ブッダ本発売の笑い飯・哲夫が京都最古の禅寺・建仁寺で 一日消防署長「朝からお腹にガスがたまっていて…」

仏教に関する著作を多く発表している笑い飯・哲夫が、7月12日(火)に京都市消防局・東山消防署の「一日消防署長」に就任し、京都最古の禅寺・建仁寺での合同消防訓練などに参加しました。7月26日(火)に新刊『ブッダの一生』(ヨシモトブックス)の発売を控えた哲夫は、文化財の防火や保護の大切さについて笑いを交えながら訴えました。

出典: FANY マガジン
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ヘルメット姿の哲夫が消防訓練に参加

7月12日(火)〜18日(月)の間、京都市消防局では「夏の文化財防火運動」を実施しています。その一環として「一日署長」となった哲夫は制服に身を包み、東山消防署での委嘱状交付式に臨みました。

同署の西田誠署長から委嘱状を受け取った哲夫は「いまでもなんで僕なんかが、こんな大役を任せていただけるのかなというのがハテナ」と首をかしげながら、「仏教マニアとして、仏教本を出させてもらっているご縁かなと思っている」と自分なりに解釈していました。

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哲夫はその後、建仁寺で開かれた合同消防訓練にも参加。ヘルメット姿の哲夫が「訓練開始!」の声と同時に赤旗を振り下ろすと、火災が起きたという設定で訓練がスタートします。建仁寺自衛消防隊、文化財市民レスキュー、消防団、消防隊が放水銃などを使った消火や、仏像搬出などの訓練を行いました。

建仁寺の奥村紹仲・宗務総長が「文化財を預かる者として無事に後世に伝えるため、日々、消防・防火の意識をしている」と気を引き締めると、哲夫も「キビキビした訓練に感動した。たくさんの人たちの力が合わさると消火できるんだなと思った」と参加者たちの動きを称賛。

ここから「朝起きてからお腹にガスがたまっていたけど、引火しやすいものは放出すべきではないとガマンした」とひとボケすると、最後は「素敵な訓練を見させていただいて、ありがとうございました」と感謝を伝えました。

出典: FANY マガジン
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建仁寺でトークが止まらず

その後、境内の重要文化財「方丈」で、奥村宗務総長と哲夫の“文化財防火対談”がスタート。まずはコーディネーターを務めた西田署長から、73年前に起きた奈良県の法隆寺金堂の火災で国宝が焼損したことを契機として、1955年に文化財防火デーが定められたことや、京都市消防局が年2回、文化財防火運動を実施していることなどが伝えられました。

哲夫は、臨済宗建仁寺派の大本山である建仁寺を開創した栄西禅師の話に絡めて、自身が学生時代に茶道部に入っていたことや、初めて見たという国宝「風神雷神図屏風」の感想、さらに「十一面観音像」について「かごめかごめ」と結びつけた独自の解釈を披露。そこから「消防訓練で改めて水の力を感じた」と話すと、今度は陰陽五行について語るなど、トークの勢いが止まりません。

出典: FANY マガジン
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最後に哲夫は、「自分たちの世代で文化財を未来に受け継げないのは、いちばんの大罪。先人の努力を引き継いで、子どもたちにも教えて、よりよい文化財を後世まで伝えていきたい」と力を込めました。

本を書くと「新たな知識欲が沸く」

一日消防署長を終えた哲夫は改めて、「身近なところで消防隊員らの訓練を見て、その迅速さに安心させてもらった」と振り返ります。哲夫自身は「めちゃくちゃ防火マニア」で、家を出る前にも病的なほど火の元を確認しているとのこと。タバコの火についても「誰よりもしぶとく見てる」そうで、最近は「水をためていない灰皿にムカついているほど」と明かしました。

一方、新刊『ブッダの一生』は、哲夫にとって8冊目の著書。本を書くために勉強すると、「そこからまた知識欲が生まれて、これも知りたい、これも知りたいとなる。知れば知るほど知らないことが増える」と熱く語ります。

内容は「手塚治虫さんの『ブッダ』という作品を文字にした感じ」で、子どもにも読みやすいテイストにしたとのこと。「文字を読めるようになった子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで読んでもらいたい」と期待を込めました。

出典: FANY マガジン
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書籍概要

『ブッダの一生-カネも妻も子も手放して仏教をつくったスゴい人-』
著者:笑い飯・哲夫
装画・挿入画:和田ラヂヲ
発売:7月26日(火)
定価:本体1,400円+税
頁数:240ページ(仮)
発行:ヨシモトブックス
発売:株式会社ワニブックス

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