となった又吉さんが、ふだんなら絶対やらないようなユニットコントを披露予定とのこと。

「このユニットコントだけでも来る価値アリ! 又吉先生ファンは来ないと後悔する!」

と自信満々です。

出典: FANY マガジン
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ミュージシャンからは、遠山さんと親交が深い”ほぼ同期”のスリーピースロックバンド・Base Ball Bearが出演。自身もこの翌日に結成20周年ライブを控えている、というタイミングで駆けつけてくれます。

五明「Base Ball Bearもトリオなので、本物のトリオを決めるゲームコーナー対決がしたい。叩いてかぶってジャンケンポンとかもいいね」

遠山「ドラマーの叩き、やばいだろ!」

五明「遠山は気まずいかもだけど、オレは後くされないから全力でぶん殴るよ」

五明さんが190センチの巨体を揺らしながら笑うたびに、取材をしている部屋全体がガタガタ揺れ動きます。翌日に周年ライブを控えているBase Ball Bearさん。この記事をご覧になっていたら、逃げて下さい。

出典: FANY マガジン
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いちばん気になるのは、ゴーゴーカレーです。

遠山「ゴーゴーカレーって、解散した同期ですか?って聞かれるんだけど、あのゴーゴーカレーです」

1号店の開店は“ほぼ同期”のようですが、カレー屋さんとコラボっていったい? 気になる内容に関しては完全にシークレットとのこと。

遠山「単独終わりに、絶対にゴーゴーカレーが食べたくなる内容になってます」

五明「だから、(店舗の)券売機に単独チケットのボタン作ってほしいね」

ひとつだけわかっているのは、商品のコラボなどではなく、舞台上で何かをやるということ。前代未聞のコラボは必見です。

「トリオのネタはもう仕上がっている」

ゲストを交えたユニットネタだけではなく、もちろんグランジのネタも披露します。

遠山「トリオのネタは、もう仕上がってるよ」

実は、今年の単独ライブに向けて、ネタ作り担当の遠山さんと五明さんは週に1回、ネタ作りをしていたとのこと。芸歴20年を超える芸人が毎週、ネタ合わせをしているなんて、聞いたことがありません。

出典: FANY マガジン
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一方、「オレはまだ何も内容を聞いてない」という大さん。単独への思いを伺うと、「去年、ネタ中にガチでボートレースに賭けるネタをやった」とのこと。

そのときは「30万円」を賭けたレースを外し、その後の打ち上げで15万円を出し、ギャラは1万5千円だったそう。

大「オレだけだろ。単独やって43万5千円減った奴」

今年は、昨年の負けを取り返したいとのことでした。その目はボートレース場に向かうおじさんたちと同じ。並々ならぬ思いを感じました。

「3人で売れるとは思っていない」の意味は…

3人とも口をそろえて言うのが、「3人で売れるとは思っていない」ということ。この21年間、3人でテレビ出演などのチャンスの場面でうまくいった試しがないそうで、「細い崖道を3人で縦に歩かないといけないのに、ずっと横並びで歩こうとしてきた」と大さんは振り返ります。

いまやラジオ、漫画家、ボートレースと、各々が自分の道で結果を残してきた3人。良くも悪くも、独立しすぎているのかもしれません。

出典: FANY マガジン
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しかし、3人とも口をそろえて「3人でいるからお笑いができる」と言い切ります。

ふだんバラバラで活動をしているけど、1人ではお笑いはできない。3人そろうから、お笑いができる――。21年のトリオ歴を重ねたいまだからこそ、3人でいる意味を認識できているそうです。

「3人では売れない」

夢がないこの言葉の裏には、3人でいることの大切さ、グランジへの思いが詰まっていました。

若手のようにキラキラはしていないけど、生き方として芸人をまっとうしている渋さと凄みを感じました。

ネタも関係性も円熟したグランジ単独ライブ。配信はないので、ぜひ劇場に足を運んでみてください。

配信がないからこそライブに来てほしい

最後に改めて3人から意気込みを!

大「去年は周年だから人が集まってくれたと思っています。今年こそ勝負! ゼロからの気持ちで向かいます!」

遠山「去年のボートレースネタみたいに、リアルタイムで楽しめるものも作ってます! 配信がないからこその単独をぜひ!」

五明「何も考えずに楽しめて、帰りに新宿でゴーゴーカレーを食べて、タワレコでBase Ball BearのCDを買って、紀伊國屋で又吉さんの本を買いたくなる単独になると思います!」

出典: FANY マガジン
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公演概要

グランジ単独ライブ『華の05年デビュー組大集合!』

日時:10月31日(土)開場18:30/開演19:00/終演予定21:00
会場:ルミネtheよしもと
出演:グランジ
ゲスト(同期):Base Ball Bear、ピース・又吉直樹、ゴーゴーカレー
演出:マンボウやしろ
チケット:前売4,500円/当日5,000円 ※配信なし

FANYチケット:https://ticket.fany.lol/event/detail/18205

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