森の中でコントして焚火を囲んでトークする…人気芸人たちが日替わりで登場する“異色ステージ”とは!?

現在、東京・よしもと有楽町シアターで“大自然”をテーマにした特別公演『東京森林浴』と大自然（しんちゃん、ロジャー）の2人がMCを務めるトークライブ『焚火（たきび）』の公演が行われています。この公演の見どころは、文字通り“森林”を前面に押し出した舞台セットで、ステージ上はもちろんのこと、客席まで木々の緑に彩られたさまは圧巻の一言！　そこで今回はこの、木々に囲まれた癒しの空間でお笑い、という異色のステージの模様をお伝えします。

「舞台芸術先行企画」と銘打ったこの公演は、3月5日（土）から3月13日（日）まで開催。『東京森林浴』では全10公演に56組の芸人が登場してネタライブを行い、『焚火』では全9公演にMC大自然を含めた全43組の芸人が日替わりでトークを披露します。今回は公演3日目となる3月7日（月）の模様をレポートします。

“森林”を活かしたコントを披露

この日、登場したのはうるとらブギーズ（佐々木崇博、八木崇）、スパイク（松浦志穂、小川暖奈）、カゲヤマ（益田康平、タバやん。）、男性ブランコ（浦井のりひろ、平井まさあき）、オフローズ（カンノコレクション、宮崎駿介、明賀愛貴）、プール（高橋大志、小海正紀）。『東京森林浴』では、それぞれが“森林”という舞台セットを活かした設定のコントを披露しました。

プールは、バトルロワイヤル的な世界観のコント。武器を手に、1組の男子生徒と女子生徒が森に逃げ込んできます。マジメそのものの女子がいつになく必死。そんな不思議な状況に男子がツッコみだし、緊迫感あるやり取りが次第におかしな方向に……。

オフローズのコントは、ジャングルで育ったターザンのような男と、都会の令嬢との出会いのストーリーが語り部の語りで進みます。令嬢の影響で、初めは野性そのものだった男に人間としての尊厳が芽生えるように。やがて街に働きに出ますが、彼は根っからの“社会不適合者”だった！？

男性ブランコが披露したのは、彼らのコントではおなじみのキャラ、怪物ゼゼと亀山くんの友情ストーリーです。森の中でゼゼが猫を探しているところから話は始まり、2人はお互いに自分のお気に入りのものをプレゼントし合うなど交流を深めます。しかしやがて、“怪物は人間と違うから”と、ゼゼは自ら亀山と距離を取ろうとし、これに対して亀山は「違うとこじゃなくて同じところを見つけていこう」と歩み寄るのですが……！？

カゲヤマは、緑あふれる舞台を庭に見立てたコントを披露。角が生えた異形の青年が小鳥を追いかけて迷い込んだのは、ある豪華な庭園。そこに庭園の主が現れ、「ここで何やってんの？　ここ、私の庭よ！　誰1人立ち入らせたことのない私の大切な庭に勝手に入ってくるんじゃないわよ！」と怒り心頭で大騒ぎします。人間から怖がられることに怯えてしまう青年ですが、主はそれどころではないようで……。

スパイクのコントは、山にハイキングにやってきたイマドキ女子2人が主人公です。「山しか勝たん」などと言っているうちに、どうやら遭難してしまいます。帰り道を探しながらも2人のおしゃべりはとりとめなく続き、脱線してはふと今の状況を思い出し、の繰り返し。結局、「てか、靴かわいくない？」「ルイボスティー、めっちゃおいしいよね！」などと2人の脱線は夜が更けるまで止まらないのでした。

うるとらブギーズのコントは、山奥で敵から逃げている兵士と、死んだはずの相棒が再会するという洋画風のネタ。相棒はこれまで何度も死の淵からよみがえってきており、兵士は疑心暗鬼になります。そこで相棒は何度も生き返ることができる秘密を話すのですが、兵士にはさっぱり意味がわからず……。

全６組が、それぞれ異なる発想で“森林”という舞台を活かしたコントを披露し、客席も大盛り上がり。エンディングトークでは、カゲヤマ・益田が「僕ら13分50秒もやってしまったんですが、そのうち8分は要らないところだったと（スパイクの）松浦さんから怒られました」と裏話を明かし、会場の笑いを誘いました。

焚火を囲んでリラックストーク！？

『東京森林浴』のあとは、大自然の２人がMCを務めるトークライブ『焚火』。この日は『東京森林浴』に出演したメンバーが、そのまま参加しました。

タイトル通り、“焚火”を囲んだシチュエーションで、輪になってトークする一同は、炎の揺らぎ効果かどこかリラックスムードになります。カゲヤマがダイタク（吉本大、吉本拓）によくお説教される話や、間もなく東京・ヨシモト∞ホールを卒業するうるとらブギーズのムゲンダイレギュラーとの思い出話、スパイク・松浦がコロナ療養からメンタル的に立ち直った瞬間の話など、このメンバーだからこその貴重な話が続々！　さらに、オフローズ・カンノコレクションの変人ぶりを示すエピソードもたくさん暴露され、イベントは爆笑のうちに幕を閉じました。

そんな大自然に囲まれた異色のイベント『東京森林浴』『焚火』は、毎日違う出演者で3月13日（日）まで上演中です。

公演概要

『東京森林浴』＆『大自然トークライブ「焚火」』
日時：3月5日（土）～3月13日（日）
会場：よしもと有楽町シアター
チケット：
【東京森林浴（全10回公演）】
前売2,300円　当日2,500円　配信1,200円

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【大自然トークライブ「焚火」（全9回公演）】
前売1,500円　当日1,800円　配信1,000円

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