去年のM-1ファイナリスト、インディアンスの今年は!?【ルミネ通信vol.37】

ルミネ通信

兼光タカシがルミネの楽屋裏から芸人情報をお届けします!

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どうも最近黄色が好きなプラス・マイナス兼光です。

出典: FANY マガジン

いやー、M-1の時期が来ましたねぇ。ゾクゾクしますねぇ。ということで今回は、去年のM-1ファイナリストのインディアンスにインタビューをしたいと思います。
この取材の日がM-1準決勝の前日やったんですよ。けど掲載までに日にちがあくので、掲載されてる時には準決勝の結果がでちゃってるんですよね。
結果インディアンスは準決勝敗退してしまったんですが、その準決勝前日の心境を、そして結果が出てからの取材もできたので、ビフォーアフターをお楽しみください。

兼光:明日準決勝やけど調子はどう?
田渕:準備はできました。ええ感じに、尚、体に馴染んできて。
兼光:ネタは2本いいのできたん?
田渕:そうですねぇ、2本、3本……
きむ:4本
田渕:ぐらいの心意気です。4本はないです。
兼光:1本増やしたやん!
田渕:ホンマは2本なんで。僕も1本増やしたんで(笑)。
兼光:おい(笑)!
田渕:なんかこう大きく見せたいじゃないですか(笑)。
兼光:去年と比べて手応えはどうなん?
田渕:去年はすごい早い段階で、春過ぎぐらいに、あれ?この形になるなっていうのがもう見えてたんですよ。今年は秋ぐらいにやっとネタの方向性というか、方針が見えてきた感じでヤバかったです。今年はめっちゃ焦りました。
兼光:方向性というのは今までと違うパッケージであったり?
きむ:去年は変に決勝いってもうたんで、去年と似ないようにしよう、今年はちょっと違う自分らを、と色々試してるうちに形が見つからなくてギリギリになってしまいました。
兼光:でも結局いい形が見えたんや。
田渕:去年がむしろ僕らにしたら珍しい形の漫才やったんですよ。だからちょっと雰囲気的には元に戻った感じがあります。去年のネタからも、去年より前のネタからもいいとこ取りしたいなと思って。で融合はさせられてるかなと。
僕ら昔からネタ作る時そうなんですけど、漫才の形って色々あるじゃないですか。キャラクターに入った漫才であったり、話を1人が進めていくとか、2人で何かをゼロから喋り出して作るとか、どんな形にするかっていうのを結構考えるんですよ。僕ら決まった形がないから。
兼光:簡単に言ったらしゃべくりでいくのか漫才でコントに入るのかとかそういうことやな。
田渕:簡単には言って欲しくないですけどね。
兼光:いや、分かりやすく言ったんやん(笑)。
きむ:簡単にはやめてください。
兼光:例えを言っただけやん(笑)。
きむ:簡単にするんやったらもう終わりにして下さい。
田渕:なんちゅう記者や。
兼光:失礼しました(笑)。難しく言ったら、えーっと、しゃべくり漫才か漫才コントかってことやな?
田渕:簡単に言った時と一緒じゃないですか。難しく言って下さいよ。なんちゃう記者や。
兼光:けどまぁそういうことやな(笑)?
2人:まぁそういうことです。
田渕:なんかなかなか見えてこなくて詰めれなかったんですよ。
兼光:結構焦ったんや。
田渕:焦りましたよ。ギリギリ間に合ってくれた感じですね。良かった〜って感じです。劇場が復活してくれてお客さんの前でネタできたのがデカいですね。
兼光:無観客やったら手応えが分からへんもんな。
田渕:うけてるうけてないを仮定するしかなかったんで、お客さんの前でできたんがマジでデカかったですね。
きむ:改めて漫才って僕らとお客さんで作るもんなんやなって……。
兼光:これは載せへんで(笑)。
きむ:ちょっと(笑)!
田渕:置きにいっておもんないはダメよ。1番あかん、誰が載せんねん。
兼光:ここまでを載せとくわ(笑)。じゃあ今回自信は結構ある感じなんや。
田渕:ありますね。去年は決勝いけたんですけどすごい不完全燃焼で。やっぱりこの悔しい気持ちが段々薄れていってしまうので、次の年にあたる今年が1番決勝にいきたいんですよ。
兼光:いやーインディアンスには期待してますよ! じゃあ明日準決勝頑張ってな!

と、ここまでが準決勝前の取材でした。
そしてその時の写真がこちらです。

出典: FANY マガジン

気合入ってますね。

出典: FANY マガジン

しかし皆さんご存知の通り、残念なことにインディアンスは準決勝敗退でした。あんなに自信持ってたのになぁ。
ではここからは準決勝が終わって3日後の取材です。

兼光:あかんかったやん!
田渕:どんな入りやねん(笑)! いやバッチリやったんですよ。ベストを尽くしました。
きむ:ベストを尽くして最高のパフォーマンスを見せれたんですけど僕らより最高におもろいのが9組おったっていうだけで。
田渕:ホンマに10位やったんちゃうかなと思ってます。
兼光:そうなんや……。じゃどうしようもないっちゃーどうしようもないんか。
田渕:どうしようもないですねぇ。ただねぇ、2019年の時みたいに、はい決勝いけたとかは思えなかったです。これどうなん? どうなん? っていう。
兼光:わーーそっかぁ……。
田渕:どうなん? はダメですね。
兼光:仕上げていってベストパフォーマンスやってもあかん時はあかんもんなぁ。M-1ムズイなぁ。けどまだ敗者復活あるからな。敗者復活戦の対策はあるん?
田渕:今のところ皆無です。正直敗者復活の勝ち方なんて分からないんで、普段みたいにネタやれたらいいなって話はしてたんですけどね。それこそ2018年のプラマイさんみたいに劇場でやってはる? みたいなあの感じいいですよね。
兼光:それでも勝たれへんかったからなぁ。
田渕:でもやり方としては絶対あれが正しいと思うんですよ。
きむ:ただプラマイさんが足りなかっただけでめちゃくちゃ凄かったです。
兼光:何が足りてなかった?
田渕:運と票です。
きむ:と実力と(笑)。
兼光:実力もかい(笑)!
田渕:諸々です(笑)。
兼光:色々足りなさ過ぎて無理やん(笑)! じゃあ敗者復活頑張って!
2人:ありがとうございます!

これがその時の写真です。

出典: FANY マガジン

まだまだ火は消えてませんね。
インディアンスいったれ!

出典: FANY マガジン

最後に毎度のルミネあるあるを聞いてみました。
きむは「ウーマンラッシュアワーの村本さんとあべこうじさんがいる時はモニターの前に小さい椅子が用意されている」でした。
田渕は「公演と公演の間の空き時間に舞台監督さんがギターを弾いてる率めちゃ高いけどよく見たらベースの時ある」でした。
なので今はギターかベースどっち弾いてるか確かめにいったら、まさかの中川家の剛さんがギターを弾いてました(笑)。
それでは今回はこの辺で。
インディアンスが敗者から復活しますように。