ここが変だよ「公職選挙法」! お茶はOK、コーヒーはNG!?『ガクテンソク奥田のGossip Times』vol.20

ガクテンソク奥田のGossip Times

国内外で噂されている、ニュース、芸能、オカルトなど、ウソかホントかわからない様々なゴシップを紹介。このコラムで是非『ゴシップ通』になってください。

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はじまりました、ガクテンソク奥田のGossip Times、今月もよろしくおねがいします。

出典: FANY マガジン
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今年の夏に行われるイベントといえば『参議院選挙』です。投開票日は7月10日と発表されていました。ちなみに、日本の投票率は世界194カ国中、堂々の139位です。

この数字をどう見るかは人それぞれで、

「日本人は政治に興味がないから選挙に行かないんだ!」

という人もいれば、

「日本人は生活に不満がないから選挙に行かないんだ!」

という人もいます。皆さんはどう思いますか?

まぁ、ややこしい話は専門家に任せて、今日はゴシップの目線で、日本を含めた『世界の選挙』をご紹介したいと思います。

出典: FANY マガジン
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1、ここが変だよ『公職選挙法』

『公職選挙法』というのは、簡単言うと選挙におけるルールです。その中には『選挙に出る側』が守らないといけないルールだけでなく、僕たち『投票する側』のルールも決められています。なので、違反すると投票する側にも罰則があるので、実は注意が必要なんです。

・お茶はOK、コーヒーはNG?

公職選挙法、第139条にはこう書かれています。
『何人も、選挙運動に関し、いかなる名義をもつてするを問わず、飲食物(湯茶及びこれに伴い通常用いられる程度の菓子を除く。)を提供することができない。』

堅苦しい書き方ですが、

『選挙に出る人は、選挙運動してくれてる人や応援してくれてる有権者に、飲食物を出すのは「買収行為」になるからダメ! けど、お茶とかちょっとしたお茶受けのお菓子ぐらいならいいよ!』

と書いています。で、お茶はオッケーって書いてるんですが、昔コーヒーはダメだったんです。お茶受けのお菓子も、おまんじゅうはオッケーで、ケーキはダメだったそうです。

「は? なんで?」

公職選挙法は1950年にできた法律で、過去に何度も改正は行われてきたものの、未だに実態とそぐわない点も数多くあって、これもまさにそれです。

昔の人にとって、コーヒーもケーキも『贅沢品』だったので、

「コーヒーとケーキ!? セレブかよ! そんな贅沢品でおもてなしなんて『買収』じゃねえか!」

ということだったわけです。

さすがに時代も変わってますから、今はコーヒーはオッケーになってます。しかしコーヒーのお供のケーキは今もダメらしいです。チョコパイもギリダメかもしれません。オレオはギリセーフかな?

・選挙運動は選挙期間中しかやっちゃダメ!

公職選挙法、第129条にはこう書かれています。

『選挙運動は、(中略)、することができない。』

ごめんなさい。長すぎて読む気が失せると思ったのでカットします。簡単にいうと

『選挙ごとに選挙運動期間が決められていて事前運動はダメ! 選挙運動やっていいのは、選挙の公示日(告示日)から投票日の前日までの間だけ!』

と書いています。この期間だけは、ビラを配ったり、街中を車で走り回りながら、

「ご声援ありがとうございます! ◯◯に清き一票をよろしくお願いします!」

という選挙運動をしていいんです。

けど、選挙期間中じゃなくても、駅で演説してる政治家さんがいたりしますよね?

しかし、厳密にいうとあれは

『政治活動』

になります。なので、自分の政治家としての思いを語ってアピールするのは、選挙期間中じゃなくても全然オッケーです。しかし演説の最後に

「だから! 次の選挙は私に投票してください!」

と付けたりすると、一気に選挙運動になってしまうので、公職選挙法違反となります。

ちなみにポスターも、選挙期間中に決まった場所にしか貼ってはいけないというルールがあるんですが、。街中にめっちゃ貼ってますよね? 普通の家の外とか、お店の中とか。めっちゃ選挙運動に見えるんですけど、実はよく見たら、ポスターの下の方のすみっこに

『◯月◯日、◯◯市民会館にて講演会』

って書いてるんです。それもめっちゃちっちゃく。イベントのポスターのフリをしているので、政治活動になるという話です。

ちなみにその講演会、日付がもう過ぎてて終わってたりします。

こういう、曖昧でグレーな部分が多いのが、日本の公職選挙法の特徴でもあります。

出典: FANY マガジン
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ちょっと気持ちもグレーになってしまったので、最後に楽しそうな海外の選挙をご紹介します。

・オーストラリア
投票所の周辺には屋台が並び、国民がイベントとして楽しんでいるそうです。その甲斐あってか、投票率はなんと90%超! ただ、正当な理由なく投票しなかった場合、20豪ドル(およそ1,900円)の罰金を支払わなければなりません。

・台湾
ポスターが超巨大で、ビルの壁面にデカデカと張り出されます。街中ではラッピングタクシーやバスが走り、爆竹や太鼓で派手な演出も。観光客が「あれ? なんかお祭り?」と勘違いするほどだそうです。

・インド
インドでは選挙活動に細かい規制がなく、選挙活動は、識字率の問題もあって、政党のシンボルマークが描かれたプラカードやのぼり旗を掲げることが多い。候補者の集会では音楽部隊、政党カラーの自転車や三輪バイク、馬車などがパレードを行うそうです。もはや『フェス』です。

こうやって見ちゃうと、日本の選挙って地味ですね。政治のことを『まつりごと』って読んでた時代もあるんだし、もっとフェス感を出していけば、投票率も上がるかもしれませんね。

出典: FANY マガジン
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