ダイアン津田が人気ストリーマーに「俺のチャンネルを荒らすな！」 初のゲーム配信アワード開催

ゲーム配信で、いまもっとも旬で活躍している“ストリーマー（配信者）”を表彰する「GAME STREAMER AWARD 2021」が、2月17日（火）に東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われました。司会は、自身もゲーム配信をするダイアン・津田篤宏。ゲストにロバート・山本博、eスポーツキャスターの平岩康佑らが登場し、世界中で加熱するゲーム配信ブームを牽引するストリーマーたちを讃えました。

想像以上の豪華イベントに緊張！？

GAME STREAMER AWARD 2021は、ゲーム実況のライブ配信を行うストリーマーを表彰する新しい祭典。コロナ禍での“ステイホーム”の影響もあり、ゲーム配信の市場が活況を呈していることから創設されました。各部門の受賞者は、ゲーム配信の主要プラットフォーム（YouTube、Twitch.tv、OPENREC.tv、Mildom）のデータをもとに、配信視聴時間や登録者数、同時接続視聴者数、チャンネル登録者の伸び率などを加味して選出されます。

この日のヨシモト∞ホールは、アワードのために大掛かりなセットが組まれました。自身もストリーマーのロバート・山本は式典について、「すごい格式高い。ふらっと∞ホールに来たと思ったら、とんでもないイベントになっているじゃないですか」と、その豪華さに驚きの表情を浮かべます。ダイアン・津田も、慣れないタキシードに身を包んで、「大人の数が異常に多くてビックリする」と緊張の面持ちです。

ダイアン・津田が「毎日泣きそう」な理由

今回、新型コロナの影響を考慮して各賞の受賞者はオンラインで登場。アワードの様子も各プラットフォームで生配信されました。

配信がもっとも沸いたのは、「ストリーマーアワード」の発表。これは昨年のゲーム配信の総視聴時間が「10億分」を超える人気配信者に贈られる賞です。

受賞者の1人であるSHAKAは、１カ月の半分以上の時間を配信にささげるストリーマー。受賞した心境について、「（いままでの）人生の3分の1くらいは配信をしているので、こういう賞がもらえて嬉しいです」とコメント。また、ゲーム配信の市場が盛り上がっていることについて、「YouTubeで配信したり、Twitch.tvで配信したり、配信自体をする人が増えたのも嬉しいし、それを見る人も増えたので、本当に成熟してきているなという実感があります」と喜びを語りました。

続いて発表されたストリーマーアワードの「大賞」は、広い層から人気を集める加藤純一が受賞しました。

「初めて津田さんと喋れて嬉しい」と受賞を喜ぶ加藤に、津田はなぜか「言いたいことがある」と話しだします。なんでも、加藤が配信中に津田をイジる発言をしたせいで、加藤のファンが津田のチャンネルを荒らしに来たんだとか。

「いらんこと言うなぁ！！　荒らされて毎日、泣きそうになってんねん」と抗議する津田に、加藤は「津田さんのことを好きだから言っちゃうんですよ」と弁解しつつ、「今度、一緒に（配信を）やりましょう」と約束を取りつけていました。

大賞受賞者が伝授する「ゲーム配信の心得」

大賞に輝いた加藤は、ゲーム配信中にTwitterで世界トレンド1位になったこともあるほどの人気を誇ります。落ち着きを取り戻した津田は、加藤に「どうやったら配信を見てくれる人が増えるのか」と質問。加藤は「本当に配信を楽しくやっていたら、見てる方たちは集まってくれるので、それがいちばんだと思います。戦略とかはないと思います」とストリーマーの心得を伝授します。これには津田も、「自然体でやればいいんですか。なるほど」と、素直に受け入れていました。

表彰の終了後、津田が「本当に今日はスゴいメンバーばかりだった」と話すと、山本も「いろいろなゲームを知れたし、ゲームと配信者さんの力でどんどん業界が広がっていっているんだなとわかって、勉強させてもらいました」と振り返りました。

いまや、年間のゲーム配信動画の再生時間が100億時間を超えるとも言われる時代。そんな新しい時代に生まれたアワードの意義について、最後にeスポーツキャスターの平岩がこう語りました。

「本当に素晴らしいというかありがたい。数年前には考えられなかった。ゲームをやることとか、ゲームを仕事にすることは後ろめたさがあったと思うんですけど、こういう明るい場で表彰してもらうのは本人たちにとっても嬉しいことだと思いますので、ぜひ続けていってほしいと思います」