ピン芸人のkento fukayaがアイドルをプロデュースする大型企画「the idol」が5月27日(金)、大阪・よしもと漫才劇場で開催されました。“アイドル候補生”は、スーズ・高見、マユリカ・中谷、紅しょうが・稲田美紀、ニッポンの社長・ケツ、男性ブランコ・浦井のりひろの5人。今回は、これまでオーディション番組さながらに、歌唱力テストやダンステストを続けてきた彼らのデビュー曲がお披露目になったほか、kento fukayaから正式メンバーの発表も行われました。
「the idol」は、YouTube「kento fukaya CH」で公開中の、kento fukayaがアイドルを育成する大型企画です。最強のアイドルグループをつくるべく、“強制オーディション”で集められた5人が9カ月かけてアイドルを目指して奮闘する様子が収められた全12話のドキュメンタリーです。
今回のイベントは、アイドルになるために日夜努力を重ねてきた“アイドル候補生”たちにとって、大きな節目となりました。
ここまでの過程で、アイドルの資質として必要な「歌唱力」「ダンス力」「人間力」「スター性」を満たした候補生にはkento fukayaから薬味の“チューブ”が渡されてきました。日韓グローバルオーディションの「Nizi Project(虹プロジェクト)」で優れたパフォーマンスのメンバーに与えられる“キューブ”をオマージュした“チューブ”を、このイベント終了までに4つ獲得すれば正式メンバーになれるというシステムで、アイドル候補生たちもラストスパートです!
会場はまるでアイドルコンサート!
12話のドキュメンタリーの中で、すでに“推しメン”を見つけた人も多く、会場にはメンバーカラーのペンライトや“チューブ”、名前入りの手作り応援うちわを持参して駆けつけたファンも。まるでアイドルコンサートのような雰囲気に、プロデューサーのkento fukayaは「みんな〜! イカれてるね〜!」と大喜びです。
MCは令和喜多みな実・河野良祐が務め、見届け人にはヘンダーソン・中村フー、ツートライブ・たかのり、ロングコートダディ・堂前透、ニッポンの社長・辻、ビスケットブラザーズ(きん・原田)、ダブルヒガシ・大東翔生が顔を連ねます。たかのりとビスケットブラザーズの2人は“稲田推し”、大東は“高見推し”、堂前は「歌って踊れる文豪」として“浦井推し”であることを明かすなど、芸人の間でも注目度が高いことがうかがえます。
そんな中、アイドル候補生の5人が登場すると会場の熱気は急上昇! この時点で正式メンバーになるためのチューブ獲得数は、浦井と稲田が3本、ケツと中谷が2本、高見が0本……。1本もチューブを取れていない高見にkento fukayaは「ここで一気に巻き返してもらいたい」とエールを送ります。
デビュー曲お披露目の前に、最終テスト「アイドル自己紹介」「歌唱力テスト」が行われます。「歌唱力テスト」で浦井がオリジナリティあふれる歌唱を見せて、ついにチューブ4本目を獲得。とはいえ安心とはいえず、kento fukayaはイベント中も彼らを入念にチェックしているようで「(正式メンバーは)随時、1秒ずつ変わっております」とアイドルへの道の厳しさをうかがわせました。
デビュー曲のクオリティに騒然!
混戦模様が続くなか、いよいよデビュー曲『似非デレラ(エセデレラ)』の初披露です! 作曲は『デリシャスパーティ♡プリキュア』のオープニング主題歌『Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア』などを手掛ける作曲家の馬瀬みさき、振り付けは音感・リズム感のない芸人ユニット『Berry Better!!』でも振り付けを担当した、らねっとのAYUMI.というそうそうたる顔ぶれによる渾身のポップナンバーで、河野も「カッコよかった! 思っていた何倍ものクオリティ!」と太鼓判を押していました。作詞はkento fukaya自身が手掛け、ラップ部分は原田が担当したというウラ話も明かされました。
5人中1人がまさかの落選…!
重大発表はまだまだ続きます。「ZiDol(ズィードル)」という正式グループ名が発表され、デビュー曲のジャケット写真もお披露目されて、期待は高まるばかり。そんななか、正式メンバー発表の時がやってきました。
kento fukayaの「あなたたちは立派なアイドル」という言葉に5人全員がそろってデビューできる……と思いきや、「正式デビューできる人は4名です」という衝撃の発表が! 惜しくも選ばれなかったのは、最後までチューブが貰えなかった高見でした。
「the idol」プロジェクトが動き出した直後から、1人目のアイドル候補生として選出された高見が選ばれなかったという衝撃の番狂わせに、客席からはどよめきが起こります。kento fukayaからは、落選理由に「チューブ獲得数が0本だったこと」「ダンス稽古をサボってマクドナルドを食べていたこと」が挙げられました。
がっくり肩を落とす高見でしたが、救済措置として6月8日(水)の配信までに高見の追加オーディションを行い、そこで高見がファイナルチューブを獲得すれば正式メンバーに迎えられるとのこと。
1人目のアイドル候補生として長くこのプロジェクトに寄り添ってきた高見が、「オレだけ長くない!?」と疑問をぶつけると、kento fukayaから高見への期待値の高さ、そして「the idol」の今後の展開を予感させる言葉が贈られました。
高見の今後も気になるところですが、新たに発足するグループ「ZiDol」の今後の活動からも目が離せません。まずは、メンバーのブロマイドやkento fukayaによる『似非デレラ』ファーストテイクデータなどが手に入るクラウドファンディング第2弾が実施中。さらに『似非デレラ』が6月8日(水)0:00から配信されることが決定しました。
さらにさらに……『似非デレラ』が読売テレビの深夜バラエティ番組『浜ちゃんが!』の6~7月のエンディング曲に決定するなど、アイドルとして本格的に始動するというのです! 「ZiDol」の、そして高見の物語はまだまだ続きます。
『kento fukaya presents 「the idol」』は6月3日(金)19:15までオンラインで見逃し視聴できます(チケット販売は同日正午まで)。
FANYオンラインチケット(配信)はこちらから。