吉本芸人×ミュージシャン×クリエイターが地域とコラボ! 沖縄で『LAUGH & PEACE LIVE』開催

沖縄から世界に“元気”を発信するイベント『LAUGH & PEACE LIVE』が、12月5日(土)に沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されました。この日は、人気芸人やアーティストがステージに大集結。音楽ライブやお笑いステージに加え、沖縄の地域住民と芸人やアーティストがコラボしたり、沖縄をテーマにした動画コンテストが開かれたり、沖縄の魅力満載の3時間となりました。

出典: FANY マガジン
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国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」のゴール11「住み続けられるまちづくりを」をテーマに掲げた同イベント。沖縄41市町村の魅力を発信するため、吉本芸人を中心としたメンバーがステージに登場し、さまざまな企画が行われました。

当日は、コロナ感染防止対策を徹底してライブを開催。換気や消毒など、万全の体制でライブが行われました。

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SDGsについて考えるきっかけに!

前半に行われたのは、「地元×アーティスト」ステージ。ここでは“未来へつなぐ地元の力”をテーマに、沖縄41市町村を代表して3つの地域と3組のアーティストとコラボレーションして、その魅力を発信します。MCは、次長課長・河本準一とタレントの嘉数ゆりが務めました。

イベントに先立って、国連広報センター所長・根本かおる氏がVTRで登場。SDGsについて、「地元や個人レベルでできることを一生懸命考えて、実践に移してもらえればと思います」と挨拶しました。

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このコラボイベントの“見届け人”は、宮川大輔、かまいたち(濱家隆一、山内健司)、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、3時のヒロイン(福田麻貴、ゆめっち、かなで)の面々。

彼らが着用している衣装は、伊藤忠商事が展開する再生ポリエステル素材「RENU(レニュー)」とのコラボTシャツです。廃棄される衣料品や端切れを回収してリサイクルされたもので、循環型経済の実現を目指すプロジェクトから生み出されました。宮川が「着心地がいい!」と言えば、山内も「最高です!」と絶賛。カメラを向けられたゆめっちは、しっかりとポーズを決めて笑いを誘いました。

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地域住民とアーティストのコラボに感動

【DA PUMP×北中城村】

トップバッターのダンス&ボーカルグループ・DA PUMPがコラボしたのは、世界遺産の中城城跡で知られる北中城村。大ヒットソング『U.S.A』を県立北中城高校ダンス部の生徒と踊りました。

そんなDA PUMPと高校生とのパフォーマンスは圧巻。会場のテンションは最高潮に!

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彼らの勇姿を見た宮川は、「胸にグッときました。皆さんの笑顔が最高でした!」と絶賛。やりきった生徒も、「とっても緊張していたんですけど、DA PUMPさんが声をかけてくれたのでやりやすかったです」と笑顔が。リーダーのISSAも「久しぶりにパワーをもらった気がします。嬉しかったです!」と満足げに語りました。

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DA PUMPは最新シングル『Fantasista~ファンタジスタ~』も披露。彼らの人を惹きつけるダンスと歌に、感想を求められた山内は、「……めちゃめちゃカッコよくて、ミュージシャンになりたいと思いました」とポツリ。どうやら“本心”のようです。

【ガレッジセール×本部町】

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ガレッジセール(ゴリ、川田広樹)率いる沖縄芸人と、本部町でピンクのタンクトップ姿で町おこしをする地元住民のグループ「ピンクトップ」、そこに地元の子どもたちが加わって挑戦したのは「おきなわ新喜劇」。沖縄芸人もさることながら、地元の人たちや子どもたちの自己紹介やギャグに、会場にはドッと笑いが起きました。

その熱演に「子どもたちが、かわいくてピンクトップのメンバーもかわいく見えた!」と河本。出演したピンクトップのメンバーも、「本部町のPRができたのでよかったです」と満足げな表情を見せました。

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ゴリは当初、子どもたちがギャグ披露に消極的だったことを明かしつつ、「でも、舞台に上がると、しっかり声も出ているし、腹が据わっている」と称えます。打って変わって、緊張していたのは座員の沖縄芸人たち。宮川が「(沖縄芸人が)ブルブルって震えていました。あいつらがいちばん緊張している!」と指摘して会場を笑わせました。

【森山良子×宜野湾市】

大トリを飾るのは、歌手の森山良子。沖縄が誇る大ヒットソング『涙そうそう』を、ぎのわん市少年少女合唱団とコラボ合唱しました。事前にリモートで子どもたちとコミュニケーションを取った森山は、“大切な人へ手紙を書いてほしい”とお願い。「大切な人を頭の中で考えながら、この歌を歌うと、皆さんの心がその人に届くと思うの」と宿題を出しました。

いよいよ本番。森山と子どもたちの美しい音色と、子どもたちが友人や学校の先生、天国のおばあちゃんなどに手紙を渡すシーンがVTRで投影されたこともあり、感動的なステージに。

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ステージが終わると、河本は涙を流して登場。宮川も胸を熱くしたようで、「(手紙のシーンで)みんなの笑顔とか、清らかな心とか、おっちゃんにはグッとしみました。本当にありがとうございました。感動しました!」とコメント。濱家も宮川の意見に同調しつつ、「僕もおじさんになったんやなって思うんですけど、DA PUMPさんとコラボした学生さんも、新喜劇に参加した方とかも、頑張っている姿を見ると、泣きそうになって……。河本さんが泣いているのを見て、また泣きそうになりました」と語りました。

森山は『さとうきび畑』も熱唱。心に響くステージに、福田は「涙が止まらなかった」と言います。一方、山内は「改めてミュージシャンになりたい。芸人をやめたいと思いました」と強調し、笑いを誘っていました。

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後半戦はアイドル&芸人が盛り上げる!

