ガレッジセール・ゴリ「沖縄県民にやっと馴染んできた祭りを止めたくなかった。開催できること自体がうれしい」島ぜんぶでおーきな祭 50日前カウントダウン開始

2月25日(金)、那覇市のよしもと沖縄花月で「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭50日前イベント」が開催され、地域発信型映画『演じる女』の上映と、ガレッジセール(川田・ゴリ)とありんくりん(クリス・ひがりゅうた)が「那覇市国際通り」をキーワードとして沖縄を語るトークイベントが行われました。

出典: FANY マガジン
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映画『演じる女』は沖縄県大宜味村を舞台に、余命わずかな認知症の社長と財産狙いの若い妻の間に隠された秘密を描くヒューマンストーリー。照屋年之(ゴリ)監督が2020年に制作した地域発信映画となっており、主演を満島ひかりが務めています。

イベントの後半には、1972年生まれで「復帰っ子」であるガレッジセールと沖縄県住みます芸人のありんくりんがMCの浦添ウインドゥ・島智大に呼ばれてステージに登壇しました。

「(公演は)ウケたけど、(翌日は雨で)すべった」

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ステージに登壇した4人でしたが、左腕にギプスを巻いて登壇したゴリの姿に観客は少しざわつき、周りからは着席する間もなくツッコまれます。ゴリは「普段と(見た目を)変えようと思って、髪を下ろしてきました」とボケを見せる余裕も。

話によると、2年ぶりのおきなわ新喜劇公演を行って大盛況に終わった翌日、小雨の中で歩いていると足を滑らせ、手を付いて骨折してしまったとのこと。ゴリは「(公演は)ウケたけど、(翌日は雨で)すべった」とうまく(?)まとめつつも、「歳取るっていやだなぁとつくづく思う」とため息まじりにぼやいていました。

ゴリの国際通りの思い出とは!?

出典: FANY マガジン
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イベントでは戦後復興の象徴となった「那覇市国際通りの50年」に関する問題に早押し形式で答えながら思い出を語っていきます。MCから国際通りの思い出について聞かれたゴリは「当時はおもろまちもアメリカンビレッジもなく、デートといえば国際通り、おしゃれな買い物をするなら国際通り、カツアゲされたのも国際通り……」と、新宿や渋谷のように国際通りへ行く際には友達に「街行こう!」とよく声を掛けていたと語ってくれました。

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第1問は国際通り周辺の地図に無数に散らばる赤い丸印は何か?という問題。さまざまな回答が出ましたが、答えは映画館。当時の映画館の様子が次々とモニターに映し出されると、ガレッジセールの2人は当時の上映作品の看板を見ながら懐かしんだりしていました。

自信満々のクリスに集中砲火!?

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第2問は当時、国際通りにあった建物の名前をあてるクイズです。映像が写しだされた途端、早押しボタンを押したクリスは自信満々。「北谷交差点にあるタワー」と答えると「国際通りの問題って言っているだろ」と周りから集中砲火を浴びていました。

出典: FANY マガジン
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ガレッジセールの2人は懐かしい映像が出るたびに興奮していましたが、「デイリークイーン」「ビクモン」「ザバレス」「フェスティバル」「琉球の風」など、アラフォー世代には刺さる回答の数々に、ありんくりんの2人は完全に置いてけぼりの状態になりつつも、クリスは「少し勉強になりました」と満足げの様子でした。

イベント終了後の囲み取材が行われました。島ぜんぶでおーきな祭があと50日と迫った中で、ゴリは「コロナで大々的にできなかった悔しさもあり、今回も以前のように国際通りに何万人も集めてレッドカーペットを行うことはまだ難しいかもしれないが、何か一歩でも(イベントを)できればと。毎年春になったら沖縄国際映画祭だよねと、沖縄県民にやっとで馴染んできた祭りを止めたくなかった。そういう部分では開催できること自体がうれしい」と語ってくれました。

川田も「今回の映画祭は開催できるかどうか不安だった。今回50日前イベントが開催されたということは、絶対に映画祭も開催されるということですよね。コロナ禍の中ではあるけどすごくうれしい」と喜びを語ってくれました。

ありんくりんの2人は「去年の映画祭はコロナの影響で参加することができなかったので、その分の悔しい思いを胸に頑張りたい」と意気込んでいました。

「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」は新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からオンライン等も併用して4月16日(土)・17日(日)の2日間で開催されます。