お笑い芸人×アーティストによる笑いと音楽の融合ライブの第2弾、『Laugh&Peace Music Live ロコディ★ニッ社★マユリカと擬音を鳴らすやつらVol.2~四星球~』が、6月25日(土)に京都・よしもと祇園花月で開かれました。出演したのはロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカ、そして徳島発のコミックバンド・四星球の4組。音楽はもちろん、ネタあり、新喜劇とのコラボありと盛りだくさんなライブに会場が沸きました。
まずは新喜劇と異色コラボ!
ステージに吉本新喜劇座長の酒井藍が現れると、さっそく本日限りの新喜劇「藍ちゃんは四星球にアイウオンチュー!?」がスタート。酒井座長のおなじみのギャグに、満員の会場から笑いと拍手が起こります。
とそこに、四星球のメンバーたちが“ユニフォーム”のハッピにブリーフ姿で登場! さらに拍手が大きくなるなか、北島康雄(Vo)、U太(Ba)、まさやん(Gt)、モリス(Dr)のメンバー4人が新喜劇座員と一緒に大騒ぎを始めます。
座長のボケでしっかりとコケを披露したり、U太が「ひとりだけ芝居のテイストが違う」とツッコまれたり、モリスが単独でギャグを披露したり……と会場を大いに沸かせました。
その勢いで、新喜劇のセットのままステージに突入! 1曲目の『運動会やりたい(short ver.)』では、会場を紅組と白組に分け、玉入れやモモ上げなどで対決。用意した小道具も使いつつ、観客とステージを一体にします。
「祇園花月でやれるなんて、こんなうれしいことはない。しかも、四星球は新喜劇の中にいます!」
北島がそう叫ぶと、会場も拍手でレスポンス。「20年歌ってきた」という『クラーク博士と僕』を披露すると、北島の首フラフープ、まさやんのギター投げパフォーマンスも飛び出し、さらに盛り上がっていきます。
続く新曲『UMA WITH A MISSION』では、まさやんがリードボーカルを担当。そして、「どうしても今日、歌いたかった曲」と紹介したバラード『アナザーストーリー』から『世明け』『妖怪泣き笑い』とスパートをかけていきます。
「ライブハウスにもまた見に来てください! 7月にはなんばHatch(大阪)でライブもありますんで!」
こうアピールすると、ラストの『薬草』へ。観客も腕を振り上げ、手を叩いてレスポンス。ライブ後には酒井座長も「カッコよかった!」と大絶賛していました。
たたみ掛けるネタに大爆笑の会場!
後半戦はネタの時間。マユリカ(阪本、中谷)は「結婚式」をテーマにしたネタを披露し、テンポのいいやりとりでしっかりと盛り上げました。
続いてはロングコートダディ(堂前透、兎)。“兎がカッコいいと思う職業”を設定にスタートしますが、兎の思いとは完全に違った方向へ進んでいく展開に会場は爆笑。次々とたたみ掛けられるネタに笑いが止まりません。
ラストはニッポンの社長(辻、ケツ)です。辻が観客にネタを選んでほしいと、3つのタイトルを発表。会場の拍手の多さでネタが決まると、出てくるところからやり直し。飲み会にやってくるメンバーをめぐるやりとりで笑わせました。
フリートークで意外な展開も!?
四星球、マユリカ、ロングコートダディ、ニッポンの社長の4組によるトークコーナーでは、まず堂前が、今回のお笑い3組が出演した理由を説明します。じつは堂前がベース、辻がギター、阪本が“カリスマボーカル(本人談)”という本気の芸人バンド「ジュースごくごく倶楽部」を組んでいるから、ということで、バンドの紹介VTRが流されました。
「本業以外のやってみたい仕事」というテーマでは、北島が「仕事じゃないけど」と前置きしつつ、『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』(日本テレビ系)を挙げます。ケツと中谷は「アイドル活動」と言い、YouTubeですでに企画を始めていることを明かすと、声をそろえて「楽しいです!」と笑顔。
案の定、この場でやらされることになった2人は、最初は嫌がりつつも、しっかりとダンスと歌を披露。なぜかそこに兎も乱入してコラボステージが繰り広げられ、会場は爆笑となります。……と、ここで早くもエンディングのBGMが。トークコーナーのあまりの短さに驚きつつ、最後はみんなでまたコラボすることを約束していました。