東京都が主催する『都民向け金融セミナー』の第1回イベントが、8月5日(水)に東京・秋葉原UDXで開催されました。今年度、5回開催されるイベントの初回となったこの日は、高校生を対象にした金融セミナーを実施。MCの見取り図(盛山晋太郎、リリー)のほか、ゲストにドンデコルテ(小橋共作、渡辺銀次)、長浜広奈、ゆめぽてが登場し、来場者と一緒にお金の基礎知識について楽しく学びました。

ドンデコルテ・小橋「僕はハイブランドまみれです」
東京都が主催する『都民向け金融セミナー』は、都民の金融リテラシー(お金の知識)の向上を図り、金融の力を通じて豊かな生活を実現するために企画されたものです。対象を世代別に分けて、今年度中に全5回の開催が予定されています。
高校生を中心としたティーン世代に向けて行われた今回は、「夏休み特別企画! ティーン向けマネーセミナー『アプデしよう!お金の知識』」と題して、経済アナリストの森永康平氏を講師に迎え、「使う・増やす・備える・守る」の4視点からお金の基礎を学びました。
“お金についての知識”を問われたMCの見取り図・リリーは、「僕はもらったお給料はそのまま金庫に入れてるんで、そのくらいの知識しかない」と話して笑いを誘います。一方、盛山も「不安しかないですね。急に社会人になって納税生活がはじまったという感じで、いまもまだちゃんとわかってない」と明かします。
ドンデコルテ・渡辺は「最近、やっと不安になりました。お金って、ないと不安は生まれないんですよ」と、らしさ全開のコメント。相方の小橋も「いま僕はハイブランドまみれです。これがいいことなのか悪いことなのかはわからないですけど」と、キャラ通りの回答で会場を沸かせました。

ゆめぽて「自分がいくら使ったか想像がつかない」
まずは「使う」からセミナーがスタート。「自分が何にお金を使っているか」について、盛山がこう語ります。
「僕、この間いろんなサブスク整理してみたんですよ。そしたら、全部で3万円くらい払っててちょっとビックリしました。しかも半分ぐらいはあまり使ってなくて……」
長浜はコンビニエンスストアでいろいろなものを買ってしまうそうで、「コンビニが怖い」と言いながら、「毎回、けっこう高くなっちゃうんですけど、カードで買っちゃうので、自分がコンビニでどれだけ使ってるかもわからない」と明かします。

ゆめぽても「私は“フッ軽出費”が多くて……。遊びの誘いにフッ軽(フットワークが軽い)なんで、誘われたらすぐに行っちゃって、気持ちで買っちゃうんで、自分がいくら使ったか想像がつかない」とのこと。
ここで講師の森永氏が、次のように解説しました。
「いちばんのポイントは『“お金を使っちゃいけない”というのは間違い』だということ。ただ、使いすぎるとまずいことになっちゃうから、ニーズとウォンツを分けて考えましょう」
ニーズ(生活するうえで必要なもの)と、ウォンツ(ほしいもの、楽しみのためのもの)を分類し、使う前に「これはニーズかな? ウォンツかな?」と考える習慣をつけることが大事だと話します。
投資はドラクエの呪文と同じ!?
続いては「増やす」をアップデート。貯金だけではなく、投資やNISA(少額投資非課税制度)などの基礎知識をはじめとして、“お金を育てる”という考え方について学びます。
長浜が、投資について「賢い人がやることかな、って」と言うと、ドンデコルテ・渡辺も「富裕層がやることだと思ってました。メラゾーマと同じくらい身近じゃないというか……」と、ドラゴンクエストの呪文にたとえて笑いを誘います。
ここで再び森永氏の解説。
「投資は時間をかけてお金を育てるようなイメージ。貯金は元本は減りませんが、投資は増えることもあれば減ることもある。自分が働いていて、その間、投資も勝手に働いてくれている感じです」
これに一同は「なるほど!」と感心しますが、ゆめぽては「でも、減っちゃうこともあるって、お金がなくなっちゃう可能性もあるんやったらハードルが高いです」と不安を口に。
森永氏は「確かに危ない投資の仕方をすると、一か八かのギャンブルみたいになることもあるけど、正しい投資の仕方をするとリスクを抑えることができるんです」と説明すると、こう続けました。
「なにより大切なのは、『将来、自分が何をしたいのか』を考えること。進学や旅行、ひとり暮らしなど、やりたいことが見えてくると、『そのためにお金を準備しておこう』という考え方につながります」
さらに、お金を増やすためには預金、株式、投資信託などいくつか方法があることや、それぞれのリスクとリターンの関係を解説。そして、資産形成の基本的な考え方である「長期・積立・分散投資」を意識することの大切さを説きました。
「積立シミュレーター」で大盛り上がり!
続いて「備える」方法として、貯金や複利(増えた利益をそのまま再投資すると、利益がさらに利益を生み出していくこと)の仕組みや、時間を味方につけ、若いうちから取り組むことの大切さを学びます。
金融庁の「積立シミュレーター」を使って計算すると、会場は大盛り上がり! 最初は堅実な金額でシミュレーションしていたのが、見取り図・リリーが「月30万、利回り7%で20年投資した場合」と希望すると、結果は「1億5226万円」に!