イベントは2時間以上の換気と消毒を経て、後半戦がスタート。ここからは、千原兄弟・千原ジュニアとタレントの田仲メリアンにMCをバトンタッチします。

まずは音楽ステージから。アイドルグループ・NMB48(梅山恋和、小嶋花梨、渋谷凪咲、吉田朱里、山本彩加、山本望叶)がヒット曲『だってだってだって』『ワロタピーポー』でステージを華やかに。客席は、声援をあげることができない代わりに拍手で盛り立てます。

出典: FANY マガジン
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渋谷とクイズ番組で共演しているジュニア。「あなた、みんなと合わせて綺麗な踊りができるんですね。おバカ回答しているだけじゃない」と驚くと、渋谷は「いっぱい間違えるんで、めちゃくちゃ怒られます」と苦笑いで答えました。

続いてお笑いステージ。前半も登場したかまいたち、すゑひろがりず、3時のヒロインの3組が漫才で笑いを起こしました。

MCで2020年を振り返った山内は「今年はパーフェクトでした」と自信満々。ところが、これに濱家が「千鳥さんのロケ番組でめちゃめちゃ滑っていた」とツッコみ、さらに福田も「コント番組でカットされていた」と暴露。山内は「汚点ありましたね」とあっさり認め、笑いを巻き起こしていました。

出典: FANY マガジン
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孫と祖母のほっこりするやりとり

【♡(いいね)DOGAグランプリ】

イベントではその後、沖縄の魅力をPRする動画コンテスト「♡(いいね)DOGAグランプリ」が開かれました。

応募資格は、プロアマ問わず、思わず「いいね!」を押してしまうような沖縄愛溢れる動画であればOK。この日は、集まった作品の中から「沖縄世界遺産部門」と「グランプリ」を選出するため、人気クリエイターのはじめしゃちょーに加え、ガレッジセール、宮川たま子、NMB48から小嶋、渋谷、吉田の3人、そしてラジオパーソナリティーの西向幸三が審査員を務めました。

3つの優秀作品から「沖縄世界遺産部門」を受賞したのは、「okinawa creative video・銘苅勝」氏の作品「この島が好きだから・首里城再建」。

出典: FANY マガジン
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自身の妻や子どもが主人公の、“次世代”に繋ぐクオリティの高い作品に審査員も高評価。プレゼンターを務めた西向は、受賞理由について「首里城再建への気持ち、子から親へ、親から子へ……その気持ちが表現されていました」と総評。「嬉しいです!」と喜びを露わにした銘苅氏には、賞金10万円が贈られました。

そして、レベルの高い5作品の中から栄えある「グランプリ」に輝いたのは、「南の島のおばーと孫」氏の作品「新しい生活様式のおばあちゃん」でした。近所でも有名なおばあちゃんが、ラッキョウを収穫中、近づこうとする孫に「密です!」「“ソーサル(ソーシャル)”ディスタンスです!」と水の入った霧吹きをかける内容。心温まるユニークな動画に、会場は爆笑。同作品には賞金100万円が贈られました。

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受賞理由について、はじめしゃちょーは「シンプルかつ面白い!」と絶賛。リモートで出演した「南の島のおばーと孫」氏ら2人は栄冠に「ありがとー!」「最高。嬉しいです!」と大喜びしました。

次は来年の『島ぜんぶでおーきな祭』で!

イベントでは、このほかにもたくさんの企画が行われました。

【JIMOT CM REPUBLIC授賞式】

「JIMOT CM REPUBLIC」は毎年、沖縄で開催されている沖縄国際映画祭『島ぜんぶでおーきな祭』のなかで開かれる、「みらいへつなぐ、じもとのちから」をテーマとした地域のCMコンテスト。今年4月の同映画祭がコロナ禍の影響で縮小されたため、今回のイベントに合わせて表彰式が行われました。グランプリは、新潟県の株式会社TREEが獲得。賞金50万円が贈られました。

【ソフトバンクのプロジェクト紹介】

SDGsに取り組むソフトバンクのプロジェクトを紹介するため、すゑひろがりずとソフトバンク担当者が登壇。携帯電話で募金ができる「つながる募金」や、同社が恩納村と実施している「未来とサンゴプロジェクト」などが紹介されました。

出典: FANY マガジン
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休憩をはさんで約3時間にわたって開催された『LAUGH & PEACE LIVE』も無事終了。最後にジュニアは、「来年4月に開催予定の『島ぜんぶでおーきな祭』でお会いしましょう!」と挨拶して、幕を閉じました。

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