1200席即完!! レインボーが鈴木おさむと初タッグで“2種類”の単独ライブ! 「2人だけでは絶対にたどり着かない場所に来ている」

テレビ・劇場・YouTubeなどで、いま飛ぶ鳥を落とす勢いのレインボー(ジャンボたかお・池田直人)が6月11日(土)、12日(日)の2日間、“2種類”の単独公演を東京・よしもと有楽町シアターで開催します。今回のライブの構成に迎えたのは、人気放送作家の鈴木おさむ氏。レインボーの代名詞である“恋愛ネタ”を発展させた『スーパーロマンティック』と、ロマンチック以外で展開する『ノットロマンティック』の2部構成という新しい試みの狙いはなんなのか――本番を控える2人に話を聞きました!

出典: FANY マガジン
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鈴木氏がMCを務める若手芸人発掘番組『冗談騎士』(BSフジ)で共演していた“夢のタッグ”が、史上最高の単独公演に挑戦します。鈴木氏が構成に入ることで生まれたテーマが真逆の2種類の公演は、2日間で計6ステージ。それぞれ、いつもとは違った一面のレインボーを観ることができます。

人気作家とのコラボで成長を実感

――今回、なぜ鈴木さんに構成をお願いすることになったのか、その経緯を教えてください。

池田 もともとは『冗談騎士』で、おさむさんの前でユニットコントをしていたんですけど、そのときから「レインボーいいね」とおっしゃってくれていて。

ジャンボ 決定打になったのが、オレが前に付き合っていた彼女です。おさむさんと知り合いで、3人で食事へ行くことになったんですけど、そのときに、彼女が「ちょっと、おさむさん。ウチの彼氏とライブやってくださいよ〜」ってグイグイ押したら了承してくれて。すぐに池ちゃんに「おさむさんとライブをやらせてもらうことになったぞ!」って報告しました。その彼女とは、この単独公演の約束を置き土産に別れてしまいました。

出典: FANY マガジン
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――鈴木さんと言えば、2人が子どものころから活躍している超人気作家ですが、もともとどんな印象を持っていましたか?

ジャンボ 自分はテレビオタクだったんで、むかしからおさむさんのインタビュー記事を読んだり、ラジオ出演されていたのを聴いたりしていました。バラエティはもちろん、『人にやさしく』(フジテレビ系/2002年)などのドラマでも脚本を担当されて高視聴率をとるし、天才作家ですよね。常に新しいことをやられているイメージです。

池田 日本の放送作家でトップクラスに入る方。僕らも『冗談騎士』でネタを観ていただいていたので、先生のように思っています。

――今回のライブでは、どういった関わり方をしているんでしょうか。

池田 そもそも今回、2部構成を提案してくださったのも、おさむさんなんですよ。

ジャンボ ネタの順番決めからガッツリ絡んでいただいています。ネタの台本も送っているんですけど、おさむさんが赤ペン先生みたいにアドバイスをくださって。われわれなんかでは絶対に出ないアイディアを出してくださいますし、本当にレベルアップしていると実感しています。じつはこのあと、5時間くらい時間をとって、ネタを見ていただく予定です。

池田 ありがたいです。あと、アイドリングトークで、むかしのテレビの話とか、むかしの吉本のマネージャーさんの話とか、いろいろ織り交ぜてくれるんですけど、その話もめっちゃオモロくて……。もっと聞きたくなります。

ジャンボ テレビオタクの僕としては、むしろその話題を伸ばそうとしてますもん。

出典: FANY マガジン
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――(笑)。緊張感はありつつも、楽しく鈴木さんとライブを作っている様子ですね。

池田 おさむさんが僕らのネタを(添削して)返してくださったときに、「絶対あったほうがええやん」みたいなフレーズとか、必要なところを足してくださるとか、2人だけでは絶対にたどり着かない場所に来ているなって思います。

ジャンボ (レインボーのネタ作りとして)主にお互いコントを作る担当を決めて、そのあと2人で詰める感じだったので、(第三者の)ボスがいるとぜんぜん違いますね。

――鈴木さんを構成に迎えるにあたって、目指すところは?

ジャンボ いまの若手が、おさむさんとライブをやる機会なんてほとんどないと思うんです。とにかく、いろんなものを吸収したいなって気持ちです。

池田 スキルアップですね。“学ばせてください!”って感じです。

往年の人気ドラマを見返した

――「スーパーロマンティック」「ノットロマンティック」は、どんな公演になるんでしょうか?

ジャンボ 「スーパー」は基本、恋愛のイメージで作っていて、「ノット」は恋愛も含んでいる場合もあるけど、幅広く作っていくイメージです。

――ジャンボさんは、公演にあたって“ある準備”をしたのだとか。

ジャンボ 「スーパー」のために(フジテレビの往年の人気ドラマ)『やまとなでしこ』『東京ラブストーリー』『王様のレストラン』を見返しました。たとえば、『王様のレストラン』だと、子どものころ、ただの台詞として流れていたものが、“こんなオシャレな台詞だったんだ!”とか、“ここがいちばんホロっとくるところだったんかい!”っていう発見がありましたね。

出典: FANY マガジン
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――池田さんは何か準備したことはありますか?

池田 僕、ABEMAの恋愛観察バラエティを超観ているんですよ。1人の女の子が恋をしてフラれるまでや、恋が成立するまで……をここ3カ月で30人くらい目にしたので、いろんな女の子・いろんな恋愛パターンを吸収できているなって思います。

――今回の単独で複数の新作ネタを書き下ろしたそうですね。ふだん、ネタの着想はどこから得ているんですか?