出演陣が「ホンマですか!?」と大はしゃぎするなか、森永氏が冷静に「これはあくまでシミュレーションなので、必ずこうなるというわけではないですよ(笑)」と説明しました。
最後に、お金を「守る」方法として、最近、SNSやネットで増えている詐欺の手口をクイズや身近な例を交えながら学びます。
見取り図・盛山は「詐欺メール、正直、毎日20通ぐらい来てます」と明かすと、「『とある女優さんがあなたにお金を借りたがってます』と言われて、思わず振り込みそうになりました」と告白。
ドンデコルテ・渡辺も「よくある『料金が未納です』というメールなんて、こっちは思い当たることありすぎますからね」と、うっかり信じてしまいそうになる実情を明かしました。
森永氏は「最近の詐欺メールは本物と見分けがつかないんです。だから、あわててクリックすることはやめて、一度検索してワンクッションを置くことが大事」とアドバイス。森永氏自身、詐欺の動画に顔や名前を勝手に利用され、被害者からクレームがきた経験があるそうで、「最近、夜道を歩くのが怖いです」と嘆きました。
ここで、「勧誘撃退シミュレーション」を実施。ドンデコルテ・渡辺が勧誘する側、長浜、ゆめぽてが勧誘される側を演じます。

しかし、渡辺の勧誘のあまりのうまさに、ゆめぽてが断る立場を忘れてしまいそうになる一幕も。盛山が思わず、「銀次さん、あなたこれ普段やってますね?」とツッコんでいました。
最後には、このイベントを東京都とともに共催したJ-FLEC(金融経済教育推進機構)理事の大友佳子氏と、東京都の産業労働局総務部国際金融都市推進担当課長の安藝いづみ氏が挨拶に立ちました。大友氏は、「J-FLECは、お金について学べる動画や教材などのコンテンツを多数取り揃えている他、お金に関する無料相談を実施しています」とさらに深く金融リテラシーを高めたい方に呼びかけました。安藝氏は「これから社会に出ていく皆様に、お金の知識をお守り代わりに持ってほしいという思いで本セミナーを企画しました」と説明し、来年に東京で開催される『国際経済オリンピック』への参加も来場者に呼びかけました。
次回の『都民向け金融セミナー』は9月9日(水)、50〜60代を対象として「セカンドライフを豊かにする金融セミナー人生 100年時代を生き抜くための資産形成」と題し、神田明神ホールで開催される予定です。
『都民向け金融セミナー』公式サイト:https://www.tomin-semi.metro.tokyo.lg.jp/
