千鳥の面白さの秘密、マンスリーよしもとのM-1グランプリ準決勝で敗退した時の答えにあった。

「マンスリーよしもと」という情報誌を知っていますか?
ここには、吉本のお笑いの歴史、いや、吉本のお笑いの歴史ということはつまりお笑い界全体の歴史、それがこの情報誌には詰まっていました。
そう。
吉本興業が毎月発行していた、その月の最新の吉本興業のお笑い事情をまとめた情報誌。
その「マンスリーよしもと」を題材に、ある芸人がその自分達の歴史を辿ると共にクイズ形式で振り返ったら?
面白いに決まってませんか?
そしてそれに挑むのが、今お笑い界で絶対の信頼と売れっ子街道ど真ん中の芸人だったら?
そう。
千鳥の登場です。
彼らの歴史をクイズで面白可笑しく振り返りながら、お笑い界の歴史を辿る、そんな体験どうですか?
もうそれは笑うしか無いのです。
この暗く陰ったコロナ禍の緊急事態宣言中のおうち時間の救世主。
千鳥劇場のはじまりはじまり。

千鳥の2人の見た目の変化に見る、売れっ子の見た目とは?

配信は、昔の写真いじりからスタート。
もう面白い。

出典: FANY マガジン

マンスリーよしもとから切り抜いた過去の写真を組み合わせて作ったバックのパネルセット。

出典: FANY マガジン

顔が全く違う。

出典: FANY マガジン

大悟さんは目が鋭くただ怖い。
面白い怖いではない。

そしてノブさんは優しさがない。
そこにやはり尖った鋭さが残る。
それが削ぎ落とされ削ぎ落とされ、磨かれ磨かれ、今の千鳥が出来上がった。

出典: FANY マガジン

これが東京の全国区の千鳥。
今現在である。

出典: FANY マガジン

それを解説するMCのネゴシックスことネゴちゃんの場面もある。
しかしMCがネゴちゃんなとこからもう面白い。
わたくしブロードキャスト!!吉村的には同期。
そんなネゴちゃんが大阪時代から可愛がって貰っていた先輩が、千鳥のお二人、特に大悟さん。
関係性からネゴちゃんがMCに選ばれたのがまる分かり。
なんせネゴちゃんがMCのキャラじゃ無いから。
でもそこにネゴちゃんがいる事で当時も思い出され、なおかつMCキャラじゃ無い出来なさをまた笑いにする、千鳥スタイルがここにある。
千鳥さんは、今や日本で知らない人はいない売れっ子さん。
そしてその千鳥さんと絡むだけで得しかない。
それで見いだされて売れていってる芸人多数。
昨今の5GAPもその1組。
そんな千鳥が、ただ売れっ子になった訳じゃない、きちんと大阪で知名度を上げ、東京で苦戦して、その中で掴んだお笑いスタイルで今の位置がある。
そのスタイルが確立した時、今の見た目の千鳥さんが出来上がる。
そんな事が分かる写真パネルでオープニングがスタートし、すでに配信が1時間予定の半分が過ぎていった。
そんな配信番組面白くないわけないですよね?
この時点で思うはずです。
この番組の配信チケット買って良かったって。

千鳥ヒストリーを辿ったらお笑い界の歴史が分かる!

baseよしもとのネタ見せで作家さんに言われた「お前らがやってる事はお客さんに~~してるのと一緒」。
ネタ見せとはそのライブに出る為のネタを見せて作家さんから合格が貰えれば出れると言うもの。
答えの前に。
もうお笑い好きの方からしたら懐かしくないですか? 
「baseよしもと」って響き。
そう、あのお笑いの聖地大阪のなんばグランド花月の前にあった若手の吉本の劇場。
そこには、もうFUJIWARA、シャンプーハット、陣内智則、バッファロー吾郎、テンダラー、サバンナ、フットボールアワー、チュートリアル、ブラックマヨネーズ、、もうあげきれません! 
そこの下の方にまだいた千鳥さん。
そこからのちに今のように天下を取っていくわけですが。
そんな千鳥がマンスリーよしもとの記事に初めて載った2003年からマンスリーが終わる2009年までの全ての記事の中からクイズ形式で答えていくと言うもの。
それはもう面白いに決まってますやん。
すいません急に口調変わって。
でも絶対そうですやん。
だってその千鳥の歴史がお笑い界の歴史でありそれを先程のbaseよしもとという懐かしトークで振り返りながら辿れて、なおかつクイズで千鳥のお二人が面白くする。
最高でしょ? 
だから絶対の配信番組なんです! 
そしてクイズは一問目から始まり、時間が大幅にオーバーして終わります。
そしてこの問題は・・・・・・
実はクイズの中にありません。
お二人の昔のエピソードを話してるポロッと話した内容の一つを勝手に問題にしたものです。
これ、答え分かりますか? 
答えは・・・・・・

