つぼみ大革命、歌に感動コントに爆笑…9人の“進化”を見せた全員悪人ワンマンライブ

6月5日（日）、つぼみ大革命が、東京・よしもと有楽町シアターにてワンマンライブ『つぼみ大劇場～出演者全員悪人～』を開催。有楽町シアターで初のワンマンとなる彼女たちが、歌にコントに大暴れしました。

大阪で結成し、東京と大阪を拠点に活動中のつぼみ大革命は、歌やダンスはもちろん、コントやお芝居などを取り入れたストーリー性のある独自のライブパフォーマンスが魅力の“新感覚コミックアイドル”。ハスキーボイス担当のリーダー・杉山優華（水色）をはじめ、妹担当の松下千紘（濃ピンク）、ツッコミ担当の吉岡久美子（青）、ビューティ担当のしより（赤）、爽やか担当の樋口みどりこ（緑）、ムードメーカー担当の恵梨華（黄色）、メルヘン担当の水森依音（紫）、癒し担当の糸原沙也加（薄ピンク）、イラスト担当の岡本りん（白）といった個性的な9人で編成されています。

つぼみ大革命は止まらない！

今回の『～出演者全員悪人～』は、2018年に大阪・YES THEATERで1度だけ開催されたライブの再演。当時、3時のヒロイン・福田麻貴が脚本・演出を務めており、まだつぼみ大革命に改名する前の“つぼみ”だった彼女たちが、3rdシングル『Dreamer』を発売した時期に行った公演です。

ライブは、楽曲とコントが楽しめる“つぼみ大革命ならでは”の構成に。1曲目の『妄想ダイアリー』からアクセル全開。9人の表現力豊かなダンスとキラキラした表情で、客席をトリコにしていきます。お客さんは、感染対策で声を出せずとも、サイリウムを持って応援する人や、体を揺らしてリズムに乗る人など、それぞれが彼女たちのパフォーマンスを堪能していました。

大盛り上がりの中、1曲目が終了。しかし、照明が暗くなったまま会場が明るくなりません。通常であれば、ここからMCや歌が始まるはず……何かトラブルが？メンバーも騒然となる中、あるメンバーに異変が！

なぜメンバーに悲劇が起こったのか。コントでは、時間を巻き戻して真相が明らかになっていくという展開に。そして『出演者全員悪人』のタイトルの意味がわかる血で血を洗う争いが巻き起こります！　そんな彼女たちが繰り出すやりとりに、会場も爆笑の渦となりました。

一方、パフォーマンスした楽曲は魅力的なものばかり。『正念場 DO DA』、『ノーテンキパラダイス』、『あなたに決めました』、『いつキスすんねん』など、2018年公演の再演ではあるものの、近年リリースした楽曲も含まれており、同ライブを観たことのあるファンも、そうでないファンも楽しめる構成となっていました。

同ライブから4年が経ち、その間に『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝出場、フルアルバム発売、つんく♂全面プロデュース『逆襲の YEAH！』をリリースするなど、数々の“経験”を踏んできたつぼみ大革命。同じ公演でも、まったく違ったライブに感じる彼女たちの“進化”が垣間見えたひとときとなりました。

ソイヤ初のセンター曲が爆誕！

本公演ではサプライズも盛りだくさん。まずは、ライブで初披露したミニアルバム『GOCHAMAZE』に収録されている『ちゅき♡らびゅ』のハードバージョン『ちゅき♡らびゅ～HARDver.～』の配信リリース（6月8日リリース）が決定したことを発表。

ヘッドバンギングを取り入れた激しいダンスと、キュートな原曲とは一転したデスボイスを取り入れた同曲。自分たちで会議をして作ったということもあり、吉岡は「本当にダウンロード少なかったら怒られるんでしてください！」とお願い。しよりも「全音源配信サービスからダウンロードしてください」と訴えました。

さらにもう1つお知らせが。新曲にして岡本初のセンター曲となる『JOYちむ』の配信リリースが決定（近日リリース予定）。通称“ソイヤ”こと岡本は「ラップしか言えていなかったヤツが（岡本は主にラップ担当）ついにちゃんとしたセンター曲！」と大喜び。タイトルの『JOYちむ』は、ソイヤから派生した呼び名“そいちむ”からインスパイアされたもの。すでにジャケットも完成しており、ライブ中に初公開されました。

モニターに映し出されたのは、ジャケットいっぱいに舌を出している岡本の顔！　

まさかのデザインに会場は大きな拍手と笑いで祝福。吉岡が「つぼみ史上、一番アップじゃない？」と述べると、杉山も「アイドルのジャケットって舌出してよかったっけ？」とツッコミ。岡本自身も「あと、矯正って隠さないの？」と歯の矯正を修正していない箇所を自らイジり、笑いを誘っていました。