京都・よしもと祇園花月が7月に11周年を迎えたことを記念して、7月17日(日)に「祇園お笑い祭り!」が開催されました。この日は、1日で4種類の公演が実施される豪華ラインナップで、ミルクボーイを始め、京都出身の兄弟コンビ・ミキ(昴生は休演)ら人気芸人が多数出演。さらに関西の大学生芸人もステージに立ち、当日は山鉾巡行が行われた“本家”の祇園祭に負けない盛り上がりを見せました。
この日の4公演は、ギャロップやガクテンソク、相席スタートといった人気芸人が勢揃いした「京の寄席〜文月編〜」、人気コンビが競演する「祇園一会〜ミルクボーイ×ミキ〜」、10組以上の関西の学生コンビがネタを披露する「大学生夏のネタライブ!」、そして芸人たちがゲームで舞台を盛り上げる「祇園の城! 祝十一周年記念祭! 〜城はてんてこ舞いの巻〜」と、バリエーション豊かな並び。このなかから、今回は「祇園の城! 祝十一周年記念祭!」の模様をご紹介します!
なぜかタンクの本名が明かされる!?
舞台に登場したのは、ミサイルマン・岩部彰、ザ・プラン9・浅越ゴエ、金属バット(小林圭輔、友保隼平)、ミキ・亜生、そして今回、ミキ・昴生の代役として「もう1人別のお兄ちゃん」という設定のカベポスター・永見大吾、そして「番頭」として仕切り役を務めるシンクタンク・タンクの7人。タンクをのぞく6人がチームに分かれ、よしもと祇園花月11周年にちなんだ11種類の遊びをして、「祇園の城」の城主を決めるという企画です。
ちなみに「番頭」のタンクは、じつは退院したばかりの病み上がり。それにもかかわらず、ほかのメンバーにイジられまくり、今後の波乱が予想されるなかでゲームスタートです!
1つめの遊びは「しりとりたんくの巻」。2枚引いたカードに書かれた単語をいかに早く“しりとり”のなかで言えるかを競います。亜生&永見の“兄弟”チームが引いたのは「辻」「智之」の2枚。これを見たタンクは「オレの本名や」とポツリ。会場は爆笑に包まれます。
そしてゲームが進み、岩部・浅越チームがしりとり開始から19秒という好記録で見事勝利!……にもかかわらず、岩部・浅越チームを含めた全員が、点数についてタンクにクレーム! 結局、なぜか全チームが同点ということになり、その後も、メンバーの思い通りで点数は乱高下。タンクもこの状況を軌道修正しようとするもののまったく聞いてもらえず、その様子がまた客席の笑いを誘っていました。
「うつけもの」が「お漬物」!?
その後も、タンクが出題する問題に正解すれば勝利できる「たんくの気持ち」、全員がゆっくりと動きながら、クナイ(忍者が使う武器)でタンクを切った回数を競う「ゆっくりたんくの巻」などのゲームにチャレンジしますが、全員が仕切り役のタンクをイジり倒し、会場は爆笑です。
さらに、タンクが正解できるように5文字以下のヒントを出し合う「たんくに言わせましょう」では、「織田信長」という正解に対してメンバーから「本能寺」というヒントが出されると、タンクの答えは「変」、「武将」には「岩部」、さらに「うつけもの」を「お漬物」と聞き間違えて「なすび?」と答える始末。なかなか解答が出ないタンクの姿に、会場はさらに盛り上がります。
大根、おにぎり、3色だんごのうち、せり上がりからタンクがどれを持って出てくるかを当てる「せり上がりの巻」では、最初のせり上がりで岩部が大根、2回目は永見が大根と3色だんごをそれぞれ正解。そしてせり上がるときのタンクのポーズを当てるという難しいルールの3回目では、友保がまさかのイラストで大正解する奇跡も。
そしてラスト、1列に並んだメンバーが後ろ向きのタンクをハリセンで叩き、最後までタンクに当てられなかった者が勝利する「気配を消して大はりせんの巻」では、永見が見事勝利! 兄弟チームが優勝し、会場も大盛り上がりのなか、公演は終了しました。
よしもと祇園花月では、武将様の公演のほかにも特別公演がもりだくさん!
詳細は公式サイトから。