霜降り明星(せいや、粗品)がMCを務める人気バラエティ『霜降りバラエティX』(テレビ朝日系)の初の番組イベントが3月17日(木)に都内で開催されました。霜降り明星が初心を取り戻すためにタイムリープし、過去の自分を完全再現する番組の人気企画「霜バラリベンジャーズ」に生でチャレンジするこのイベント。大阪の劇場でともに明日のスターを夢見てしのぎを削った見取り図(盛山晋太郎、リリー)、ミキ(昴生、亜生)も登場し、若手時代のディープな思い出話とちょっぴりエモい話に花を咲かせました。
見取り図・盛山の“例の”黒タンクトップ姿に爆笑
「生で霜バラリベンジャーズ 〜見取り図&ミキとハゲタコ時代へタイムリープや‼︎〜」と題された今回のイベント。ステージ上は、さっそく10年前にタイムリープします。
せいやはオレンジのシャツ、粗品は緑のジャケットという当時の舞台衣装で登場し、若手時代の漫才ネタを披露。するとそこに、「古いネタやっとんのー」「昔はもっとシュッとしてたよ」という乱暴なヤジが……。しかし時折、「どういうこと?邪魔するって」「これ、いつ終わるんですか?」という不安そうな囁きもマイクが拾ってしまい、霜降りの2人は思わず吹き出します。
ネタが終わると同時に登場したのは、見取り図とミキ。
「俺らもわかってへんねん。スタッフさんにガヤ入れてって言われて、なんの説明もないから、俺めちゃめちゃ態度悪い芸人みたいになったやないか!」
そうクレームを入れながら登場した盛山は、体重125キロ時代の黒のタンクトップ姿で、会場は爆笑に包まれました。
霜降り・せいやを救った“乳首当てゲーム”
今回のイベントでは、テーマに沿って若手時代の印象的なエピソードトークをした上で、誰のどんな“リベンジ”に挑戦するかを決定します。
最初のテーマは「3組の出会い」です。見取り図のようにNSC(吉本総合芸能学院)を経て芸人活動を始めるコンビが多いなか、ピン芸人として無名の新人ながらオールザッツ漫才(MBSの年末の恒例番組)で優勝した粗品が、学生時代からの友人だったせいやを誘って結成した霜降り明星。そして昴生がいくつかのコンビを経て、弟・亜生を誘って結成したミキ。霜降りとミキはコンビ結成の経緯が似ているという話に。
後から入ったせいやや亜生が芸人の世界に馴染めずにいたころ、優しく声をかけたのが見取り図の2人だったそうです。せいやは「知らん先輩としゃべれない、肩身が狭い思いをしていたとき、忘れもしません、階段で盛山さんが人を集めて『ホワーッ』で盛り上がっていて」と、盛山特有の甲高い声をマネしながら振り返ります。
そのとき盛山たちが劇場の階段で盛り上がっていたのは、“乳首の位置当てゲーム”。これに誘われたというせいやが、こう振り返ります。
「絶対に当てたいと手を震わせながら指したら、『外れとるわ、ここあばらやで、ハハハ』って、これが芸人かって! いま吉本に入ったと思いました」
盛山は「どこがやねん!」とツッコみながら、「そんなこともありましたね」と懐かしそうに思い出していました。
リベンジとは無縁な心温まるエピソードと思いきや、せいやはその瞬間に戻って、乳首当てゲームを成功させたい! と要望します。
6人でタイムリープすると、キャラにも変化が……。亜生いわく「激ヤバのトガり方をしていた」時代の昴生は芸人仲間をとにかく敵視。また、同期から大物師匠まで誰かれかまわず「何人とヤッたん?」と経験人数を聞きまくっていたというリリーの様子も忠実に再現します。せいやは今度こそ盛山の乳首の位置を当てることができたのか!? なぜか昴生が乳首以上に恥ずかしい位置を当てられることになってしまい……舞台も客席も大いに盛り上がりました。
“唯一無二”の昴生の特技が明らかに
「よしもと漫才劇場の思い出」というテーマでは、盛山が昴生の類まれなる特技「肛門ソムリエ」の話を披露。盛山は「昴生すごいんですよ。たとえば、何も伝えずにオレンジジュースを(昴生の肛門に)ピチャっとかけるんですよ。そうしたらその感触だけで、『オレンジジュース!』って当てるんです。お茶の銘柄まで当てられる。舌より敏感なんですよ。こいつは味覚が肛門にあるんです!」と力説。なんと世界初(?)の“利き肛門”を観客がいる生のステージで披露することになりました。
四つん這いの姿勢で、首から下をシルエットのみで見せる特製装置が準備され、利き肛門をスタート。生々しいお尻のシルエットで会場をざわつかせながら、昴生は見事にオレンジジュースを言い当て、みんなは「腕落ちてないな!」と感心します。
その後、イリュージョンばりの正解連発がほかの5人のイタズラ心に火を付け、さまざまなものが昴生の肛門に当てられることに……。感触だけではありえないほど正確な情報まで的中させる昴生に、粗品は「絶対音感ならぬ、絶対肛門や!」と絶賛。今後はこれでいろいろなテレビ番組を回ろうという盛山の提案に、昴生は「そのときは絶対に亜生を呼んでな!」とほんのり種明かし。最後は「お尻がペタペタや!」とボヤいていました。
ほかにも、ミキが劇場の支配人にめちゃくちゃ怒られたという、漫才をしながら裸になるトガりネタを再現。また、見取り図と霜降り明星が同時にM-1決勝進出を決め、4人で肩を抱き合って喜んだ瞬間に戻ったり、3組の歴史に刻まれたさまざまなシーンを、会場やオンラインで見守ったファンと共有できるイベントでした。
このイベントの模様は3月24日(木)23:59までオンラインで見逃し視聴できます(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。