ジョイマン、Everybody、ラニーノーズ…SNSでバズり中の歌ネタでフェス! 「全員、様子がおかしい!」

よしもと芸人たちの曲・歌ネタ・リズムネタをまとめたコンピレーションアルバム『Laugh & Peace Music BEST 2022』がリリースされ、その記念フェスが3月19日(土)に東京・よしもと有楽町シアターで開かれました。ジョイマン、Everybody、ラニーノーズら13組が、一度聴いたら頭から離れない至極の芸人ソングを熱唱! 笑いあり、感動ありで会場を熱く盛り上げました。

出典: FANY マガジン
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この日の公演『Laugh&Peace Music YURAKUCHO FES』には、日谷ヒロノリ、とろサーモン・久保田かずのぶ、こがけん、ジョイマン(高木晋哉、池谷和志)、うるとらブギーズ・佐々木崇博、アイロンヘッド・辻井亮平、ジェラードン(かみちぃ、アタック西本)、しゅんしゅんクリニックP、Everybody(タクトOK!!、かわなみchoy?)、ラニーノーズ(洲崎貴郁、山田健人)、トニーフランク、エルフ(荒川、はる)、ネイチャーバーガー・笹本はやて、ウォーリーズジャパン・りゅうたろうが出演。SNSなどでもバズり中の歌ネタの数々が披露されました。

慣れない“フェス”に緊張しまくりの芸人たち

オープニングアクトは『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)でもおなじみの日谷ヒロノリ。トレードマークの赤いシャツにサングラスで、『CHANGE』『限界痛快カイカイカイ!』とアッパーチューンを熱唱し、開始早々、客席をヒートアップさせます。

出典: FANY マガジン
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続いて、司会を務めるグランジ・遠山大輔と前半ブロックの出演者たちが登場。いつものお笑いライブとは異なる“フェス”の雰囲気に緊張気味の一同は、意気込みを語るも噛み噛みで、「全員、様子がおかしい!」と遠山にツッコまれます。エルフ・荒川がアルバムのジャケット写真として大きく登場している話題になると、相方のはるが、荒川のモデル然とした表情に「意味わからんすぎて笑ってしまいますよね」と苦笑していました。

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いよいよ前半ブロックがスタート。トップバッターのしゅんしゅんクリニックPは、「一体感を出すために」と決めポーズの「シュッ」を客席にも求めながら、おなじみの『ヘイヘイドクター』を。さらに、その名の通りナルシストな医師がテーマの新曲『ナルシストドクター』を歌い上げました。

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Everybodyの2人は「漫才でもない、コントでもない、Faceでやってます。顔芸です」とインパクト大な表情で観客たちを釘付けにすると、漫才ネタに曲を付けてアレンジした『Open the Curtain,SEXY!!』を披露。おなじみの『クリティカルヒット』では「動きをマネしてください」と言うかわなみのレクチャーに従い、みんなで一緒に盛り上がりました。

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エルフが披露したのは『ハートおムービング』。いつもはバンド・Junk Unitとともに歌っている曲を、特別にラニーノーズ・洲崎のボーカルで披露。荒川が入れる「うまーい」の合いの手に、洲崎は「歌いにくいわ」と照れながら歌います。さらに荒川によって、はるの過去の恋愛事情をアドリブでブッコむアレンジも加えられ、フェスならではのスペシャルバージョン(!?)に客席も大喜びでした。

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トニーフランクは登場するとそのまま『寝れる時寝ときや』を歌い、「皆さんお越しいただいてありがとうございます」と落ち着いたトーンで一言。続けて「お笑いを辞めるという先輩に作った曲です」と曲紹介をすると、アニメ『オッドタクシー』6話のエンディングにも起用された『壁の向こうに笑い声を聞きましたか』を披露。芸人という生業の悲哀や歓喜が表現された切ない歌に観客たちは引き込まれていました。

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こがけんは、アイロンヘッド・辻井とともに、80年代のハードロックバンド風の出立ちで登場。「ユー、ロケンロール?」とワイルドに暴れ回ったあと、あの名曲『SAY YES』(CHAGE and ASKA)を歌い始め、見た目とは裏腹な美しいハーモニーに笑いが広がります。歌い終わるとまた「ベリーホッテストナイト!」などとひとしきり叫び、今度はストレートなラブソング『告白』(崎山蒼志×石崎ひゅーい)を伸びやかに歌唱。終始、ギャップで魅了しました。

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「永遠の15歳、でも本当は35歳」のセリフでおなじみのアイドル・如月マロン(ジェラードン・かみちぃ)は、ファンのごろうさん(ジェラードン・西本)を従えて登場。『モンブランド』では、途中で西本が歌詞を飛ばすというハプニングがありつつも、マロンのキレキレのパフォーマンスでなんとか乗り切ります。代表曲『イチゴのショートケーキ』では、聞き馴染みのあるナンバーに観客は手拍子で盛り上がりました。

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こがけんが歌う星野源にとろサーモン久保田がラップで乱入!

