千葉市美浜区の「幕張の浜」で、7月2日(土)にイオンモール幕張新都心が主催する「幕張の浜 ビーチクリーン活動」が行われ、地域住民、芸人、アーティスト、プロサーファー、イオン従業員ら約200人が浜辺のゴミ拾いをしました。参加メンバーは西川のりお、千原せいじ、ぼる塾(きりやはるか、あんり、田辺智加)、Everybody(タクトOK!!、かわなみchoy?)ら吉本芸人軍団に加え、歌謡曲歌手の新浜レオンと、プロサーファーの野呂玲花。MCをキクチウソツカナイ。が務め、美しい浜を守るためにみんなで力を合わせました。
幕張の浜に200人集結
昨年に引き続き2回目の開催となった「幕張の浜 ビーチクリーン活動」。この取り組みは、イオンモール幕張新都心、イオン株式会社が中心となって、世界の海に1億5000万トン漂っているといわれる「海洋プラスチックゴミ」について、参加者一人ひとりが考えることを目的としています。
イベントでは、まず新浜レオンがビーチクリーン活動への意気込みをこう語りました。
「僕は千葉県の白井市出身で、芸名も千葉県が美しい海浜に囲まれていることから新浜になりました。まさに今日のイベントにふさわしい人間だと思っています。この幕張の浜も子どものころから何度も来ているので、少しでも力になれるように“がんばレオン”でいきます!」
また、ぼる塾も砂浜を前にして、やる気満々の様子。はるかは動きやすい半ズボンで参加して「なんで、みんな長ズボンなんですか。汚れますよ」と、まわりのメンバーに喝を入れます。
一方、相方のあんりは「田辺さんがキレイですから、今日は海もキレイになると思います」と自信ありげに宣言。田辺がお決まりの「まあねー」で返して、集まった参加者を笑わせていました。
地球へのクリティカルヒットを阻止する!?
さっそく浜辺の清掃活動がスタートします。
Everybodyのかわなみは、浜に降りてすぐに「一見、ゴミがなさそうに見えたけど、近くで見たら細かいのがある……」と驚いた様子。相方のタクトも細かいゴミを熱心に拾いながら、こう力を込めます。
「日常から気になったらゴミを拾うようにしていたけど、より気にしないとダメだなと思いました。このままだと地球に“クリティカルヒット”してしまう。みんなで地球のクリティカルヒットを阻止したい」
また、ふだんから身の回りの清掃に力を入れているという西川のりおは、「こういうゴミも温暖化に関係があるんでしょうね」と環境問題に思いをめぐらした様子。「お笑いは、人の気持ちを熱くするけど、涼しくするならゴミ問題をやらないかんね。若手芸人でも整理整頓しないやつが多いから、ものの片づけ方を教えなきゃね」と一つひとつのゴミを丁寧に拾いながら、力強く語っていました。
昨年に続いて2年連続の参加となった千原せいじは、「海洋プラゴミとは関係ないかもしれんけど……」と前置きしつつ、ガーナでロケした時に現地の人から言われたという話を真面目な表情で語ります。
「ガーナは開発途上国だから、日本や欧米がたくさんの洋服や靴や鍋なんかを送ってくると。でも、それは新品じゃなくて中古で、ほとんど使えないものらしいんですよ。自分にとってのゴミは、発展途上国の人にとってもゴミ。ええことしているように見えて、じつは全然いいことでないこともあるんやって、びっくりしました。ゴミを燃やすエネルギーがガーナの負担になっているって、ガーナの人から言うといてくれって頼まれたから、いま言うときます」
「日本でもトップレベルのきれいなビーチ」
こうして、20分間に及ぶビーチクリーン活動は終了。参加者たちの前に10袋に及ぶゴミ袋が集まりました。
動き回って額に汗を浮かべた西川のりおは「ゴミは思っていたよりも少なかった。こんなきれいな海はハワイのワイキキビーチ以来、久しぶりに見た。日本でもトップレベルにきれいなビーチになっている」と、日ごろのボランティアや地域住民の努力を称えます。昨年も参加したプロサーファーの野呂も、「去年と比べると、細かいゴミはまだあるけど目立つようなゴミは少なくなっていて、すごく嬉しかった」と喜びの表情を浮かべていました。
また、イベントではこんな出来事も――。ゴミ拾いの感想について新浜が「ぼる塾さんと一緒にゴミ拾いをして絆が深まった」と報告すると、あんりが「田辺さんが、ゴミを拾いながらずっとレオン君の後をついて行ってた」と田辺の“ストーカー疑惑”を報告。田辺も「占い師に“夏に出会う”って言われてたんですけど、今日だなと思いました」と語りだし、会場を大笑いさせていました。
こうして、幕張の浜をきれいにする活動は終了。イベント終了後にはイオン環境・社会貢献部の鈴木隆博部長が、イベントを総括してこう話しました。
「参加された方たちが、楽しそうにゴミを拾っている様子が印象的でした。こういう活動は明るくやるものですし、吉本興業さんと毎回、コラボできるのが嬉しく思っています。今後も大きな活動になっていくと思いますし、我々としては参加者の皆さんの気持ちをきちんと後押しできるようにイベントを支えていきたいと思います」