「お前らがやってる事はお客さんにうんこ投げてるのと一緒。」

作家さんも面白い。
こんな事が普通にあって、もちろんネタ見せで落とされたと。
千鳥のお二人が終始話してる内容は。
自分達は本当に尖ってたくせに落ちまくったとかダサかったとか過去の自分達をイジりまくる内容。
そこに僕は、それがあったからこそ今の千鳥が生まれた、そこに絶対の自信とまだまだですのスタンスが共存していて、これが絶対の信頼で笑えるのだろうなぁと思いました。

「笑いの金メダルで~~がネタをやってドッカンドッカンウケてる後ろで2人してこうやって睨んでた。」

もうヤバくないですか?
「笑いの金メダル」というワード。
クイズに付随するトークで飛び出す懐かしワードがお笑いファンは歓喜だと思います。
これもクイズではなくトークでの一幕。
これの答えは・・・・・・

「笑いの金メダルでヒロシがネタをやってドッカンドッカンウケてる後ろで2人してこうやって睨んでた。」

2人が話してるからきちんと面白い。
そしてでてくるワードの芸人もさん達もみんな面白く見える。
それが千鳥マジックだなと思わされます。
この2人と絡むと絶対得しかないのです。
クイズは全部で7問。
全部にきちんと面白エピソードがあって。
クイズをザッと並べると例えば・・・・・・

出典: FANY マガジン

大悟が嫌だったノブの変化とは?
あとは、
バッファローファミリーの新年会飲みで・・・・・・
R-1ぐらんぷり取った中山功太の・・・・・・
スペイン語会話の番組の笑い飯の哲夫が・・・・・・
のような。
ワードだけでワクワクしません?
もう面白いでしょこれだけで。
絶対見て下さい!

「千鳥ノブがbaseよしもとのオーディションを受けようと思った理由は?」

出典: FANY マガジン

これは、クイズの中の一つです。
一つだけ出しときます。
これ、何だと思いますか?
千鳥の2人はワッハ上方でやっていて。
若者に人気でキャーキャーだったbaseよしもとの方にオーディションで出ようとした時のお話の記事。
これ、本当に最高に笑いました。
なんだか分かりますか?

出典: FANY マガジン

千鳥のお二人もこれはヤバい匂いがすると大笑いしながら答えます。
お二人の回答はこちら。

大悟さん「下がにぎやかにやってたから」

ノブさん「下が楽しそうにやってたから」

爆笑。
答えがほぼ似てて方向性が一緒。
つまり、baseよしもとという若者にキャーキャー言われてる若手のNON STYLEやらに本格派の千鳥が参戦しましょうか?のような当時の自分達の痛さを答えとして出している。
そしてbaseよしもといくけど自分らがズルズルにスベっていたと。
面白すぎるでしょ?
ちなみに答えは・・・・・・
大悟さんの正解。
この辺りはクイズの答えの面白さもさることながら。
2人のすべり倒したウケない暗黒時代。
尖りまくってたイタイ過去の自分達への大イジリ。
それが炸裂しまくってて最高です。
これは配信を見てご確認下さい!

まとめ
千鳥の2人がただクイズに答える。
それだけでこんなに笑えて、こんなにお笑いの歴史を辿れるのかと。
見終わった後の満足感は半端じゃないです。
僕もただのお笑いファンから芸人を志し、今も芸人をやってる者として当時を思い出し高揚感に包まれました。
そして改めて千鳥の2人の凄さを知りました。
特に、クイズ以外のトークの部分での膨らましでこんなにも面白くなるものかと感動します。
「千鳥ノブがbaseよしもとのオーディションを受けようと思った理由は?」
この答えのノブさんの「にぎやかにやってたから」というイジるには最高すぎる答え。
ただそこには、クイズになっていないその後にスタッフさんから差し込まれた「にぎやかにやってたからノブさん発言」よりその発言を受けての大悟さんのインタビュー記事が激ヤバで面白いです!
これはもう絶対そこを見て下さい!
そして最後の問題に。
「2009年M-1グランプリ準決勝で敗退した千鳥の2人がたどり着いた答えは?」
この答えを作り続けてるからこそ今の千鳥があるのだなぁと思いました。
これもまた配信で是非。
過去の自分達もイジリ倒し、今の自分達ですらネタにしまくる、そんな最強の芸人、千鳥の真骨頂を配信でとくとお楽しみ下さい!
思ってる以上に本人達「にぎやか」にやってますんで。

「千鳥の少しでもおウチで笑ってもらおう生配信~千鳥ヒストリークイズSHOW~」は5月8日(土)21:00まで見逃し視聴やっています。

配信概要

「千鳥の少しでもおウチで笑ってもらおう生配信~千鳥ヒストリークイズSHOW~」
5月8日(土)21:00まで見逃し視聴できます。

配信の様子はここから少しだけご覧になれます。