後半ブロックのトップバッターはウォーリーズジャパン・りゅうたろう。後半組のトークの際、緊張のあまり「帰りたいです」と漏らしていたりゅうたろうですが、いざ出番となると堂々としたもの。オリジナルの切ない失恋ソング『パズル』を真摯に歌い上げました。

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ラニーノーズは、2人の歌唱力と演奏力を存分に生かした歌ネタ『ABCの歌』でギターをかき鳴らし、客席を沸かせます。さらに、「アホ―、ボケ―」しか言えない山田が頭にフードや帽子をかぶせられると途端に流暢にラップしだすという『ラップバトル』も。YouTubeでMVが300万再生を超えるほどの有名曲とあって、観客も楽しげに見入っていました。

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よしもと有楽町シアターで月1回、その場で曲を作るというライブをしているTSUJI×TAKA×TONY(アイロンヘッド・辻井、うるとらブギーズ・佐々木、トニーフランク)は、そのライブで作られたうちの1曲『寄り道して有楽町』をパフォーマンス。ボーカルとギターのみのシンプルな演奏で聴かせた後、芸人ソング『俺たちの紙吹雪』を披露しました。

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ネイチャーバーガー・笹本は、自己紹介ラップを歌いながら勢いよく登場すると、R-1グランプリでスベったという「だからなに?」を曲にしたものを披露。まわりから言われて「だからなに?」とうっとうしく思っていることを矢継ぎ早に挙げるというどこか攻撃的な曲を熱唱。作ったラップを人前で披露するのは初めてのことだったそうですが、まったく緊張を感じさせないパフォーマンスでした。

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ジョイマンは、『PERFECT HUMAN』(RADIO FISH)のパロディ『PERFECT JOYMAN』を、お得意の“ナナナナー”を織り交ぜながら披露。本家に比べるとだいぶ心許ない演奏ですが、それがかえって笑いを誘います。さらに、音楽プロデューサー・鈴木秋則が作曲を手掛けた『NA NA NA NA』もパフォーマンス。髙木がメインで歌うなか、サビでは池谷も加わり、2人揃って例のポーズでキメ。キャッチーなナンバーに会場のボルテージが一気に上がりました。

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ラストは、こがけんが歌い、とろサーモン久保田がラップで乱入するという異色の『SUN』(星野源)。涼しい顔で歌い続けるこがけんと、合いの手のように毒舌ラップを入れていく久保田との対比が妙に笑わせました。

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エンディングは全出演者が登場し、TSUJI×TAKA×TONYが作った「Laugh&Peace Music」の公式ソング『Lough&Peace』を合唱することに。しかし、佐々木が笑いほしさに仕込んだひとくだりがなかなかうまく決まらず、ステージ上はカオス状態に……。

なんとか立て直して曲がスタートすると、観客の手拍子に出演者が息を合わせて熱唱し、会場が“フェス”らしい一体感に包まれました。最後に「スッと曲やったらよかった~」とつぶやく辻井に、一同大笑いとなっていました。

アルバム概要

『Laugh & Peace Music BEST 2022』
発売日:3月16日(水)
価格:2,200円
発売元:よしもとミュージック

<収録曲>
1.すゑひろがりず/雅-MIYABI-
2.祇園木﨑&ラニーノーズ洲崎/笑っていれば
3.如月マロン(ジェラードン) /イチゴのショートケーキ
4.しゅんしゅんクリニックP /ヘイヘイドクター
5.ジョイマン高木 with A/NA NA NA NA
6.見取り図 盛山/ショーバン
7.ラニーノーズ/ラップバトル
8.こがけん/死亡フラグの唄
9.みどりくん。 /ハッピーラッキーエブリデイ
10.アイロンヘッド/旗揚げ
11.TAKAHIRO(うるとらブギーズ佐々木) /オーマイガール
12.トニーフランク/壁の向こうに笑い声を聞きましたか
13.エルフ/ハートおムービング
14.Everybody / Critical Hit EDM Ver.
15.日谷ヒロノリ/ CHANGE
16.誠子(尼神インター)/アップルパイ
17.ゆりやんレトリィバァ feat.トット、ミキ、ラニーノーズ/YOUR STUDIO LAND~自分らしさ彩る笑顔咲くとき~
18.西村ヒロチョ/グミ食べたい
19.Berry Better!! / Very Berry Better!!~音感、リズム感のない男達~
20.ジュースごくごく倶楽部/勇者にしてあげる
21.リーゴ(プラス・マイナス岩橋)/断捨離のウタ
22.鈴川絢子/ふみきりのうた
23.ヘンダーソン /石焼き芋のうた

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