回転寿司チェーン「くら寿司」のグローバル旗艦店となる大阪・道頓堀店のオープン記念イベントが4月21日(水)、東京・渋谷ヒカリエで開催され、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏や、ゲストの陣内智則とマヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)が登壇しました。くら寿司を題材にしたオリジナル漫才では、いつものマヂラブワールドが全開! 陣内との息の合った掛け合いで、楽しいトークイベントが繰り広げられました。
4月22日(木)にオープンする「道頓堀店」は、昨年1月にオープンした業界初の「ジャパンカルチャー発信型」店舗であるグローバル旗艦店「浅草ROX店」に続く第2号店で、西日本初登場となります。
内装は世界的に活躍するクリエイティブディレクターの佐藤氏が監修し、“難波の祭り”をコンセプトとしたジャパニーズデザインを採用。さらに入店から退店まで店員との完全非接触を実現する「スマートくら寿司」が導入されることで、“withコロナ時代”におけるニューノーマルな店舗となっています。
イベントでは、くら寿司の田中信副社長によるグローバル旗艦店の戦略発表、佐藤氏による道頓堀店のコンセプト紹介に続いて、ゲストの陣内、マヂカルラブリーによるトークコーナーとなりました。
アメリカや台湾の人気メニューは「寿司じゃない!?」
登場するなりさっそく「くら寿司の魅力」を聞かれ、「鮮度がいい、行きやすい、安い、幸せ……」と魅力を挙げ続けるマヂカルラブリー・野田に、陣内が「まとめろ!」とツッコむところからトークがスタート。
陣内は、新店舗ができる道頓堀について、「(心斎橋筋)2丁目劇場があったんで、むかしは毎日行ってました。だから、あの道頓堀にくら寿司ができるというのはうれしいですね」と、思い出を振り返ります。
ここでさっそく、マヂカルラブリーの2人が“くら寿司愛”を表現するオリジナル漫才を披露することに。「くら寿司さんのように鮮度抜群のネタ」を披露すると豪語する野田は、「さっき、M-1ばりに練習をがんばってた」とハードルを上げる陣内をものともしません。
披露した漫才は、M-1の決勝ネタをくら寿司バージョンにアレンジしたもの。店内で寿司を踊り食う野田に、「勝手に食うな!」「鮮度くん(寿司が入っているケース)をこじ開けるな!」と村上の鋭いツッコミがさく裂し、会場は笑いに包まれました。
漫才が終わってMCから「これは漫才でしょうか?」と、M-1優勝をめぐるマヂカルラブリーの“漫才論争”をネタに振られると、すかさず陣内が「漫才じゃないですよね」と切り返して笑いを誘います。実はこれ、くら寿司が出店しているアメリカや台湾での人気メニューにも言えることだそうで、「これは寿司なのか?」論争が巻き起こっているんだとか。
それを聞いた野田は、アメリカの人気メニュー「ゴールデンクランチロール」を試食して、「確かに論争が起こるのもわかる気がするけど、これまで僕らが食べてきた寿司をいったん忘れてみたら、ずっと食べられますね。日本人も好きだと思う」とコメント。寿司の概念からは外れているかもしれないけれど、おいしいことは間違いない――と持論を展開しながら、ついでに「僕らも、漫才かどうかはともかく、面白かったから優勝できたんです」と、ドサクサにまぎれて主張するのでした。
「キングオブお寿司」はさんま?
続くコーナーは「くら寿司メニューでよしもと芸人を例えまSHOW!」。メニューを芸人にたとえて、全員一致の回答を目指すゲームです。
たとえば「サーモン」ならば、「“老若男女に人気”という意味で、陣内さん」。そんなMCの例題を参考に、さまざまなネタを芸人にたとえていきます。
「熟成まぐろ」の出題に、陣内が「“キングオブお寿司”やで? わかってるよね?」と念押ししながら答えたのは「明石家さんま」。ところが、野田は「中川家」、村上は「(西川)きよし師匠」と答えて、結果はバラバラ。これには陣内も「確かにオレも、マグロを“さんま”って答えるってややこしいけどなぁ……」と、反省しつつもあきれ顔です。
最後のお題は、再び「サーモン」と完全なサービス問題だったにもかかわらず、陣内と村上が「陣内」と回答するなか、野田だけが「とろサーモン」とボケて、「なんでやねん!」とツッコまれる場面も。大盛り上がりの雰囲気で、イベントは終了しました。
「くら寿司 道頓堀店」では、4月22日(木)からグローバル旗艦店限定メニューとして、「ゴールデンクランチロール」、「タイガーロール」(アメリカメニュー)、「あぶりサーモン 照りマヨ」(台湾メニュー)、「大阪箱寿司」(大阪メニュー)などの限定メニューを販売。また、「道頓堀オープン記念フェア」として、23日(金)から全店で「激とろ」や「天然えび三種盛り」など全6種の商品が販売されます。