コロチキ・ナダルの初エッセイ集「よかった」の声続々も「まだ偽ってる部分がある」!?

バラエティー番組のドッキリ企画などで、すっかり”クズ芸人”のイメージが定着したコロコロチキチキペッパーズ・ナダル。その一方で、飾らない本音で生きるその姿に、共感を覚える人も少なくありません。そのナダルの初エッセイ集『いい人でいる必要なんてない』(KADOKAWA)の発売を記念したオンライントークショーが、3月11日(金)に東京・SHIBUYA TSUTAYAから生配信されました。ゲスト&MCには、ナダルのことを知り尽くしている相方・西野創人が登場。書籍制作のウラ側をコンビでたっぷりと語り合いました。

出典: FANY マガジン
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相方・西野に背中を押されて執筆決意

「稀代のモンスター芸人、ナダル先生!」

配信が始まって西野から呼び込まれたナダルは、マジメに出てくるかウケを狙うか迷ったようで、神妙に深いおじぎを2回したあと、上を指さしながら「ギャ」と一言。初っ端から「イベント潰す気か!」と西野からツッコまれます。

出典: FANY マガジン
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『いい人でいる必要なんてない』は、過去の苦悩や迷いにどう向き合ってきたか、ナダル流の「本音で生きる術」が綴られており、「思ったことをなかなか言えない」「すぐ人に気を使ってしまう」など、人間関係に悩みを持つ人たちにヒントを与えてくれる1冊です。

まず出版した反響について尋ねられたナダルは、「ルミネtheよしもとで、ロザンの菅(広文)さんから『読んだよ、めっちゃよかった。考え方変わったわ』と言われた」と、先輩から称賛されたというエピソードを披露。西野も「先輩、後輩、いろんな方が読んでくださっているけど、正直、いい評判しか聞いていない」とうなずきます。

エッセイ本の企画を打診された際、「芸人として、笑いにならないマジメなことを書いていいのか」悩んだというナダル。クズ芸人として露出が増えているのに、正反対の部分を出すことで、ナダルというキャラクターがブレてしまうのではないかと考えたのだとか。

それを西野に相談したところ、「絶対やったほうがいい」と背中を押されて執筆を決めたと言います。

出典: FANY マガジン
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もっとも、その西野はこうも指摘します。

「マジメな部分をぜんぶ吐き出してるように見えるけど、まだ偽ってる部分があるな、と。『いい人でいる必要なんてない』っていうタイトルなのに、いい人に見られようとしてる部分がある」

それを聞いたナダルは「三代目J SOUL BROTHERSの山下(健二郎)くんも電話をくれて『めっちゃよかった』って言ってくれたけど、『ただ、カッコつけようとしてるところが目立ちすぎた』とも言ってた」と認めていました。

教科書に載せてくれへんかな

エッセイには“相方への感謝”も素直に綴られており、その内容は、ニューヨーク・屋敷裕政から“西野がほめられすぎていて、西野が書いてるんじゃないか”疑惑をかけられたほどだとか。

改めて「ウソはないですよね?」と聞く西野に、ナダルは「いい人と思われようとして書いてる部分はあります」と冗談交じりに返しながらも、「ウソはないです」とキッパリ。

また、同書には西野がナダルにあてた直筆の手紙も収録。手紙に書かれた熱い思いを西野に改めて音読させて、どこか照れくさそうなナダルでした。

出典: FANY マガジン
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劣等感にさいなまれた時期もあったものの、メンタルを切り替えて乗り越えたというナダル。いじめを受けた過去も正直に綴られており、「“学校という狭いコミュニティーの中での出来事は、いまになってみると小さいことだった”っていうところが印象に残った」と西野。ナダルは「(卒業したら)もっと広い世界が待ってるっていうことを、子どもたちに知ってほしい。この部分、教科書に載せてくれへんかな」と熱く語ります。

「自分を犠牲にしてまで、いい人でいる必要はない」というナダルのストレスフリーな生き方が綴られた本書に対して、視聴者からは「救われました」などのコメントが続々。

出典: FANY マガジン
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ナダルも、「とにかくたくさんの人に読んでほしい。そのためには、皆さんもまわりにぜひ勧めて。ナダルという名前に拒否反応を示す人もいるかもしれないけど、表紙を隠してもいいから布教してください」とアピールしていました。


今回のイベントはYouTube『シブツタchannel』で3月18日(金)まで配信中です。

『シブツタchannel』はこちらから。

書籍概要

『いい人でいる必要なんてない』
著者:コロコロチキチキペッパーズ・ナダル
発売日:2月25日
定価:1,540円(本体1,400円+税)
発行:株式会社KADOKAWA

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