ジャンボ オレは、モロにそのとき影響を受けたものですね。この間、池ちゃんと先輩の結婚式に行ったんですけど、すごくいい式で、それ終わりに結婚式関連のネタを1本作った……みたいなことがあります。

池田 僕は“これが作りたい”と思ったら、そのテーマに関連する音楽を聴いたりします。曲を聴いて入り込むみたいな。

ジャンボ ちょっとカッコつけすぎじゃない?

池田 マジなのよ!

ジャンボ マジならしょうがないか。でもさ、真実だけどキモいことってあるじゃん。

池田 じゃあ、バカリズムさんが言っていると思え。

ジャンボ でも、レインボーの池田だからな〜。

――(笑)。年に1回のペースで単独ライブをしていますが、今回に関しては、賞レースが念頭にあるのか、いまのレインボーの現在地をお客さんに観ていただく気持ちが強いのか、どちらですか?

ジャンボ 今回の単独は、賞レースのためにというよりは、いいものにしたいという意識ですね。

池田 そのなかでも賞レースに出せるようなネタができたらラッキーやな、とは思っています。

出典: FANY マガジン
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ジャンボ ギューギューのスケジュールが嫌なんで、(今回の公演をするにあたって)仕事をだいぶ減らしたんですよ。本当に気が楽です。

池田 体調管理もありますしね。気持ち的にいいなとは思います。

――おふたりは『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)をはじめ、テレビでコントをする機会も多いと思います。劇場とは違ったアプローチでネタを披露してみて、得たものはありますか?

池田 テレビのおかげでウケるようになったコントもあって。『クセスゴ』でやっているカメラのネタも、劇場でやっていたときよりもテレビでやったほうが視聴者さんの反応もいいんですよ。顔をアップにしていただくとか、横から撮っていただくとか、いろんなカメラワークを考えてくださっていて、テレビのおかげで、ネタの面白い部分を引き出せているのかなって思います。

ジャンボ オレらの師匠的な存在の水口(健司)ディレクターには、めちゃくちゃお世話になっていて。その人から得たものはいろいろあったと思います。2人だけで詰めるよりも、第三者の意見を取り入れることで、ネタが変わっていくさまを実感できました。

――現在、YouTubeチャンネルは登録者数55万人超え(2022年5月時点)。1テーマで10分ほどのコントをしていますが、こちらも得るものが大きいのでは?

池田 やっていて楽しいですね。

ジャンボ 僕らはもちろん、作家さんもネタ出ししてくれますし、劇場では難しいけどYouTubeだったらできる、ということをやる場合もあります。

出典: FANY マガジン
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――アドリブなんですか?

ジャンボ ほとんどそうですね。アドリブじゃなかったら、ぜんぶ同じような話になっちゃうと思うんですよ。アドリブだからぜんぶ違う結末になっているんだろうなと思っています。

――レインボーのネタを楽しもうと思った場合、まずは劇場とYouTubeのどちらがいいとか、おすすめの楽しみ方はありますか?

ジャンボ 劇場とYouTubeではだいぶ毛色が違うんで、YouTubeが大好きで劇場にいらしてくれたら、それはそれで“ぜんぜん違うじゃん。ジャンボ大暴れしてんな!”って楽しんでいただけると思います。

池田 (テレビ、YouTube、劇場と)いろんなところでやらせてもらっているんで、幅は広がっていると思います。

レインボーの「3つの夢」

――レインボーの“これから”について教えてください。

ジャンボ レインボーの夢・3本柱というものがございます。

池田 「キングオブコント優勝」「2人でラジオをやりたい」「全国ツアー」。この3つは相談したわけではなく、マジで共通している目標なんですよね。

出典: FANY マガジン
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――コント師として「キングオブコント優勝」や「全国ツアー」というのはわかるのですが、おふたりともラジオが好きなんですか?

池田 もともと2人が意気投合したきっかけもラジオなんですよ。『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)聴いてる話で盛り上がって。

ジャンボ 池ちゃんの影響で『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)を聴き始めたこともありました。

池田 いまのところラジオはゲストだけなので、ぜひレギュラー番組をやりたいですね。

――レギュラーを持つとしたら、どんな番組にしたいですか?

ジャンボ 池ちゃんって芸人のなかでも特に変なヤツなんで、リスナーの方が可愛がってくださるんじゃないかなって思います。ゲストで出させてもらった『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)とか、毎週出させてもらっている『競輪LIVE!チャリロトよしもと』(BSよしもと)とかでも、池ちゃんのキャラが大ウケなんですよ。

――最後に公演の見どころを教えてください。

ジャンボ われわれのコントはもちろん、おさむさんが作るライブの構成も楽しんでいただければと思います。2公演観ていただくのがおすすめです。もちろん、2本立てにしているのには理由がありますから。

池田 テレビのレインボー、YouTubeのレインボー、舞台のレインボー、ぜんぶが詰まっている感じなので、どのレインボーが好きな人でもぜったい楽しめる公演になっていると思います。

出典: FANY マガジン
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公演概要

レインボーライブ2022『スーパーロマンティック』『ノットロマンティック』
開催日時:2022年6月11日(土)~6月12日(日)
会場:よしもと有楽町シアター
出演:レインボー
構成:鈴木おさむ
会場:よしもと有楽町シアター
チケット:前売2,800円 配信1,800円(2公演セット券3,500円)

【6月11日(土)】
レインボーライブ2022『スーパーロマンティック』
開場17:30 開演18:00
レインボーライブ2022『ノットロマンティック』
開場19:30 開演20:00

【6月12日(日)】
レインボーライブ2022『スーパーロマンティック』
開場13:30 開演14:00/開場17:30 開演18:00
レインボーライブ2022『ノットロマンティック』
開場15:30 開演16:00/開場19:30 開演20:00

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