吉本興業の芸歴9年目以上を中心とした注目若手芸人たちが活躍する劇場、ヨシモト∞ホール。その看板芸人「ムゲンダイレギュラー」の一員として活動してきたうるとらブギーズ(佐々木崇博、八木崇)と空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)を盛大に見送る『ムゲンダイ卒業式』が、3月10日(木)に同劇場で開かれました。出演したのはムゲンダイレギュラー全23組。卒業する2組のネタ披露の後、メンバーたちがそれぞれ思い出を語るはずが……思わぬ展開で爆笑の連続となりました!
「トロフィーを持ち帰ることができてよかった」
劇場の顔となる「ムゲンダイレギュラー」の一員として、昨年4月の劇場リニューアルから活動してきたうるとらブギーズと空気階段。この2組が、3月いっぱいで∞ホールを卒業します。劇場支配人から“卒業証書”が授与されると、かたまりが感謝の言葉をこう語りました。
「デビューから10年間、お世話になりました。10年という区切りに『キングオブコント』で優勝して、トロフィーを∞ホールに持ち帰ることができてよかったです。本当にありがとうございました」
もぐらも「迷惑をかけてばかりなので、これからも恩返ししていけたらと思います」と挨拶。
さらに、卒業証書を粛々と受け取った佐々木が「∞ホールは僕らが芸歴2年目のときにできた劇場。これからは、いろんな荒波に揉まれて強くなろう! ということですので、見守っていただけたらと思います」と意気込みを語りますが、「長々と普通のこと言ってるじゃん!」と八木にツッコまれてつかみ合いが始まり――最後は、きっちりと2人でオトして笑わせました。
エピソードトークに四苦八苦!?
ムゲンダイレギュラーのメンバーたちが、卒業する2組との思い出を語るトークコーナーでは、劇場リーダーのネルソンズ・青山フォール勝ちがMCを担当。それぞれのコンビの思い出トークは、まったく異なる展開になりました。
うるとらブギーズのトークでは、出演者がそれぞれ淡々と話していると、かたつむり・ニュー岡部が「うるとらブギーズさんとの思い出、みんな難しいと思うよ?」と本音をポロリ。メンバー全員が強く共感するなか、「(エピソードが)ないなぁ。このままじゃ嫌いになっちゃうよ!」と頭を抱えるTEAM BANANA・山田愛実。さらに、ゆにばーす・川瀬名人は「(エピソードが)めっちゃ弱いんですよねえ」とトークを渋り、THIS IS パン・吉田結衣は「うわー!」と叫ぶなど、みんながせきを切ったように心の声を吐き出します。
最後に指名されたスパイク・松浦志穂は、「声量だけで乗り切りますね?」と前置きすると、先輩のなかでいちばん優しいと思っているという佐々木について、ちょっといいエピソードを語り……と、思わぬ展開に会場は笑い声と拍手が響き渡りました。
笑いの連携プレーが誕生!
一方、空気階段のエピソードトークでは、冒頭にサンシャイン・のぶきよが、泣きマネからのギャグを披露したことで、思い出話はそっちのけの展開に。出演者が続々と、「泣いてるの?」という問いかけからの一発ギャグに挑戦し、さらには出番予定のなかったメンバーたちも巻き込んで、会場を大きな笑いの渦に包んでいきます。
さらに、コットン・西村真二がもぐらとのジャンケンの思い出話をしたり、シシガシラ・脇田浩幸が空気階段の初単独ライブに衝撃を受けたという話をしたりと、空気階段の知られざるエピソードも語られつつ、連携プレーで次々と笑いを起こしていく出演者たち。そこになんとか混ざろうとする、うるとらブギーズの奮闘ぶりも大爆笑を生みました。
このライブの模様は、3月17日(木)20:40までオンライン視聴できます(チケット販売は同日正午まで)。
公演概要
『うるとらブギーズ・空気階段のムゲンダイ卒業式』
日時:3月10日(木) 20:40開演 22:00終演
会場:ヨシモト∞ホール
出演者:ムゲンダイレギュラー全23組(うるとらブギーズ、空気階段、かたつむり、アイロンヘッド、シシガシラ、TEAM BANANA、THIS IS パン、スパイク、ダイタク、ネルソンズ、大自然、ダイヤモンド、ZAZY、サンシャイン、男性ブランコ、ダンビラムーチョ、やさしいズ、ゆにばーす、オズワルド、蛙亭、コットン、そいつどいつ、レインボー)
配信チケット:888円
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。